顧客管理やマーケティングなど、幅広い用途で活躍するCRMプラットフォームの「Salesforce」。

Saleseforceと連携したフォームを利用することで、顧客ニーズの分析や問い合わせ業務の効率化などができます。しかし、Salesforceでどのようにフォームを作成・設置すればいいか、悩んでいる方も多いでしょう。

今回は、問い合わせやイベント申し込み、アンケートなどのフォームを自社サイトに設置したいと考えている企業に向けて、Salesforceでフォームを作成する方法を紹介します。この記事を読むことで、自社に合ったフォームの作成方法がわかります。

また、専門知識不要でSalesforceとの連携が可能なフォームを作成できるツールも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Salesforceとの連携が可能なフォーム作成ツール「formrun」はこちら!

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ノーコードでのフォーム作成やサイトへの埋め込み、顧客のステータス管理も可能!無料でも利用できるのでまずはお試しください。

目次

  1. Salesforceでフォームを作成する方法
  2. Salesforceとフォームを連携するメリット
  3. Salesforceと連携できるフォーム作成ツール9選
  4. Salesforceとフォーム作成ツールを併用して業務を効率化しよう

Salesforceでフォームを作成する方法

Salesforceでフォームを設置するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、Salesforceでフォームを作成する方法を5つ紹介します。

1.Salesforceの標準機能を利用する

Salesforceに標準装備されている「Web-to-リード」と「Web-to-ケース」の機能を利用することで、フォームを作成できます。標準装備されている機能であるため、追加費用がかかりません。

しかし、フォームを設置するためにはHTMLで構成されているinput要素をWebサイトへ追加し、Webサイトにデザインが馴染むようカスタマイズする必要があります。そのためHTMLCSSなどの専門知識を持っていない場合は、対応が難しいかもしれません。

コーディングの知識がない場合は、Salesforceの「コミュニティビルダー」を利用してデザインを変更することも可能です。コミュニティビルダーとは、Salesforceのコミュニティを有効化することで使用できる機能で、Webページの画面を作成することができます。

様々なテンプレートが用意されており、中には問い合わせフォーム用のテーマもあります。

2.Site.comでフォームを開発する

Salesforceの追加機能である「Site.com」を利用して、フォームを設置する方法もあります。Site.comとは、CMSのようなWebコンテンツ管理システムであり、動的なWebページフォームなどの作成が可能です。

フォームを作成するためには、Webサイトを作成・編集するための環境である「Site.com Studio」を使用します。ドラッグ&ドロップの操作でフォームの追加や質問などの項目を設定できます。

しかし、WebサイトフォームをカスタマイズするにはHTMLCSS、JavaScriptなどの専門知識が必要となる場合もあるため注意が必要です。

3.Salesforce Surveysを利用する

Salesforceの追加機能である「Salesforce Surveys」を利用することもできます。Salesforce Surveysとは、アンケートの作成から分析まで行えるアンケート作成機能です。

アンケートの背景画像は変更可能ですが、HTMLなどによる細かいデザインのカスタマイズはできません。また、1,000件の回答に対して300ドルの追加料金がかかります。

Salesforce Surveysで作成したアンケートの対象者はExperience Cloudユーザーとされていますが、それ以外のユーザーにアンケートを送付することも可能です。その場合は回答者の識別ができないことを覚えておきましょう。

4.Pardotを利用する

Salesforceが提供しているMAツールの「Pardot」を追加購入すれば、ノーコーディングでフォームを作成できます。Pardotで作成したフォームから送信されたデータは、リアルタイムでSalesforceへ連携されます。

直感的にフォームを作成できる点はメリットですが、確認画面を設定できず、デザインにも制限があるため注意しましょう。

以下の記事で、Pardotの機能や特徴について解説しているので、ご参照ください。

Pardot(パードット)ってどんなMAツール?機能や特徴などを紹介

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Pardot(パードット)は、Salesforceと連携して使える優れたMAツールです。この記事では、Pardotの特徴や機能、導入事例などをご紹介します。MAツールを探している方やSalesforceを利用している方に特にお役立ていただける内容です。

5.Salesforceとフォーム作成ツールを連携する

Salesforceの標準機能や追加機能を利用する以外の方法には、外部のフォーム作成ツールと連携する方法があります。

フォーム作成ツールとは、直感的な操作でデザイン性の高いフォームを作成できるツールです。専門知識を必要とせず、ブランドイメージに合わせたデザインを実現できます。

導入するにあたってコストや手間がかかりますが、ツールによっては無料プランや低額プランが用意されているので、コストを抑えることも可能です。

Salesforceとフォームを連携するメリット

Salesforceとフォームを連携することで、問い合わせ管理業務の効率化や人的ミスの削減などが期待できます。フォームから送信されたデータが自動でSalesforceに反映されるため、データを手入力する手間が省けるためです。

