見込み顧客(リード)を一元管理し、デジタルチャネルでのマーケティングを自動化するマーケティングオートメーション(MA)。様々な企業がツールやサービスを提供する中で、導入を進めている企業も多いでしょう。

しかし、MAツールは施策を元にしたスコアリングや、シナリオ作成作業が煩雑です。また、こうしたスコアリングやシナリオ作成に取り組もうとすると、コンサルティング会社に依頼するために費用面での課題が出てくるため「もっと簡単に安く試してみたい」と考えるマーケティングや営業担当者もいるでしょう。

今回はMtame株式会社が提供するMAツール「BowNow(バウナウ)」 が、バージョンアップに伴い、「無料」で使えるテンプレート機能を実装しました。煩雑な作業なく、マーケティングや営業など、部署間で横断して見込み顧客を一覧管理できる機能を中心に紹介します。

MAが使いこなせない理由

MAツールは国内外で様々な企業が提供していますが「機能が多すぎて、使いこなそうと思うとコンサルタントに依頼しなければいけない」など機能面、費用面に課題があります。
Bownowgraf.jpeg

Mtame株式会社が2018年10月に発表した調査で「あなたが、マーケティングオートメーションで難しい(使いこなせない)と感じる機能はなんですか」との設問に対し、1位が「シナリオ設計」で2位がスコアリングとの回答がありました。

スコアリングは、ホットリード獲得のためのページごとに「資料ダウンロード」「メールクリック数」などのポイント設定が調整できなかったり、加点減点の調整が難しいことが問題になります。

さらにシナリオ設計では、そもそも設計のノウハウがないことが前提でスタートするため、シナリオの改善や見直しなどの作業が発生します。作業が煩雑になるために、シナリオ設計やスコアリングを外部のコンサルティング会社に依頼する必要が出てきますが、そもそも高額な費用で導入したMAツールに高額なコンサルティング費用をかけることは中小企業では難しいでしょう。

そのため、機能を使いこなせないままにMAツールに疲れてしまう状況になってしまいます。

こうした課題を解決するために開発されたのがMAツール「Bow Now」です。

テンプレートで簡単管理 無料で使える「Bow Now」とは

image9.png

BowNowは「無料で始められ、スコアリングとシナリオ設計なしで成果が出せる」シンプルなMAツールです。BowNowを提供しているMtame社のクライアントはBtoBを対象とする中小企業です。中小企業は「担当者が1人」「小規模で人手、資金共に足りない」という状況の中で運用しています。BowNowはこうした悩みを解決するために開発されました。

BowNowは無料で以下のような機能が揃っています。

・リード登録機能(一括・個別)
・企業IP取得
・企業ごとのアクセス解析機能
・セグメントメール配信機能
・グラフィカルレポート生成機能
フォーム作成機能
・条件抽出機能
・ABM活動管理機能
・営業ダッシュボード機能
・個人ログ取得&閲覧機能
・会員限定コンテンツ管理機能

今回はその中でもABM活動管理機能をバージョンアップし、テンプレート化することで中小企業でWebサイトは持っているが、MAを導入していない、もしくは導入したけれど使いこなせていない企業向けのサービスです。

特に人手が少なく、見込み顧客(リード)の創出にも人手がさけていない企業の商談数増加に貢献するでしょう。

テンプレートで簡単管理

image5.png

新テンプレートでは、BowNowの顧客である2000社から抽出したデータを元に、見込み顧客のステータス移行条件を作成しました。見込み顧客のステータスを一覧で把握でき、自動で移行します。ツールを扱うことが苦手な営業担当者にも扱いやすい一覧性のあるテンプレートを提供しています。

スコアリングの必要なし!自動でホットリードがわかる

BowNowではWebサイトを訪問したユーザーのIPアドレスから企業名を判別し、どのような企業がWebサイトを訪問したかを把握できます。そのため、自動的にリードをリストアップできるのです。

煩雑な作業が必要な「シナリオ設計」や「スコアリング」の設定には、通常何ヵ月も必要になります。しかしテンプレートを利用すれば自動的にステータス分類され、「ホットリードが何件あるか」などがわかります。

今回のバージョンアップで一覧性が向上したテンプレートに自動で追加されることで、「確度が高い顧客」に適切に電話やメールでアプローチでき、商談化率を向上させることができます。

例えば、ステータスに応じた担当を決めておくことで、テレアポが必要なのか、訪問かメールなのかが一眼でわかり、もれなく商談を検討できるでしょう。また面倒なリード管理を自動化しているために、煩雑な作業はいりません。

BowNowの導入方法

BowNowの導入は以下の手順で登録できます。

image2.png
まずはログイン画面から仮登録します。

image6.png
次に仮登録を済ませた後にログインをして「トラッキングコード名」「ステータス設定」を決定します。ステータス設定はデフォルトで入力されていますが、自身で追記することもできます。グループ設定も確認した後、「登録」ボタンを押して確定しましょう。

image1.png
発行されたトラッキングIDをページに貼り付けます。

image3.png
リードや企業を登録することでテンプレートに「潜在」「アポ見込み」といったステータスごとに一覧で表示されます。

テンプレートを使ったアプローチ例

ITベンダーを例にとって使い方を見てみましょう。

MAツールで課題となるのがステータスとポテンシャルの関係です。例えば、ステータスのヨミがまだ低い顧客だとしてもポテンシャルが高ければ、営業が電話でサポートが必要になることでしょう。もしくはDMを送るなどのアプローチも検討できます。
image8.png

上記の例では、年商100億以上のポテンシャルが高い企業を「A」とすると、「顕在化ステータス」の企業には電話でのアプローチを、年商1億〜100億の企業にはマーケティング部から個別メールやDMを送るのアプローチを検討すると決めておくことで、部署間を跨いだ連携をとることができます。

最初の運用開始や成果をだす手前までの用途に非常に効果的と言えそうです。

まとめ:運用簡単なMAツールから試してみよう

BowNowはスコアリングやシナリオ設計などが作業なく、運用や導入のしやすさを揃えたMAツールです。従来はマーケティング部主導で使われていたMAツールも、より案件管理が簡単になっているという点でより営業よりのツールとみることができるでしょう。

「高機能すぎて使いこなせない」「ツールに費用がかけられない」と考えていた担当者もBowNowであれば使いこなすことができます。

まずはBowNowのWebページから無料で試してみてはいかがでしょうか。