人事労務ツール

テレワークの最大の壁とも言えるのが「人の管理」。目が行き届かない分、きちんと働いているのか、業務が進んでいるのかなどの確認がしにくくなり、マネジメントのハードルが上がるため、テレワーク適用に二の足を踏む企業も多いです。

こうした際に活用したいのが、オンラインの人事労務ツールです。オンライン上でタイムカードを押したり、タスク管理や進捗確認をしたりと、時間の共有や生産性の向上に活用できます。こうした人の管理の課題を解決することで、移動時間が削減できて効率化に繋がり、働き方改革にも貢献するでしょう。

TimeCrowd

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出典:TimeCrowd

「TimeCrowd」は業務効率化に活用できる時間管理ツール。データを記録することでチーム全体の業務時間を可視化し、そこから効率化に向けた業務の見直しを行うことで、生産性向上が期待できます。

とてもシンプルな見た目で、タイムトラッキングによりどこにどれだけ時間が使われているか一目でわかります。メンバーの稼働状況がわかる機能や、金額計算を自動化する単価計算、ChatworkやSlackなどとツール連携も可能。

ワンクリックでスタート・ストップを記録できたり、メンバーが記録したタスクがすぐに把握できたりとユーザビリティが高く、スマホからも操作できます。逐一確認しなくてもメンバーの動きがわかり、管理しやすくなるでしょう。

導入費用は、個人であれば無料。チームだと1人当たり月額500円でレポート機能が活用できます。
参考:TimeCrowd

ジョブカン

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出典:ジョブカン

「ジョブカン」はクラウド型の勤怠管理・シフト管理・有給管理を行うシステムで、オンライン上での勤怠管理が可能になります。メンバーの出勤や退勤の記録はもちろん、人事労務の手間になる打刻ミスの修正や残業時間の算出まで自動化できるため、一般的なタイムカードよりも効率的です。

有給休暇管理機能により、2019年4月から施行された有給休暇法令に対応しているのもポイント。有給申請状況や有休の取得日数、残日数などを一覧表示して自動計算し、有休を年5日以上取得できていないメンバーに自動でメールを送信したり、イレギュラーな有給日数の自動計算をしたりと、面倒な作業を自動化できます。有給休暇法令に違反すると企業へのペナルティが課せられるので、大きなリスクヘッジにもなるでしょう。

ほかにもシフト申請や作成などのシフト管理を行ったり、変形労働・フレックス・裁量労働などのあらゆる勤務形態に対応していたりと、複雑な作業を効率化して人と時間の削減に貢献します。
料金プランは無料から用意されていて、最大で1人当たり月額500円まで。1か月の無料お試し期間もあります。
参考:ジョブカン

SmartHR

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出典:SmartHR

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」は、人事労務を効率化するツール。たとえば社員名簿の管理、雇用契約、年末調整、ウェブ給与明細の発行、社員の契約更新などさまざまな労務手続きをオンライン上で行えます。従業員が直接入力できるため会社で対応する必要がなく、ハンコと紙が不要でペーパーレス化できるのも魅力です。

また、メンバー数が多くなると名簿管理が煩雑になりますが、情報を一元管理して常に最新の社員名簿を共有できます。住所変更などの手続きを行う場合は、自動で情報更新されるため、手続きが簡単に。退社手続き時の書類もすぐに作成できます。人事情報を集計した「ラクラク分析レポート」を確認することで、業務改善に繋げることも可能です。

料金は30人までなら無料プランがあり、有料プランもそれぞれ15日間無料トライアルができます。内容によって料金が変動するため、検討時には見積もり依頼しましょう。
参考:SmartHR