コストをかけずに気軽に始められて、高い効果を期待できるメールマーケティング。売上アップのためにメールマーケティングを実施している企業は数多く見受けられます。

メールマーケティングは専門的な知識を必要としないため、新人マーケターが担当を任されることも少なくありません。

そこで今回の記事では、メールマーケティングに初めて挑戦する方に向けて、その効果やメリットを紹介します。この記事を読むことで、メールマーケティングを実施する際のポイントやシナリオ事例について理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. メールマーケティングの効果とは?
  2. メールマーケティングのメリット
  3. メールマーケティングのポイント
  4. 売上アップを目指すシナリオ事例
  5. メールマーケティングを有効活用しよう

▼メールマーケティングの基本的な知識を知りたい方はこちら

どんな企業でも始められるメールマーケティング

どんな企業でも始められるメールマーケティング

メールマーケティングで売上/成約率UP!今日からどんな企業でも始められるメールマーケティングについて解説いたします。

メールマーケティングの効果とは?

メールマーケティングとは、メール配信を活用して見込み顧客や既存顧客とコミュニケーションを図る施策のことです。新商品・サービス情報やキャンペーン情報、クーポン、お礼メール、最新ニュースなど、さまざまな目的で実施されます。

SNSや動画などを使った新たなマーケティング手法への注目が高まる一方、メールマーケティングを実施する企業は依然として多く見受けられます。

多くのユーザーが毎日メールをチェックしていますし、必要なメッセージを特定のターゲットに伝えられるため、メールマーケティングは重要な役割を担っているのです。

メールマーケティングの役割

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ユーザーはPRやSNS・広告などによる集客でメールアドレスを提供しているため、ある程度興味関心を持っているユーザーに対して、施策を実行できます。

ディスカウントやクーポンを配布したり、商品・サービスの紹介メールを配信したりすることで、ユーザーのアクションを促すことが可能です。

また、自社の商品・サービスを一度購入したことがあるユーザーに対しても、再び購入を促すようなメールを配信できます。

このようにメールマーケティングには、興味関心の高いユーザーに対してアプローチする役割を期待できるのです。

メルマガやアプリのプッシュ通知との違い

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メルマガとメールマーケティングは、どちらもメールを利用した施策であるため、混同されやすいですが、目的や期待できる効果などが異なります。

目的に関しては、メルマガが「情報を届けること」であるのに対して、メールマーケティングは「態度変容を起こすこと」になります。

また、得られる効果についても、メルマガが「ファン化」であるのに対して、メールマーケティングは「売上向上」となっています。

メールマーケティングはプッシュ通知とも比較されやすいですが、メッセージが瞬間的に表示されるプッシュ通知はユーザーが見逃しやすいので、見てもらえる確率が変わってきます。

メールマーケティングのメリット

メールマーケティングを実施することで、どのようなメリットを得られるのでしょうか?ここでは、メールマーケティングのメリットを紹介します。

費用対効果が高い

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メールマーケティングは、無料、もしくは低価格で実施することができます。加えて、興味関心の高いユーザーと直接コミュニケーションを取れますし、受信側にも過度なストレスを与えずに配信することが可能です。

また、新規顧客だけでなく、既存顧客に対してもアプローチできます。新規顧客を獲得するには、既存顧客を維持するよりも5倍コストがかかるといわれていますが、メールマーケティングを活用することで、費用対効果の高い既存顧客をフォローできるのです。

このように、メールマーケティングはコストを抑えながら、高い効果を期待できます。

特別な技術を必要としない

メールマーケティングを実施するのに、特別なスキルや経験は必要ありません。

もちろん、メッセージの内容や構成などは工夫する必要がありますが、普段メールを送信するのと同じ要領でメールを作成できます。

一方、動画マーケティングを実施するには、ユーザーにメッセージが伝わるようなコンテンツを制作する必要がありますし、オウンドメディアはユーザーのニーズに合った記事のライティングを行う必要があります。

メールマーケティングはこのようなスキルがなくても、手軽に始められる点がメリットなのです。

他のマーケティング施策と連携できる

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メールマーケティングは他の施策と併せて実施することで、マーケティング全体の効果を高めることができます。

例えば、メール開封有無やメール内リンクのクリック状況に応じて、テレアポを実施したり、反響のあったメールを記事のネタにしたりすることができます。

反対に、新しく公開した記事やイベントページなどをメールのネタにすることも可能です。

このように、さまざまな施策を組み合わせることで、ユーザーのアクションを促進することができます。

▼メールマーケティングのメリットを詳しく知りたい方はこちら

どんな企業でも始められるメールマーケティング

どんな企業でも始められるメールマーケティング

メールマーケティングで売上/成約率UP!今日からどんな企業でも始められるメールマーケティングについて解説いたします。

メールマーケティングのポイント

ここでは、メールマーケティングのポイントを紹介します。

見るべきKPIを理解する

メールマーケティングをただ実施するのではなく、KPIを参考にしながら分析することが大切です。分析をしなければ反応が悪かったメールを改善できないうえ、目標を達成するためにどのような施策を実施するべきかを明確にできません。

