新型コロナウイルスの影響もあり、昨今のDX加速は言わずもがなとどまる所を知りません。中でもWEBマーケティングにおいては、手法や環境を変えざるを得ない状況となっており、頭打ちになっている方も多いのではないでしょうか。

そこで『ferret』の運営元、株式会社ベーシックが提供するSaaSツール『ferret One』※1の導入企業に、環境の変化が実際に生産性にどう影響したのか、弊社代表の秋山がインタビューいたしました。

前編では甲斐さんに課題と脱却への道のりについてお話をしていただきました。
後編は、株式会社ギャプライズ マーケティンググループ リーダー 勝見 理恵氏に、ferret One導入後の変化について詳しくお話を伺いました。

(※1)『ferret One』WEBページ制作からメール配信、LP制作、サイト解析までがワンストップでできるCMSツール

勝見 理恵(かつみ りえ)

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株式会社ギャプライズ マーケティンググループ リーダー
2012年ギャプライズ入社。 5年間WEB集客コンサルタントとしてクライアントワークに携わり、リスティング広告からFacebook・Instagram・TwitterなどのSNS広告まで幅広く活用。Contentsquare(旧Clicktale)やOptimizelyを活用したサイト改善コンサルタントを経て 2017年10月より自社のマーケティング担当。

秋山 勝(あきやま まさる)

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高校卒業後、企画営業職として商社に入社。1997年、グッドウィルコミュニケーション入社。物流倉庫の立ち上げやEC事業のサービス企画を担当。2001年、トランス・コスモスに入社し、Webマーケティング関連の新規事業など数々の事業企画を手がける。2004年、ベーシックを創業。「問題解決の集団として、情熱を妨げる世の中のあらゆる問題解決をやり抜き、多種多様な企業が強みに集中できる世界を創造する」をミッションに、オールインワン型BtoBマーケティングツール「ferret One」、フォーム作成管理ツール「formrun」のSaaS事業と国内最大級のWebマーケティングメディア「ferret」や「フランチャイズ比較ネット」などのメディア事業を展開。一般社団法人マーケターキャリア協会(MCA)理事。

属人化の課題と非効率な運用

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秋山:
先ほど甲斐さん(ギャプライズ代表)から運営上の生産性向上についてお話をお聞きしました。勝見さんは現場サイドの責任者ですが、サイトを運営する上で、当初どのような課題がありましたか?

勝見氏:
属人化していたことに課題を感じていました。主に社内のエンジニアと2人でサービスサイトの運営を行っており、自分たちにしか出来ない作業も多くあったため、「お互いに何かあった時にはリカバリー出来ないよね」と、不安に思ってました。

秋山:
それは要らぬプレッシャーですね。外部委託でお願いしなかったのですか?

勝見氏:
そうですね、外部委託するともちろんリソース不足は解消されるのですが、費用対効果の点と結局ディレクションできるメンバーが限られてしまうので踏み切れませんでした。

秋山:
経験が無いと、ディレクションの方針もままならないですもんね。

勝見氏:
そうですね、さらに弊社はサービスサイトの数も多いので、全サイトお願いしたら、予算やディレクションの工数的にも厳しいと考えました。

苦肉の策として、エンジニアに頼んでページを量産出来るフォーマットを作り、コーディング工数を削減するなど、なんとか工数をかけずに運用できる方法を探っていました(笑)しばらくはそれを利用して、ホワイトペーパーダウンロードページなどは作ってました。

秋山:
それは異質な仕組みですね(笑)。

勝見氏:
はい(笑)テキストと画像だけを書き換える運用をしてました。当初は1事業部で運用をしていたのですが、段々と他事業部からの多種多様な依頼が多くなり、結局コーディングしないと作れないという結果になってしまいましたね。

秋山:
社内のリソースも限られているので、どうにもいかない状態だったんですね?

勝見氏:
新サービスがどんどん出てくるので、その運用では柔軟に作れないですよね(笑)。
時には、サイトは作らずにオウンドメディアで新サービスを紹介したり、問い合わせ用のフォームだけ用意したりと、優先順位を付けて対応してました。

ノーコードで「作る」を効率化し改善活動にあてることが重要

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秋山:
改善しようと思ったきっかけは何でしたか?

勝見氏:
「サービスサイトを作り込まないといけない」という葛藤があったことです。お客さんからこだわりが無いサイトだと思われたら嫌だなとか、変なプレッシャーがありました。
エンジニアもクライアントワークでどんどん忙しくなり、結果、ワークしませんでしたね。
その間も新サービスは増えていく・・・このような運用体制の中で理想を追い求めるのは本質的ではないのでは?と、思い悩んでました。
そんな時、『ferret One』に出会い、理想を諦めることなく「作る」を効率化し運用しながら、改善活動にあてることで理想に近づくこともできるのではないかと考えました。

秋山:
色んな葛藤があったんですね、ferret One導入後はどのような変化がありましたか?

