トンマナとは、「トーン&マナー」の略で、広告におけるデザインの一貫性を持たせることを指します。また、ブランドのイメージカラーとホームページのデザインカラーを合わせる必要があるなど、「トンマナ」は企業ブランディングにおいても重要です。

トンマナの役割

トンマナには、トンマナを守った広告やホームページを作ることによって、ユーザーに興味を抱かせる役割があります。また、あらかじめトンマナを決めて作業を進めることで、デザインなどが制作後に不採用になる確率が低くなるので、時間やコスト面においても非常に重要です。ユーザーも、広告やホームページトンマナが守られていることで、その情報を違和感なく受け入れることができるのです。

トンマナの決め方

ターゲットに合わせてトンマナを決めていくことが必要です。年齢や性別が異なれば、好む色や雰囲気も異なります。ターゲットのストレスにならないトンマナになるよう、充分検討することが重要です。

また、ホームページでは視覚の比重が大きくなります。ですから、色を統一するだけでもトンマナを合わせることができます。たとえば、あるブランドのホームページが赤を基調にしているにも関わらず、ロゴが黄色で広告が青だった場合、ユーザーはどう感じるでしょうか。同じブランドのものだと認識しづらくなるはずです。つまり、色を統一することでユーザーにブランドイメージを抱かせ、記憶に残りやすくなるのです。

色が人間に与えるイメージは非常に強いので、商品にとって適切な色を使うことも大切です。たとえば、病院は白を基調としています。これは、患者に清潔感のあるイメージを持たせるためです。もしも病院が赤を基調としていたら、その病院に行きたいとは思えないでしょう。適切な色を使うことで、商品の良さを引き出すことができるのです。

会話例

「文章は任せますが、トンマナは守ってください」
トンマナを決めてから制作を進めよう」