Salesforceへ手動で入力する必要がなくなるため、入力漏れや重複入力などの人的ミスの削減にも繋がります。さらに、Salesforceの機能のうち、Service Cloudの「ケース管理」も併用することで、問い合わせの進捗管理も可能となるため、対応漏れも防げます。

Salesforceと連携できるフォーム作成ツール9選

フォーム作成ツールを利用することで、デザイン性の高いフォームを簡単に作成できますが、様々なツールがあるため自社に合ったツールを探すには手間がかかります。そこでここでは、Salesforceと連携できるおすすめのフォーム作成ツールを紹介します。

ツール名 Salesforce連携の特徴 Salesforce以外の連携ツール 無料トライアル
formrun - フォームのデータをSalesforceのオブジェクトに新規登録 - 10フォーム利用可能 - Slack - Chatwork - Microsoft Teams - LINE WORKS - Googleスプレッドシート - Google アナリティクス - Mailchimp - Pardot - Shopify 14日間無料お試しプラン
kreisel - フォームのデータをSales CloudもしくはService Cloudに連携可能- Web-to-リードとWeb-to-ケース機能に連携可能 - kintone- Treasure Data- SMSLINK- Slack- MAJIN- xrossdata- LINE 無料評価版を利用可能
CREATIVESURVEY - アンケートの送受信はSalesforce上で操作が完結 カスタムキーやクエリを利用した連携機能が用意されている オンラインデモの利用が可能
Zoho Forms - データをSalesforceのオブジェクトに新規登録 - Zoho Apps- Office 365- Google Workspace- Zapier- Microsoft Teams- Googleスプレッドシート- WordPress
- WebMerge- Automate.io
15日間無料お試しプラン
formstack - Salesforceのフォームビルダーに基づいた設計- データをSalesforceのオブジェクトに新規に登録 - Key Integration- Office 365- Zapier- Googleスプレッドシート 14日間無料お試しプラン
Paperform - ZapierかIntegromatを利用することでSalesforceとの連携が可能 1,000以上のアプリケーションと連携可能 14日間無料お試しプラン
Wufoo - フォームのデータがSalesforceのメールリストにリアルタイムで追加される 1,000以上のアプリケーションと連携可能 5フォームまで無料
SurveyMonkey - データをSalesforceのオブジェクトに新規登録 - Marketo- Oracle Eloquia- Tableau ベーシックプランが無料
HubSpot - データをSalesforceのオブジェクトに新規登録 500以上のアプリケーションと連携可能 デモ版もしくは無料版を利用可能

1.formrun(フォームラン)

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formrunはデザイン性の高いフォームを最短30秒で作成できるフォーム作成ツールです。40種類以上ものフォームテンプレートが用意されているため、ノーコードでフォームを作成できます。

10万以上ものユーザーに利用されており、機能性やセキュリティの面でも優れています。

カンバン画面では問い合わせのステータスや顧客の管理ができるため、フォーム作成から顧客管理までを一貫して行いたい企業におすすめです。さらに、回答データはCSVやGoogleスプレッドシート形式でエクスポートできるため分析にも便利です。

formrunとSalesforceを連携すれば、フォームに入力された情報がSalesforceのオブジェクトに反映されるため、手作業によるデータ移行のミスもなく、最新の情報を一元管理できます。データ移行時にエラーが生じても、formrunがエラーを知らせてくれるため安心です。

さらに、既存のレコードがあれば情報の上書き更新が可能です。今まで手作業で行っていた顧客情報の紐付け作業の手間がなくなります。

formrunのどの料金プランを契約していても、Salesforceとの連携ができます。1フォームあたり月額2,480円の費用が必要です。まずは無料プランで使い勝手を試してから、導入を検討するのがおすすめです。

また、フォームサンクスページには資料ダウンロードボタンを設置でき、QRコードによるフォーム拡散もできるため、リード獲得にも役立ちます。

2.kreisel(クライゼル)

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トライコーン株式会社が提供しているkreiselは、顧客管理業務を効率化する機能が豊富なクラウドサービスです。

フォーム作成やSalesforceとの連携が可能であり、フォームで収集したデータはSalesforceのオブジェクトにリアルタイムで自動登録されます。単一データベースから単一カスタムオブジェクトへの連携だけなく、複数のデータベースから複数のオブジェクトへの連携が可能です。

また、kreiselで作成したフォームにコードを入力することでWeb-to-リードやWeb-to-ケース機能への連携も可能となります。

さらに、メルマガ配信やレコメンドメール配信などの機能も備わっているため、メールマーケティングも行えます。

3.CREATIVESURVEY(クリエイティブサーベイ)

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CREATIVESURVEYは、フォーム公開用の設定画面からワンクリックでSalesforceに連携できるツールです。アンケートフォームなどから集めた顧客の回答内容はリアルタイムでSalesforceに反映され、他の情報と組み合わせて分析することもできます。

