マーケターの悩みのひとつに、サイトやブログの閲覧・訪問者数の伸び悩みがあります。

良質な記事、ユーザーが求めている商品やサービスを提供しても、その内容が必要な相手に届かなければ何の利益を生むことはありません。

多くのユーザーに訪問してもらうためには、サイトやブログが目に留まりやすい上位に表示されることが不可欠です。そのため、自然検索だけではなくリスティング広告など、上位表示を狙う手法も取り入れることが重要になります。

この記事では、リスティング広告の運用方法や設定のポイントについて紹介します。リスティング広告をこれから出稿しようとしている方や、思うように運用の成果が出ずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. リスティング広告の概要
  2. リスティング広告運用前に押さえておくべきポイント
  3. クリック数を増やす3つのポイント
  4. コンバージョン率を上げる2つの方法
  5. リスティング広告を成功へ導く6つの設定
  6. リスティング広告の効果を上げるターゲティング

今回紹介する内容の一部は、PDF資料「これだけは必ず押さえて!リスティング広告運用を始める前に知っておくべきこと」から抜粋しています。

リスティング広告の運用を始める前に押さえておくべきことはこちら

知っておくべきリスティング広告運用のポイント

知っておくべきリスティング広告運用のポイント

知っておかないと広告費がもったいない!?そんなポイントをまとめた資料です。

リスティング広告の概要

リスティング広告広告文を自由に決められ、月1,000円ほどから誰でも簡単に始められるというハードルの低さも魅力です。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索連動型広告(検索広告)とも呼ばれる有料の広告手法のひとつで、検索エンジン検索結果画面にユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される仕組みです。

広告がクリックされると費用が発生する、クリック課金制を採用しています。クリック単価は競合他社とのオークションで決まります。

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検索エンジンには様々なものがありますが、日本ではGoogle やYahoo!がほとんどのシェアを占めています。リスティング広告の運用を検討する際は、この2大検索エンジンが提供する「Google広告」「Yahoo!広告」を選べば、まず問題はないでしょう。

参考:Statcounter Search Engine Market Share Japan

期待されるリスティング広告の効果

自然検索(オーガニックサーチ)では、特定のキーワードを指定して検索結果画面にページを掲載することは難しく、検索エンジンのアルゴリズムに依存するしかありません。

しかし、リスティング広告では、配信時に「このキーワードで検索されたらこの広告を表示しよう」ということが可能です。

具体的に商品やサービスをイメージしている見込みユーザーに、直接アピールできることが最大のメリットです。これは即時成果に繋がる可能性があり、コンバージョンの確度が高いということになります。

また、リスティング広告では、クリック数やコンバージョン数、インプレッション数などの様々な広告結果データを得ることができるため、表示広告の改善対応に役立ちます。

さらに、運用面でも柔軟な対応を行うことができ、例えば地域や時間帯、費用などを1日ごとに変更できるため無駄がありません。

リスティング広告は、検索されなければ広告が表示されないのが難点です。しかし、検索ワードと広告がマッチすれば、広告が上位表示され、ユーザーとの接点を結べる可能性が高くなります。

リスティング広告のメリットをより効果的に発揮するには、押さえるべきポイントを把握し、戦略的に運用することが重要です。

リスティング広告運用前に押さえておくべきポイント

リスティング広告を勢い良く始める前に、運用前に押さえておきたい重要なポイントの確認をしておきましょう。

ロジックツリーを基本に運用する

ロジックツリーとは、リスティング広告の様々な指標の相関関係を表したチャートのことです。ロジックツリーの概要図と成果を測るための指標は、次のようになります。

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リスティング広告によって、広告をただ上位表示するだけでは、広告自体あるいは手法の影響力を知ることができません。様々な角度から分析できる上記の指標を用いて、結果や成果を測定することが大切です。

これらの指標は、ウェブマーケティングを行う上で多くの場面で使用されます。指標同士の関連性や、結果・成果を表す場合の計算式となるので、必ず押さえておきましょう。

コンバージョンを明確に定める

コンバージョンとは、リスティング広告に限らず成果を表す指標です。言い換えれば、リスティング広告を運用するにあたり、『成果を判断する基準となる指標』がコンバージョンと言えます。

