
Linuxユーザ向けにSTM32マイコン用の無償組込み開発ツールを発表
高い生産性を持つ無償開発ツールがLinuxおよびWindowsに対応し、全ての主要ソフトウェアOSでSTM32を使用した簡単な機器開発を実現
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、32bitマイクロコントローラ(マイコン) STM32を搭載するシステムの無償設計ツールを、エンジニア、学生およびホビー・ユーザを含むLinuxシステムのユーザ向けに拡張したことを発表しました。
Linuxは、その多くが無償で提供されており、オープンソースのアプリケーション・ソフトウェアが存在することから、熱心なエンジニアにとって魅力的な技術となっています。しかし、これまで組込みシステム開発ツールの大半は、Windows(R) OSでしか利用できませんでした。
今回、STM32CubeMXの初期設定ツールと、Ac6社が開発した統合開発環境(IDE)でopenSTM32.orgコミュニティ( http://www.openstm32.org)がサポートするSystem Workbench(R) for STM32( http://www.st.com/web/jp/catalog/tools/FM147/CL1794/SC961/SS1533/PF261797より入手可)が、Linux OSで実行できるようになりました。
STのこの取り組みにより、Linuxユーザは、使い慣れたデスクトップ環境のまま、STM32マイコンを使用した組込みシステムのプロジェクトを無償で開始することができます。STは、LinuxエンジニアにSTM32という選択肢を提供することで、ARM(R) Cortex(R)-Mプロセッサ(32bit)をベースとする先進的なマイコン市場での主導的立場をさらに強化していきます。
STのマイクロコントローラ事業部 マイクロコントローラ・エコシステム担当マーケティング・マネージャであるLaurent Desseignesは、次の様にコメントしています。「Linuxコミュニティは、アイデアの共有や効率的な問題解決に長けた、自由な発想を持つ人々に好まれていることで知られています。STは、このような人々がスキルを活かし、STM32ファミリの機能・性能を活用したクリエイティブな製品の開発に貢献します。」
STの取り組みにより、Linuxユーザは、メーカーがサポートする低コストの評価ボードだけでなく、無償ソフトウェアを利用したマイコンの設定およびコード開発・デバッグが可能になるため、製品開発にさらに専念することができます。Linuxを使用する場合、ユーザは最小限のサポートでツールを作成・適用する必要がよくありますが、こうした慣例とは対照的に、本ツールは非常に簡単かつ迅速にインストールできます。
Ac6社の最高技術責任者(CTO)であるBernard Dautrevaux氏は、次の様にコメントしています。「2015年の初めにSystem Workbench for STM32を発表して以来、その人気はWindows / Linuxプラットフォームで高まっています。STの新しいLinux用ツールは、当社とopenSTM32の取り組みの有効性を実証し、これらを補完するものです。当社はSTをさらにサポートする上で、将来的な開発ホストとしてOS Xもサポートするなど、System Workbench for STM32の大幅なアップグレードを計画しています。」
技術情報
Ac6 System Workbench for STM32は、OpenOCD(1) コミュニティ・プロジェクトの適合バージョンを通じ、LinuxでST-LINK/V2デバッグ・ツールをサポートしています。これらのツールは、STの低コスト開発ハードウェア(STM32 Nucleoボード、開発キット、評価ボードなど)の他、STM32Cube組込みソフトウェア・パッケージまたは標準ペリフェラル・ライブラリ内のマイコン・ファームウェアと併用できます。
STM32マイコン・ファミリには、消費電力やコストが重視される機器開発から、高性能および高集積が求められる洗練されたデザインの機器開発まで、ほぼ全ての組込みシステムに対応した製品が用意されています。また、全ての汎用マイコン向けARM Cortex-Mプロセッサ(M0 / M0+ / M3 / M4 / M7)に対応しており、業界最大のCortex-Mマイコン・ポートフォリオを構築しています。
STM32ファミリは、現在、各種Flashメモリ容量(最大2MB)やパッケージ・オプションの他、様々な内蔵機能(USB、イーサネットまたはCANコントローラ、オーディオ・インタフェースおよびアクセラレータ、高精度なアナログ・ペリフェラル、汎用 / 高精度タイマ、PWMジェネレータ、およびハードウェア暗号化エンジンなど)の選択が可能な600品種以上の製品で構成されています。また、超低消費電力のSTM32L0 / L1 / L4シリーズは、充実した電源制御オプション、動的な電圧調整に加え、消費電力の最小化が最大の課題であるアプリケーション向けの特殊なアダプティブ・アクセラレータ機能を備えています。
(1) OpenOCD(Open On-Chip Debug) : チップ上で直接稼働するように設計された、ARMベースの組込みシステム向けソフトウェア・デバッガを開発する無償のオープン・ソース・プロジェクト
Ac6について
Ac6は、ハードウェアとソフトウェアの両方の専門性を備えており、組込みシステムに関するトレーニング、専門性、エンジニアリング、およびソフトウェア・ツールに注力しています。
STおよびARMコミュニティとの協力を通じて、Ac6はお客様に対し、最新の組込み製品、システム・オン・チップ(SoC)、ソフトウェアに関する深い専門性の提供を保証します。また、Ac6は、ベア・メタルやRTOS、またはLinux上での組込みアプリケーション開発用にEclipseベースのツールも開発しています。
毎年、世界各地で800名を超えるエンジニアがAc6のトレーニングを受講しています。詳細については、Ac6のウェブサイト http://www.ac6.fr をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
TEL : 03-5783-8240 FAX : 03-5783-8216
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- Flash
- Flashは米アドビ社が提供するAdobe Flashという作成アプリと、その作品を再生するブラウザ追加プログラムのFlashプレイヤーで構成される技術をいいます。データサイズが小さくより高速に転送される特徴を持ち、またゲームなどの高度なプログラミングも可能なことから多くのホームページ表現で利用されています。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
おすすめ記事
おすすめエントリー
カテゴリから記事をさがす
Web マーケティング
- SEO(検索エンジン最適化)
- SNSマーケティング
- アプリマーケティング
- Web広告
- グロースハック
- ABテスト・EFO・CRO
- LP制作・LPO
- CMS・Webサイト制作
- 記事制作・ライティング
- コンテンツマーケティング
- メール配信・メールマーケティング
- マーケティングオートメーション(MA)
- リードジェネレーション(見込み顧客獲得)
- カスタマーサポート・カスタマーサクセス
- アクセス解析・広告効果測定
- データ分析
- リサーチ・市場調査
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- O2O(Online to Offline)
- EC・通販・ネットショップ
- 多言語・翻訳
- 動画・映像制作
- AR・VR制作
- 統計データ
- マーケティングお役立ちレポート
- 連載
- チャットボット
- Web会議
- 動画マーケティング