Webマーケティングに関わっている方であれば、一度はコンテンツマーケティングという言葉を聞いたことがあるでしょう。
コンテンツマーケティングとは、有益でユーザーに価値のあるコンテンツを制作・配信することで、ターゲットとなるユーザー層(ターゲットオーディエンス)を引き寄せ、獲得し、エンゲージメントを作り出すためのマーケティングやそうしたビジネス手法のことを指します。

コンテンツマーケティングの1つの手法として、検索エンジン上でターゲットユーザーを集客する「コンテンツSEO」があります。
ターゲットユーザーのニーズに応える(=Googleに評価される)情報を発信することで、検索エンジンでの露出を増やし、ターゲットユーザーにリーチしていく手法です。
コンテンツSEOに取り組まれている方の中には「コンテンツの質を上げれば、自然とSEO効果はついてくる」と考えている方も多いのではないでしょうか。
確かに、ユーザーにとって有益な情報を発信することは何よりも重要です。しかし、本当にユーザー目線に立つのであれば、コンテンツの質以外にも気をつけるべきポイントがあります。
ページは素早く表示されるか、スマホでも見やすい設計になっているかなど、情報の見やすさまで考慮する必要があります。
Googleも、情報閲覧時の快適さを検索アルゴリズムの評価基準としています。

今回は、2017年にやっておくべき最新SEO対策の方法を5つのポイントに分けてご紹介していきます。
もちろんコンテンツの質やオリジナリティは非常に重要です。
しかし、それ以外にも気をつけるべきポイントはあります。Googleにもユーザーにも評価されるページ作りを目指しましょう。

まだ出来る、2017年のSEO対策5つのポイント

1. モバイルに適した体験を提供

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モバイルユーザーに対してどれだけ最適にコンテンツを表示できるか、というのは近年のSEO対策の中でも最優先事項となっています。

それでは、モバイルに最適化されているかどうかを、検索エンジンはどのように評価しているのでしょうか。

ポイントはUXスピードです。
UX(ユーザー体験)の観点では、サイトまわりのナビゲーションがどれくらい分かりやすいものになっているか、タッチスクリーンを考えてデザインされているかを評価します。
また、モバイルSEOでは全体的なページの表示速度を計測します。

モバイルサイトでは数秒読み込みが遅延するだけで離脱する可能性が大幅に高まると言われているからです。

そしてもう一つ、モバイル最適化にするための方法があります。
それが、AMP(Accelerated Mobile Pages)の設定です。

AMPを設定しておくと、Google検索結果で早く読み込まれ、スムーズにレンダリングすることができます。
実際、ferretが実践したAMP対応においても、3ヶ月で成長率が700%になるなど、対策をすることで目覚ましい結果を叩き出すことができました。

参考:
【事例公開】3ヶ月で成長率700%!ferretが実践したAMP対応の中身を大公開|ferret フェレット

通常はHTML、AMPのJavaScriptライブラリ、GoogleのAMPキャッシュが必要になりますが、ferret Oneを使うと、難しい設定なしで簡単にAMP対応のページを生成することができます。

実際にAMPを導入することで、読み込みスピードは一般的に85%早くなると言われており、スムーズに表示することができるがためにUXも向上します。

まだAMP対応されていない場合は、至急AMPの対応から始めましょう。

2. 検索結果に自社の正確な情報を表示する

SEOを、Search Entity Optimization(検索エンティティ最適化)とする見方があります。
エンティティとは直訳すると「実体」という意味で、関連性があって質の高い、特定できる情報のことを指します。

会社のエンティティで言えば、「CEO」「創業年」「所在地」などを指します。
また、歌手のエンティティで言えば、「デビュー年」「レーベル」「ディスコグラフィ」などです。

エンティティの最たる例は、Google検索結果ページにおけるナレッジグラフと呼ばれるものです。
例えば、Amazonについて検索すると、右側にAmazonの会社に関するプロフィールが表示されます。