そのため、リスティング広告に何を求めるかによって、コンバージョンの対象となる指標が変わります。

リスティング広告に求めることが新規ユーザーの獲得であれば、新規ユーザーがコンバージョンポイントになりますし、ECサイトの運営で、購入数を拡大したい場合は購入数をコンバージョンポイントに設定することになるでしょう。

このようにリスティング広告を運用する場合は、成果の基準となるコンバージョンポイントを明確にすることが重要です。

クリック数を増やす3つのポイント

リスティング広告では、表示された広告ユーザーがクリックするごとに課金されます。

しかし広告予算には限りがあるため、一定の予算内で多くのクリック数を獲得したい場合は、クリック単価をいかに抑制できるかがカギとなるでしょう。

ここでは、このような制約がある場合にクリック数を増やす方法をご紹介します。

1.入札価格を抑える

入札価格を抑制しつつ、クリック数を増加させたい場合、「クリック母数を多く確保する」という考え方が成功のカギとなります。

特定の時間帯だけに集中してクリック数を増やすために予算を使い切ってしまうより、入札価格を低くして、1日にまんべんなく多くの時間帯で配信し、クリック数を確保した方が効率的な場合もあります。

入札価格を抑える場合のひとつのテクニックとして、できるだけ設定を低くしたいという自社の事情だけでなく競合他社の入札価格もある程度意識する必要があります。

そうしないと入札に破れ、広告自体がだせなくなるという本末転倒の事態を招いてしまうでしょう。

2.品質スコアを改善する

広告の入札時には、ユーザーフレンドリー性の高低を判断する指標である品質スコアが重要視されます。

キーワードや文面、リンク先など、ユーザーにとって有益な情報かどうかが評価されるため、広告の内容とキーワードや文面などに相違がないか確認しましょう。そのほか改善するべきポイントは以下の通りです。

ランディングページの設定を緻密に

リスティング広告登録時に設定したキーワードと関連するページリンク先に設定します。ユーザーは知りたい情報をキーワードを使って検索しますが、キーワードにリンクされたページが関連性の薄い、あるいは知りたい情報に関係のないページだとユーザーフレンドリーとは言えません。

こういう情報が必要だった、知りたい情報以上のものを得ることができたと満足してもらえるページリンクを設定しましょう。その満足度が良質なページという評価に繋がります。

広告の関連性を文章力で

広告文は、登録したキーワードに関連のある内容で作成します。文字数は限られており、Yahoo!広告Google広告のいずれも共通で、「タイトル1・2・3」の文字数はそれぞれ30文字、「説明文1・2」はそれぞれ90文字、「表示URL1・2」はそれぞれ15文字となっています。

しかし、短い文章に伝えたい内容をまとめるのは難しいものです。そこで、キーワードに直接関連付けた、言い切りの文章が必要になります。一番伝えたいことを明確にはっきり表現することが大切です。

推定クリック率を上げるコツ

推定クリック率とは、過去の広告掲載結果データに基づき、未来のクリック率を推定する指標です。

推定クリック率は、登録しているキーワード、広告文に対して算出されますが、算出された値はあくまで推定値なので、実際のクリック率とは異なります。

しかし、推定クリック値は過去のデータに基づき算出されるので、推定クリック値の高低は現状のパフォーマンス状況を表しているともいえます。

リスティング広告の掲載順位は「広告ランク」によって決まりますが、広告ランクは「入札単価」と「広告の推定クリック率」によって決まります。

広告の推定クリック率を決める要素のひとつがキーワードの推定クリック率になるため、キーワードの推定クリック率を上げることが重要です。

キーワードの推定クリック率を上げるには、「登録したキーワードを含む広告を登録する」ほかに、「動きの良い検索クエリをキーワードとして登録する」、「動きの悪い検索クエリを除外キーワードとして登録する」、「複数の広告を登録してユーザーの意図に合致する広告が表示されるようにする」というような、効率的な設定が有効です。

3.広告表示オプションの設定

広告表示オプションを使用すると情報量が増え、ユーザーからの注目が集まりやすくなります広告表示オプションには、住所情報、ウェブサイトの特定の箇所へのリンク、追加のテキストなどがあります。

