24時間で消えてしまう「フリート」

前述のとおり、フリート投稿は24時間で消えてしまいます。そしてフリートとして投稿できるのはテキスト、ビデオ、写真です。

また、返信はDMのみ対応しリアクションも絵文字だけとかなり機能が限定されています。

Instagramでいうと「ストーリー」に当たるもので、そのストーリーはかなり人気の機能になっています。現にInstagramのストーリー機能は、1日に1億人以上のユーザーに利用されているのです。

このように多くの人が利用している短期削除機能。当然Twitterにも待ち望む声が多く見られます。

危険性

フリート機能に対してTwitter社は、「リツイート」や「いいね」ができないので今より気軽に投稿ができるようになる」としています。

しかし気軽に発言できる分、過激な投稿や不適切なツイートが増えるのではないかと指摘する声もあるのです。

また24時間で投稿が削除されるにしても、問題投稿があれば炎上につながるのは明らかといえます。特に過激なものは投稿してからすぐに炎上することも珍しいことではなく、すぐに消えるからといって問題投稿をしてもいいということにはならないのです。

こういった側面をしっかりテストしている段階のせいか、日本での正式スタートは今のところ不明な状態です。

広告を出す側のメリット

フリート投稿は24時間で消える投稿なので、広告を出す側にも限定的な広告を出せるメリットがあります。

たとえば、24時間限定のキャンペーン広告などです。現にInstagramでは、ストーリー機能を使って動画を配信し、視聴者限定のキャンペーンを実施する企業もあるなど多くの会社でストーリー広告が利用されているのです。

もしTwitterにもフリート機能が正式実装されれば、新たな広告の形として普及していくことでしょう。

フリートの特徴を解説

ここまでフリート機能の概要と開発背景を紹介してきました。

では、実際にどんな特徴があるのかを詳しく解説します。

フリート機能の使い方

フリート投稿はInstagramのストーリーと同じく、画面上部に表示されます。自分がフォローしている相手がフリート投稿している場合に表示されるので、タップすればその人のフリート投稿を見ることができます。

また、フォローしていない人のフリート投稿はプロフィールが公開されているアカウントであれば表示されます。

投稿の仕方は、ホーム画面に表示されている自分のプロフィール画像をタップ。テキストの入力や画像、動画を追加して完了です。

ちなみにフリート投稿はタイムライン上には表示できず、先ほど説明したようにフォロワーの画面上部に表示されます。

リツイートやリプライ機能は使えず、DMと絵文字によるアクションだけが可能。投稿は24時間で自動削除されます。

フリート機能の特徴

フリート投稿は、タイムラインに掲載されず24時間以内に削除されます。

また返信やリアクションも、通常のツイートとは仕様が異なるので注意が必要ですがそれ以外の面では通常のツイートと大差はありません。

テキストの投稿はもちろん画像添付や動画投稿、さらにはカメラの起動に至るまで通常のツイートと同じようにできます。

通常ツイートとの大きな差である24時間での削除機能を、ユーザーがどう利用していくのかがポイントとなりそうですね。