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また、地域性のあるビジネスでも、エンティティを最適化することは非常に重要です。
例えば、「渋谷 カレーライス」で検索すると、その上位に該当する3店舗が表示されるという仕組みになっています。

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もしホームページ内に「営業時間」「住所」「電話番号」などが記載されていない場合は、できるだけ早急にわかりやすい形で記述することが大切です。
ホームページに直接流入することがなくても、Google検索結果をもとにお店を訪問することもあり得るからです。

Googleは、事業者向けに「Googleマイビジネス」というサービスを提供しています。
Googleマイビジネスに登録することで、検索結果やマップに、営業時間や住所などの自社情報を正確に表示できます。
無料で利用できるので、特に店舗運営者は登録しておいた方がいいでしょう。

3. 画像・動画の最適化

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モバイルフレンドリーなホームページになるには読み込み速度が重要であることを先に紹介しました。
しかし、Web担当者としては、画像や動画の扱いには困っているようです。

なぜなら、画像や動画を使ってリッチな表現ができるホームページは豊かなUXにすることはできますが、一方でメディアリッチにすればするほど読み込み速度は遅くなってしまうからです。

UXページスピードもどちらも重要なのは分かりましたが、果たして一体何をすればいいのでしょうか。
例えば、Photoshopには「Web用に保存する」というメニューがあるので、劣化をできるだけ防ぎながらWeb用に最適化して保存することができます。
また、Photoshopを持っていない場合でも、 JPEGminiPunyPNGなどのオンラインツールがあるので、こうしたツールで容量を圧縮していきます。

また、ファイル名や代替テキスト(alt)の設定も重要です。
Googleの検索用ボットは現在ではかなり高性能になりましたが、altタグを設定して、機械側にも何の画像か読み込めるようにしておきましょう。

4. 良質な外部リンクの獲得

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外部リンクは、現在も検索順位を決めるうえで重要な指標です。

自作自演リンクを増やすようないわゆる「ブラックハットSEOは、現在はほぼ効果がないばかりか、ペナルティを受けるリスクが高いので手を出さない方が懸命です。

外部リンクに対する評価基準は厳格化されていますが、外部リンクが「効かなくなった」ということではありません。
逆に、重要な評価指標だからこそ不正を排除するために厳しく見られていると認識しましょう。

また、間接的ではありますが、SNSのフィードや発言でどの程度、どのユーザーに言及されているかも重要です。
特にTwitterのフォロワー数が多いアクティブなアカウントや、Facebookでいいねの数が多い投稿で紹介されたリンクは、高評価の対象となります。

5. コンテンツの鮮度を保つ

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新着コンテンツは一時的にプラスに評価され、検索上位にあげられる場合があります。
スポーツ試合の速報や時事情報など、「鮮度の高い方が良い」と判断できる内容に関しては、新しい情報の方が評価される傾向にあります。

参考:
多ければいいというわけではない!ホームページの更新頻度を決める基準を解説|ferret [フェレット]

また、既にあるコンテンツをアップデートすることも有効な手段です。
例えば、インスタグラムの使い方を解説する記事を2015年に公開していたとします。
2017年現在、インスタグラムの機能は大きく変更されているので、2015年当時の情報はユーザーにとっては「使えない」情報となります。
なので、2015年当時の記事を2017年の最新版の情報にアップデートすることで、有益な情報に生まれ変わります。

その場合は、「発行日」とは別に、「更新日」を明確にしておくと、その更新日を基準に検索結果ページに日付を表示することができます。

まとめ

コンテンツSEOは多くの事業者にとって重要な集客チャネルとなっているのではないでしょうか。
コンテンツの質を高める努力をするのはもちろんですが、同時に骨格となる部分を見直していくことも重要です。
すぐに検索結果に反映されるわけではありませんが、改善できそうなポイントがあればぜひすