サイトやブログにコメントが寄せられるのは、執筆者として非常に喜ばしいことではありますが、サイトの運営者目線で見ると全てのコメントがサイトにとって好ましいコメントであるわけではありません。
自分のサイトに誘導するリンクをコメントで貼り付けられることや、スパムのようなコメントが大量に寄せられることもあるため、サイト運営者はコメントの管理も行う必要があると言えます。

また、Googleの公式見解として、ウェブマスターオフィスアワーでは「コメントをページの一部として見なすこともある」との発表もあったため、コメントは適切に管理すればSEOでも効果を期待することができます。

参考:
English Google Webmaster Central office-hours from December 13, 2019:blink

そこでこの記事では、WordPressでコメントを非表示(無効)にする方法をいくつかご紹介します。
SEOに悪影響がある可能性がある以上、不要なコメントが大量に寄せられてしまった時や、あらかじめコメントの管理をしておきたい方などは、ぜひ参考にしてください。

WordPressでコメント機能を非表示・無効にする方法

まず、WordPressでコメント機能を無効にする方法からご紹介します。

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コメント機能を無効にするには、「設定」>「ディスカッション」を選択し、「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを解除し変更を保存します。
これで今後投稿する新しい記事には、コメントを入力するフォームが非表示になり、コメントでいなくなります。

ただし、この方法では既存記事のコメントの入力フォームは表示されたまま、コメントも表示されたままですので、サイト全体のコメントを非表示にするには別の操作が必要になります。

WordPressで既存の記事のコメントを非表示・無効にする方法

続いては、既存の記事のコメントを無効にする方法をご紹介します。1記事ずつコメントの非表示にする方法と、一括で非表示にする方法がありますので、それぞれご紹介します。

1記事ずつ設定する方法

1記事ずつコメントの非表示・無効設定をするには、記事ごとに個別設定が必要になります。
「投稿」>「投稿一覧」から、コメントを非表示したい記事の「クイック編集」を選択、「コメントを許可」からチェックを外すとその記事のコメントは非表示になります。
記事の編集画面からディスカッション設定が行えるテーマもありますが、編集画面には表示されないテーマもありますので、クイック編集から非表示設定をするのが確実な方法です。

一括で設定する方法

全ての記事でコメントを非表示にしたい場合、上記の方法ではコメントを非表示にするだけでかなりの時間が必要になってしまいます。
そのため、コメントを全ての記事で非表示にするには、プラグインを使用しての一括操作がおすすめです。
ここでは「Disable Comment」というプラグインを使ったコメントの一括非表示の方法をご紹介します。

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まずは「プラグイン」>「新規追加」>「Disable Comment」>「今すぐインストール」>「有効化」の順番に操作し、プラグインをインストール、有効化します。

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設定にDisable Commentが追加されていますので、選択して進みます。

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「どこでも」を選ぶと全ての記事でコメントが一括非表示、「特定の投稿タイプ」では投稿・固定ページ・メディアの中からコメントを一括で非表示することができます。
これで既存記事のコメントを非表示にする設定が完了です。