アンケート画面は好きなカラーや画像を設定でき、ブランドイメージに合ったデザインを実現可能です。営業活動に課題を感じている企業や、ヒアリングから分析までの業務を一貫させたい企業におすすめです。

4.Zoho Forms(ゾーホーフォーム)

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Zohoは営業や顧客管理、カスタマーサービス、会計、IT・ヘルプデスクなど、あらゆる部門で役立つオンラインビジネスアプリケーションを提供しているサービスです。

Zohoのサービスに含まれる「Zoho Forms」は、コーディングの知識不要で様々なニーズに合わせたフォームを作成できます。フォームから送信された内容は、Salesforceにリード情報としてすぐに新規登録されるため、顧客管理やマーケティングに活用できます。

Salesforce以外にも、Zohoが提供している他のアプリケーションやOffice 365、Google Workspace、Zapierなどのサービスと連携可能です。複数のサービスと連携したい企業におすすめできます。

5.formstack(フォームスタック)

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formstackは、アメリカの会社が運営するフォーム作成サービスです。日本語を含む36言語に対応しており、世界中の27,000以上の組織に利用されています。

formstacでは、Salesforceに対応したフォームをドラッグ&ドロップで作成でき、フォームに入力された内容は自動でオブジェクトに連携されます。

Salesforce以外にも、MailchimpやStripeを含む260以上ものサービスと連携可能です。しかし、Webサイトは英語表記であるため注意しましょう。

6.Paperform(ペーパーフォーム)

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Paperformはオーストラリアの企業が運営しているフォーム作成ツールです。デザイン性の高いアンケートフォームから、支払い、予約など幅広い用途のフォームをノーコーディングで簡単に作成できます。

Salesforceのみならず、SlackやNotion、HubSpot、Zoho CRMなどを含む1000以上のアプリケーションと連携可能です。Salesforceと連携する際は、ZapierかIntegromatを利用してシステムを連携させます。

Webサイトは英語表記ですが、14日間無料でトライアルも実施できるので、気になる方はチェックしてみましょう。

7.Wufoo(ウーフー)

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Wufooは、アメリカの会社が運営するフォーム作成サービスです。AmazonやDisney、Twitter、Sonyなど世界的に認知度の高い大企業を含めた300万以上のユーザーに利用されています。

Salesforceと連携することで、Wufooのフォームで収集したデータをSalesforceのEメールリストに追加可能です。データを移行させる手間が省けるので、ワークフローの効率化が期待できます。

無料でも利用できますが、連携機能を利用できるのは有料のStarterプランからなので注意が必要です。また、Wufooは13言語に対応していますが、日本語は含まれていないので、社内の公用語が日本語以外の外資系企業やグローバル企業に向いているでしょう。

8.SurveyMonkey(サーベイモンキー)

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SurveyMonkeyは、アメリカ・サンフランシスコに本拠地を構える企業が運営するアンケートソフトウェアです。33万以上のユーザーに利用されており、日本語にも対応しています。

有料のエンタープライズプランでは、 SalesforceをはじめとしたMarketo、Eloqua、Tableauなどのビジネスアプリケーションと連携できます。

連携することでSurveyMonkeyのアンケート結果はSalesforceに自動で反映されるので、迅速な分析が可能です。

9.HubSpot(ハブスポット)

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HubSpotはマーケティングやセールスWebコンテンツ作成など、様々なツールが用意されているCRMプラットフォームです。ドラッグ&ドロップで簡単にフォームを作成できる機能が備わっており、無料から利用をスタートできます。

HubSpotとSalesforceの連携は簡単で、設定作業は数分で完了させられます。フォームに入力されたリード情報は自動でSalesforceに連携可能です。

海外製のソフトウェアですが日本語に対応しており、日本の企業にも活用されています。

Salesforceとフォーム作成ツールを併用して業務を効率化しよう

顧客管理やマーケティングなど幅広い業務を効率化するSalesforceは、多くの企業に利用されています。問い合わせやアンケートなどのフォームをSalesforceと連携することでデータ入力の手間が省けるため、人的ミスの削減や管理業務の効率化などが期待できます。

「自社イメージに合ったデザインのフォームを設置したい」「HTMLCSSなどの知識を持っていない」という企業は、フォーム作成ツールを利用することをおすすめします。フォーム作成ツールなら、コーディングの知識がなくても簡単にフォームを作成・設置できます。

formrunはデザイン性の高いフォームを直感的に作成できるツールで、SalesforceやPardotなどのツールと連携することができます。

また、フォームサンクスページに資料ダウンロードボタンを設置できるだけでなく、広告タグの埋め込みにより、リードの獲得チャネルを判別可能です。フォームの設置からリード管理までを一貫して行いたい企業は、ぜひご利用ください。

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