
スペインでパナソニックがIoT機器のラインナップを出展~MWC 2016
パナソニックは、2016年2月22日(月)から2月25日(木)にかけてスペイン バルセロナで開催された、世界最大規模の携帯通信関連の展示会「モバイル ワールド コングレス 2016」(MWC 2016)に出展し、欧州で初めてIoT関連の製品群を紹介しました。今回出展されたのは車載、公共空間、セキュリティ向けの製品などで、業界初となる4G監視カメラ「Nubo」の正式な市場導入の発表も行われました。
▼【動画】MWC2016 パナソニックブース ハイライト
http://channel.panasonic.com/jp/contents/17113/https://www.youtube.com/watch?v=E1Ki12vz2u8
「今回は家電、車載、ビジネス、産業用からエコソリューションにいたる当社の幅広いソリューションを結集しました」パナソニック システムソリューションズ ヨーロッパのTony O'Brien副社長はこう語っています。「当社は家電でのプレゼンスを保ちつつ、BtoB分野で収益拡大と成長を目指します。本展示会はBtoB事業の成長にIoT関連製品がいかに貢献するかを示す絶好の機会と言えるでしょう」
車載分野では、2015年にパナソニックが49%の株式を取得したフィコサ社がスマート・コネクティビティ・モジュールを発表。通信アンテナ、チューナー、サーバーを統合した同モジュールは、ウェブ閲覧、動画や音楽の視聴、オンラインゲームやGPSなど様々な機能を複数の乗客がそれぞれのデバイスで同時に使える新世代コネクテッドカー(インターネット自動車)の実現をサポートします。また、コンパクトかつ省コストで車車間通信(V2V)や路車間通信(V2I)を可能にするV2X無線通信ユニットも出展しました。
さらにパナソニックは、パーソナルラジオサービス「AUPEO!」が楽しめるプラットフォーム「OneConnect(SM)」も発表。自動車メーカーをはじめとする企業が直接、ドライバーとコミュニケーションを図り、個人の嗜好に合ったコンテンツや関連情報を提供します。企業やブランドに対するロイヤリティ向上をサポートするこのサービスは、例えば、ソフトウェアのアップデート通知やメンテナンスの案内などの企業からの様々なお知らせを統合し、カーオーディオを通じて適宜ドライバーに伝える、といった活用が想定されます。
公共空間向けに出展された光IDシステムは、LED光を肉眼では感知できない高速で点滅させ、ディスプレイやデジタルサイネージに表示されたより詳細な情報をユーザーのスマートフォンに送信します。LEDディスプレイやデジタルサイネージに内蔵された光IDの送信機器とスマートフォンの専用アプリとの間で情報を送受信します。
家庭向けセキュリティの分野では、世界初の3G/4G監視カメラ「Nubo」の発売開始を発表。Wi-Fi環境がなくても、大切な対象を映像でモニタリングします。屋内はもちろん、防雨・防風仕様なので屋外でも使うことができ、内蔵のワイヤレスラジオでセンサーとの接続も可能です。さらに音声通信にも対応しており、アラートの発報時にはカメラを通じて双方向で会話をすることもできます。現在、全欧で予約注文を受け付けており、2016年春から出荷開始します。
パナソニックは世界最軽量(※)の業務用頑丈ハンドヘルドタブレットも発表しました。4.7型液晶を備え、「TOUGHPAD(タフパッド)」シリーズの最小モデルとなるFZ-F1(Windowsモデル)と FZ-N1(Android(TM)モデル)は、郵便や宅配便、倉庫、小売り、製造業、フィールドサービスや警察・消防などを対象に設計されています。
音声とデータ通信に対応し、HD画質で屋外の明るい太陽光下でも見やすいタッチパネルを採用。晴天、雨天にかかわらずアウトドアで使用でき、手袋を着けたままでも操作が可能です。また、オプションでタッチペン(アクティブタイプ/パッシブタイプ)も使用でき、4G LTE、3Gのデータ通信と音声通信に対応しています。
※ 1.8m落下耐性、専用バーコードリーダーを搭載し、4.7型以上の液晶搭載モデルにおいて(2016年2月23日現在、パナソニック調べ)
また、ブースでは、低コストかつネットワークの信頼性を高めた総合型エネルギーのインフラソリューション「Green Tower(TM)」を展示。パナソニックが得意とする大容量リチウムイオン電池と太陽光発電に、業界をリードするネットワーク管理プラットフォーム「PowerOasis」を組み合わせ、既存の電力網がない場所でも発電、蓄電し、フレキシブルな制御、携帯電話やWi-Fi基地局とサテライトとの接続を網羅するフレキシブルなネットワークを実現します。
