ソーシャルブックマークサービスはSEOに効果がある?

SEOに関する書籍やホームページで、ソーシャルブックマークの話題を見た方もいるかもしれません。
では、なぜ検索エンジンへの最適化を意味するSEOの手法の1つとして話題に上がるのでしょうか。

それには検索エンジン上での順位を決めるアルゴリズムが関わってきます。

アルゴリズムとは?

アルゴリズム(algorithm)とは、算法を意味する言葉で、特定の処理を行う際の処理方法などを定義したものを指します。
検索エンジンにおけるアルゴリズムとは、検索順位を決定するためのプログラムを指します。

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例えば、上記の画像のようにユーザーが「花束 百合ヶ丘 購入」という検索語を入力した時、その単語に合わせたホームページが表示されます。

1位に来ているホームページは、他のホームページよりも検索エンジンから評価されていることになります。
このように「このホームページは上位表示させて、このホームページは下位に表示させる」という判断基準が搭載されているプログラムが「アルゴリズム」です。

外部被リンクとソーシャルブックマークサービスの関わり

アルゴリズムには様々な評価基準があり、良いホームページ(ユーザーに役立つ)と判断したものほど上位に上がりやすくなっています。

ソーシャルブックマークサービスSEO分野で注目されるのは、アルゴリズムの評価基準の1つである「外部リンク」という要素が関わっていると推測できます。

*外部リンクとは、そのホームページURLが他のホームページに貼られている状態を指します。*Googleなどの検索エンジンは、学術論文の信頼性が他の論文からの引用数で評価されるように「外部リンク」を評価基準の1つとして取り入れています。

ソーシャルブックマークサービスでブックマークすると、リンクがつけられた状態になります。
これにより、外部リンクの数を増やすことができると考えられています。

ソーシャルブックマークサービスはSNSと連携できるケースが多く、ブックマークサービス外部リンクを獲得しつつ、SNSでの外部リンクおよび拡散を狙いたいと、ページ内にブックマークサービスシェアボタンを置いているケースがあります。

ただし、リンク先のホームページに評価を与えないように、リンクにnofollow属性が組み込まれているソーシャルブックマークサービスの場合は、直接的なSEO効果はありません。
ブックマークされることで露出が増え、閲覧数が伸びたり他ブログで引用されたりすることで副次的なSEO効果を得られる可能性はあります。

ユーザーの利便性を優先し、補足的にSEO効果も狙うようにしましょう。

まとめ

ソーシャルブックマークサービスは、ブラウザに依存せずに利用できるため、複数のデバイスをまたいでも問題なく利用できます。
どの端末からでも同じサイトにすぐにアクセスできるというメリットがあるため、今後も利用されていくでしょう。

ソーシャルブックマークサービスリンク獲得のための手段として不正に利用するような動きも少なからずあったようですが、不正な外部リンク対策はGoogleからの評価が下がる可能性が非常に高くなります。
なによりソーシャルブックマークサービスを利用した自作自演は、ユーザーに不信感を抱かせてしまうことになるので控えましょう。