今や多くの人が持っているスマートフォン。その中には沢山のアプリがインストールされています。では、2018年に一番インストールされたのはどのアプリでしょうか。

米調査会社のSensor Towerは4月9日(米国時間)、日本のスマートフォン向けアプリの2018年インストール数ランキングを発表しました。

2018年、日本で最もインストールされたアプリは「TikTok」

今回の調査でiOS向け「App Store」とAndroid向け「Google Play」を合わせた総合ランキング1位に輝いたのは「TikTok」で、およそ1200万ものインストールがなされました。総合2位はコミュニケーションツールの「LINE」、それに続いてバトルロイヤルゲームの「荒野行動」が3位にランクインしました。

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参考:
https://sensortower.com/blog/top-apps-japan-by-downloads-for-2018

動画共有アプリの台頭

総合1位のTikTokは、App Storeランキングで1位、Google Playランキングで2位にランクインしています。TikTokのダウンロード数は2017年に比べて3倍もの成長率となっています。

さらに、TikTokを運営する中国ByteDanceの動画アプリ「BuzzVideo」がGoogle Playランキングで9位に入っていることから、動画共有アプリが人気を博していることがわかります。

「荒野行動」や「PUPG Mobile」といったソーシャルゲームもランクイン

パソコンから移行された「荒野行動」や「PUPG Mobile」のようなソーシャルゲームがランクインしたのは、スマホの普及が若者にも及んでいることを示しています。自分でスマホを購入できない若者にもスマホが買い与えられ、スマホゲームで遊ぶようになったのが要因と言えます。そして、勝ち負けに関係なく「楽しい」と感じられるアプリが好評を得たのではないでしょうか。単に勝ち負けを争うのではなく、知り合いとともに楽しく、すべてのプレイヤーに楽しめる瞬間をもたらしているアプリが今回ランクインしたソーシャルゲームと言えそうです。

新鮮なコンテンツを提供できるアプリがランクイン

総合ランキング4位以下10位までを並べると、「スマートニュース」「Instagram」「Yahoo! JAPAN」「Spotify」「YouTube」「メルカリ」「AbemaTV」と続いています。ニュース系、音楽ストリーミングサービス、動画系などランキング入りしたアプリは多種多様です。しかし、これらのアプリに共通しているのは、アプリが提供しているのが「コンテンツの新鮮さ」です。

コンテンツマーケットの拡大により、「新しいコンテンツ」の市場は広がっています。この「新しいコンテンツ」をユーザーは求めています。その欲求に対応できているアプリがランクインしたのが、この2018年のアプリインストールランキングの結果と言えるでしょう。

調査方法
・集計期間 2018年1月1日~12月31日
・プリインストールアプリとサードパーティーのアプリストアからのインストール数は除外
・Sensor Tower独自のプラットフォームでユニークインストール数を集計

参考:[Top Apps in Japan for 2018 by Downloads]
(https://sensortower.com/blog/top-apps-japan-by-downloads-for-2018)