「グリーンタワー」は、携帯通信事業者のインフラ投資負担や操業コストを削減。一方、従来の固定電力網からインテリジェントかつリアルタイムに遠隔管理が可能な電力網へのパラダイムシフトを実現し、エネルギー効率と信頼性を高めます。
▼【動画】MWC2016 パナソニックブース ハイライト
http://channel.panasonic.com/jp/contents/17113/
▼パナソニックのビジネスソリューション
- 欧州:http://business.panasonic.eu/
- グローバル:http://www.panasonic.com/global/business.html
- 日本:http://panasonic.biz/
<関連情報>
・パナソニック エコソリューションズ ノースアメリカ(「グリーンタワー」提供)
http://panasonic.com/ecosolutions
・世界最軽量 275gの頑丈ハンドヘルドを発売~ハンディターミナル・PDA・携帯電話の機能を1台に集約(2016年2月23日)
http://news.panasonic.com/jp/topics/143044.html
・パナソニックがコネクテッドカーと、ビッグデータを活用したITSソリューションの最新技術を出展【ITS世界会議ボルドー2015】(2015年10月21日)
http://news.panasonic.com/jp/topics/2015/44337.html
・[プレスリリース] スマートフォンで利用可能な「光ID」技術を開発(2014年12月11日)
http://news.panasonic.com/press/news/data/2014/12/jn141211-2/jn141211-2.html
・[プレスリリース] 「光ID」技術を用いた情報連携サービスの事業を開始(2015年12月9日)
http://news.panasonic.com/press/news/data/2015/12/jn151209-3/jn151209-3.html
・Mobile World Congress 2016 公式サイト(英語)
http://www.mobileworldcongress.com/
- BtoB
- BtoBとは、Business to Businessの略で、企業間での取引のことをいいます。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- デバイス
- デバイスとは「特定の機能を持つ道具」を表す語で、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指すようになりました。基本的に、コンピューターの内部装置や周辺機器などは、すべて「デバイス」と呼ばれます。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- ディスプレイ
- ディスプレイ(display)とは、文字や図形を表示する装置のことを言います。 テレビと同じ原理のCRTディスプレイや、設置面積が小さく消費電力の少ない液晶ディスプレイや、ガス放電を利用したプラズマディスプレイなど、種類も多くあります。
- デジタルサイネージ
- デジタルサイネージとは、屋外、店頭、公共空間や交通機関などのあらゆる場所で、広告などの情報を電子看板などのディスプレイで情報を発信するシステムの総称です。
- ユーザー
- ユーザーとは、コンピューターやシステムを利用する人のことを指します。 利用者、使用者、消費者などの意味を持つ英単語で、対義語は「メーカー」や「デベロッパー」などがあります。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- タブレット
- タブレットとは、元々「板状のもの」「銘板」といった意味の単語です。パソコンの分野で単にタブレットといえば、「ペンタブレット」や「タブレット型端末」などの板状のデバイス全般を指します。ここでは主にタブレット型端末について説明していきます。
- Android
- Android OSとはスマートフォン用に開発された基本ソフト(OS)の一種です。米国Google社が中心となり開発されました。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- ビッグデータ
- ビッグデータとは、一般に、インターネットの普及とITの進化によって生まれた、事業に役立つ知見を導くためのデータのことを指します。「データの多量性」だけでなく、「多様性」があるデータを指します。
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