メールマーケティングの場合、以下のような項目がKPIとして設定されることが多いです。

  • 不達率
  • 開封数
  • クリック数
  • コンバージョン率
  • 購読解除率

また、最終的に達成した目標のKGIを決めておくことで、進捗率を客観的に確認することができます。

開封率を上げるにはメールの件名を工夫する

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メールマーケティングの効果を高めるには、メールの件名を工夫することが重要です。ユーザーは件名を見てメールを開封するべきか決定しています。

基本的に、件名は20〜30文字に収めることを心がけましょう。長すぎるとユーザーに最後まで読んでもらえませんし、短すぎると伝えたい内容が伝わりづらくなります。

また、顧客のメリットを訴求したり、具体的な数値を入れたりするのがポイントです。他にも、顧客の名前を差し込んだり、絵文字や記号を使用したりして、ユーザーの注目を集めましょう。

クリック数(反応率)を上げるには、本文の訴求ポイントを整理する

反響のあるメールマーケティングを実施するには、本文の訴求ポイントを整理した上で、目に入る箇所に1番請求したい内容を設置しましょう。

なるべくメール上部に伝えたいコンテンツを配置することで、ユーザーの目につきやすくなります。

また、文章の語尾や語句の表記を統一したり、等幅フォントを使用したりして、読みやすい文章を作成することが大切です。

加えて、購買のリンクを設置する、資料請求フォームのボタンを設置するなどして、ユーザーがアクションを起こしやすいように工夫することをおすすめします。

ABテストをして効果の高いパターンをみつける

ABテストを実施して、ユーザーのリアクションが良いメールのパターンを見つけましょう。ABテストとは、広告テキストバナー、サービスサイトなどを最適化するためのテストのことです。

Aパターン、Bパターンのメールを用意してユーザーにランダムで配信することで、より効果の高いパターンを見極めることができます。

件名に絵文字を入れたり、コンテンツの順番を入れ替えたりと見せ方や訴求方法を試すことで、最適なパターンを見つけ出しやすくなります。

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メール作成のTips

メール作成のTips

読んでもらえるメールをつくるためのポイント

売上アップを目指すシナリオ事例

ここでは、売上アップを目指すシナリオ事例を紹介します。

事例1. 顧客データ上のステータスに合わせたアプローチで売上向上

  • 業種:メディア / 食材等の EC 販売 / オンラインショップ
  • 取扱商材:書籍、雑誌、音楽(CD/DVD)、ゲーム、その他食材など
  • ターゲット:特に年代を限定しないが、Webで買い物をする層

ここでは、既存顧客の2回目の購入を促すことを目標に設定します。初回購入からの経過時間に合わせて施策を行うことで、売上向上を目指す事例です。

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  • 初回購入1日後:購入サンクスメール
  • 初回購入3日後:状況伺いメール
  • 初回購入6日後:お得情報紹介メール
  • 初回購入13日後:限定クーポンメール

このように、顧客の状況や最後のアクションからの経過時間ごとに、最適なアプローチが変わってくるのです。

事例2. 会員登録〜サービス利用までのステータスに合わせて売上向上

  • 業種:インターネットメディア運営・イベント企画運営、斡旋業
  • 取扱商材:街コンのマッチングイベント / マッチングサイト
  • ターゲット:恋活・婚活をする20代〜40代

ここでは、会員登録後の購入を促すことを目標に設定します。Webアクションに応じたアプローチを組み込むことで、売上向上を目指す事例です。

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  • 登録翌日:登録完了挨拶メール
  • 登録1週間後:週末イベント紹介メール、およびLINE
  • 登録2週間後以降(購入がない場合):サイト内検索・閲覧履歴に応じたイベント紹介メール、およびLINE

このように、登録後のユーザーの状況やタイミングによって、配信するチャネルを変えることで、効果的にアプローチできます。

メールマーケティングを有効活用しよう

今回の記事では、メールマーケティングの基本的な知識や役割、メリットを解説しました。

低コストで専門技術を必要としないメールマーケティングは、初心者マーケターでも気軽に始めることができます。

しかし、メールマーケティングの効果を高めるには、KPIを設定して分析したり、ユーザーの状況やタイミングに応じて最適なアプローチを実施したりすることが重要です。

また、SNSやオウンドメディア、テレアポなど、他の施策と組み合わせて、マーケティング全体の効果を高めましょう。

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