Web広告を出稿した経験のある方であれば、ランディングページの重要性はご存知かと思います。訪問者が求める情報をページに集約して、アクションを促すことでCVRの向上や離脱率の低下を狙うことができます。

費用をかけてでも成果を出したいという思いからランディングページを制作会社に依頼するところも多いようですが、その際に気になるのはやはり「価格」です。

今回はランディングページを制作会社に依頼する場合の相場について調査しました。

LPの改善と量産が自社でサクサク|ferret One

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直感的な操作でLPの修正・複製・公開まで自分で簡単にできます。さらに、問い合わせの管理や効果測定もできてPDCAが高速に回ります。

ランディングページ制作の相場感

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ランディングページの制作費用の相場を調べるため、下記の条件で独自に調査を実施しました。

調査概要
調査方法 ランディングページ 制作」などのキーワードで上位表示されている制作会社のスタンダードなプランを確認
調査期間 2018年7月5日時点
調査母数 制作会社100社

料金相場を10万円単位で4種類に分類しましたので、これからランディングページの制作を依頼しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1万円〜10万円:35%

この価格帯のものが全体の35%を占めていました。低価格帯では1万円〜5万円というものが全体の13%。安く作ってもらえる分、挿入できる画像素材の数に限りがあったり、修正に応じてもらえる回数が少なかったり、構成や原稿を依頼主の方で用意するという条件を各社設けているようです。デザイン・制作だけをお願いするケースもあります。

10万円〜20万円:18%

全体の18%がこの価格帯です。修正対応の手厚さやスピード、実績といった強みを前面に押し出しています。スマホ対応のページや、解析ツールを含めた値段の場合もあります。自社のリソースを割かずにランディングページの作成を依頼するということであれば、最低でもこれくらいの費用はかかるようです。

20万円以上:9%

20万円以上の価格帯が9%。その中には50万円を超える会社もありました。インターネット上では表立ったプロモーションをしていませんが、大手の代理店に制作を依頼した場合には、これくらいの価格になると思った方が良いでしょう。

掲載なし:38%

その他、ホームページに料金表を載せておらず、見積もりのお問い合わせを促しているものが38%ありました。

制作会社を選ぶ際の5つポイント

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1. デザインだけではなく実績にも注目する

会社のホームページに並んでいるきれいなランディングページだけを見て、制作会社を決めてしまうのは危険です。

ランディングページはお問い合わせや商品の販売など、成果を出すためのものなので、「カッコいい」「可愛い」といった印象ではなく、その会社に依頼して果たして成果が出るものを作ってくれるかという観点で考えるべきです。

成果の出るランディングページには、共通のパターンがあります。実績を多く出している制作会社はそれだけ自社で効果検証を重ね、成功のノウハウを蓄積していると言えるでしょう。

2. 自社と同じような商材・業界で成功事例がある

たとえ事例が多い制作会社でも、自社とまったく異なる業界の場合は注意が必要です。商材が違えばターゲットも違うため、成功ノウハウが通用しないケースがあります。

極端な例を挙げれば、化粧品や健康食品の販売ページを得意とする制作会社が、BtoB向けのセキュリティシステムのランディングページで同じように成果を出せるかは分かりません。

同業界の過去の実績をもとにキャッチコピーページレイアウトの方向性を提案してくれる会社は信頼ができます。

3. 価格だけを見て判断しない

Webマーケティングの担当者としては、なるべく費用をかけずに作成したいという気持ちは分かります。安く引き受けてくれる制作会社には、何かしらの理由があるものです。低価格で提供できる背景をきちんと確認した上で、依頼するようにしましょう。

低価格で提供できる理由の例

・作成するページの長さに応じて追加料金が発生する
・広告の運用プランも一緒になっている
・納品後のデザイン修正ができない
・ドメイン・サーバーが別料金

4. 自社のサービスやターゲットについて理解してくれる

たとえ低価格で制作でランディングページが作れたとしても、自社の強みやターゲットを理解した上でデザインや構成になっていなければ成果につながりません。制作前のヒアリングでその点を深掘りし、提案をしてくれるような担当者がいると安心です。

もし、社内に制作ができる人間がいない、という理由で制作会社に依頼するのであれば、HTMLCSSの知識がなくても使えるホームページ作成ツールを使い、商品の強みやお客様について理解している自社の人間で作成した方が成果が出る場合もあります。

5. 柔軟に対応してもらえるかどうか

依頼から修正、納品まで柔軟に対応してもらえるかという点も重要な要素です。追加費用を払ってでも納品を早めてもらいたい場合もあることでしょう。

マニュアル通りのコミュニケーションは依頼する側からするとストレスを感じるもの。打ち合わせの仕方も料金を左右する要素です。口コミやお客様の声などのコンテンツに目を通し、顧客対応に関する評価も確認するべきでしょう。

まとめ:価格だけで制作会社を選ぶのはやめましょう

ランディングページの制作費は会社によって10万円以上も異なります。単に価格やデザインだけを見て制作会社を選ぶのではなく、成果の出るランディングページを作ってくれそうか、必要に応じて相談に乗ってもらえるか、修正対応可能か、という視点で実績や口コミも併せて確認するべきです。

ランディングページCVRが低いと、かえって広告費が高くなってしまうため、価格面だけをみて制作会社を選ぶのはやめましょう。社内に制作できる人がいない、という理由で制作会社に依頼するということであれば、簡単にLPの修正や増産ができ、PDCAを回しやすいサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

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