広告表示オプションで広告コンテンツを追加すればするほど、検索結果ページ広告が表示される可能性が高くなるため、クリック数の増加に繋がり、広告の効果が期待できるでしょう。

コンバージョン率を上げる2つの方法

コンバージョン率とは、サイトや特定のページを訪問したユーザーが、どのくらいの割合でコンバージョンに至ったかを表したものです。

コンバージョン率はキーワードによって、割合が変わり、あるキーワードのコンバージョン率は20%達成できるが、あるキーワードの場合は0.01%ということも珍しくありません。コンバージョン率を上げるためには、キーワードの選定が重要なカギとなります。

見込み客が検索しそうなキーワードを設定

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商品やサービスを利用するであろうターゲット層を深掘りし、各層でそれぞれ検索する可能性のあるキーワードを細かく選定します。その際に、各層のユーザーの検索から外れてしまいそうなキーワードは入れないことが大切です。

コンバージョンにつながらないキーワードを設定しても結果的に成約に至らないのであれば、コンバージョン率は下がるだけです。

▼もうひとつの方法は以下の資料で確認することができます。

知っておくべきリスティング広告運用のポイント

知っておくべきリスティング広告運用のポイント

知っておかないと広告費がもったいない!?そんなポイントをまとめた資料です。

リスティング広告を成功へ導く6つの設定

ここでは、リスティング広告で成果を上げるための、重要な設定を紹介します。次に挙げる6つの設定は、必ず行っておきましょう。

キーワードのマッチタイプ

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設定したキーワードが部分一致であるか、確認しましょう。「ラーメン」を例にとって考えます。ラーメンを部分一致で登録した場合、「油そば」「つけ麺」などでも拡張して広告が表示されることがあります。

実際のメニューにそれらが存在していれば問題ありませんが、メニューにない場合はズレが生じてしまいます。

部分一致はこのように、おおまかなカテゴリーからの検索結果を狙えるため有利にもなりますが、使い方を間違えてしまうと広告費を無駄にしてしまうことがあります。

広告配信エリア

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広告を配信するエリアが、意図したエリアかどうか確認しましょう。地域限定の広告配信の場合は特に注意が必要です。

配信エリア設定の初期値は「日本全国配信」となっています。この値は在住者ではなく、設定地域に興味関心を持ち検索をしている者、という意味を含んでいます。

特定の地域の在住者限定といったようなターゲットの場合、配信エリアを正しく設定することが大切です。

ユーザー属性

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ユーザー属性は、ターゲットの絞り込みの際注目しがちですが、属性は推定にすぎません。女性向けの情報を収集しているから女性、若者向けのリサーチをしているから20代と推定されているだけと捉えましょう。

属性は絞り込みすぎず、むしろ*「不明」は設定から外さない*ということが重要です。

デバイス

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デバイスの設定は、あえて細かく設定しない方がいい場合もあります。

スマホは情報収集で通勤・通学時に使用するが、登録などは自宅PCやタブレットで行うというユーザーの場合、利用デバイスは「パソコン、モバイル、スマートフォン、タブレット」とすべてのデバイスが候補となりえます。

ターゲットの利用デバイスが明確な場合以外は、デバイスをALLとしておくことをおすすめします。

スケジュール

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店舗型ビジネスの場合、レスポンスや受付の時間帯が限定される場合があります。夕方以降の受付ができない場合などは、午後からの配信を止めるなどの工夫も必要です。

ただし、営業時間とは別に、ターゲット層が情報収集しやすい時間帯も存在します。ユーザーの動きを考えたスケジュール設定も意識してみましょう。

▼6つ目の設定は以下の資料で確認することができます。

知っておくべきリスティング広告運用のポイント

知っておくべきリスティング広告運用のポイント

知っておかないと広告費がもったいない!?そんなポイントをまとめた資料です。

リスティング広告で成果を出すには効率的な戦略が重要

ユーザーの目に留まりやすく、コンバージョンへの期待値が高いリスティング広告は、多くの企業が活用し成果を出しています。しかし、広告予算が限定される場合には、キーワードの選定をはじめ、効率的な戦略が重要となります。

リスティング広告を成功に導くためには、目標とターゲットを明確にして、潜在ユーザーをも見据えたマーケティングを行うようにしましょう。