勝見氏:
1番の変化は今、エンジニアのリソースを使っていないことです。
私はアイディアが浮かんだら、今すぐ形にしたいタイプなのですが、コーディングが出来ないのでこの状態はストレスだったんですよね。
でも、思い立ったら1時間程度でページが作れるので、本当に革命的だなと思いました。
エンジニアに頼らなくて良い、サイトをノーコードで作れるのがすごく良かったです。

また先日、自分でLPを作成して、すぐメンバーに共有した際に、具体的なフィードバックをもらいました。

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制作したLPに対して具体的なフィードバックをもらう

以前だと構成レベルでチェックはしてもらいますが、ページの完成形が見えなかったので、このようなスムーズなコミュニケーションは取れていなかったので、生産性が向上しましたね。

秋山:
嬉しいですね、導入した後に改善された部分は何かありますか?

勝見氏:
ページ制作の工数が圧倒的に減りました。
以前は私がワイヤーを引くか、決められたワイヤーに沿ってメンバーに情報を埋めてもらい、外注でデザインし、エンジニアにコーディングを依頼、サイトに反映するというステップだったのですが、今はレイアウトをferret Oneで作っておいて、メンバーには情報を埋めてもらう形をとっているので、制作工数が減り、タスク改善のインパクトがありました。

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作業工数削減の図

秋山:
そうですよね、見るべき箇所がferret Oneのサイト内1つになりましたし、その場ですぐ文言を修正出来ますしね。

勝見氏:
はい、後は今までページ制作の際にはエンジニアとデザイナーにも依頼をしていたのですが、自分たちで完結出来るようになったのも非常に良かったです。

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サイト制作はブラックボックス化させない

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秋山:
ferret Oneを導入する時のこだわりは何かありましたか?

勝見氏:
①リードがSalesforceと連携ができること
②既存のサイトとほぼ同じデザインが実現できること
③既存のURLと同じURLを設定できること
④コーディングの知識なしで、ページの構築ができること
⑤レスポンシブデザインに対応していること
ブログ形式の投稿ができること

と、6つの基準で見ていたのですが、ferret Oneは全て実現可能でしたので、安心しました。

秋山:
導入する際の懸念は何かありましたか?

勝見氏:
CMSなので、きめ細やかなカスタマイズができなくなることを懸念していたのですが、結果それは要らぬ心配だったと思いました。カスタマイズを把握出来るレベルにしないと自分がいなくなった後、ブラックボックス化してしまうなと。また、PHP のバージョンアップなど、サーバ環境のメンテナンスを意識する必要がなくなったのも良かったところです。

ferret Oneだと「即日実行」が可能になる

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秋山:
今後取り組んでいきたいことはありますか?

勝見氏:
これから更に即日実行していく事ですね。
ferret Oneなら極端に言えば、サービスサイトもその日に作れると思うんですよ。
新たにパートナー契約をした後はすぐプレスリリースを打ち出すので、同時にサイトも出来ると思います。スピード感があるのはすごく大事なことですね。

秋山:
ferret Oneを使っていて利点だと感じる点は、他に何かありますか?

勝見氏:
いろいろなツールやサーバーを行き来しなくなったのは利点ですね。
同じ画面を共有して議論しながらサイト編集できたり、公開する前に、サーバーに上げてベーシック認証をせずともプレビューが見れたり。数値についても、基本的にはGoogle Analyticsで分析していますが、ferret Oneの管理画面上でも簡単な確認はできるので便利です。

また、サポートも充実していて満足してます。
アドバイスが欲しい時によく問い合わせをするのですが、翌日には返事が返ってきますし、追加の質問もその日に返ってくるので、すごく助かってますね。
細かいですが、ページ編集している画面で常に問い合わせが出来るのもすごく良いです。常に右下に問い合わせボタンがあるのですが、誤って閉じてしまっても下書きされていて、そこも本当に感動してます。質問したい時って1番焦っているじゃないですか、その時にノンストレスというのが良いですね。

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すぐに問い合わせが可能

秋山:
どういう方にferret Oneをお勧めしたいと思いますか?

勝見氏:
施策実行スピードを上げたい時や、「属人的になりすぎている」「もう運用無理だ」と思った時、ferret Oneを検討する価値はあると思います。あとは導入する際に、どう会社全体を巻き込むか考える事は大事だと思います。
正直、事業部だけのPL(Profit and Loss statement)(※2)のバランスによってはコストカットされてしまう可能性があるツールです。使い続けていくためには、導入インパクトが会社全体でどのくらいあるかという視点で考えたほうが良いと思いました。

本当に、作っていただいてありがとうございます。

秋山:
そう言っていただけて嬉しいです。こちらこそ、使っていただいてありがとうございます。

(※2)PL(Profit and Loss statement)とは、損益計算書のこと

ferret Oneとは

サイト制作(CMS)からお問い合わせ管理・メール配信・A/Bテスト・LP作成・キャンペーン管理など、BtoBマーケティングに必要な機能を一通り揃えたオールインワンツールです。

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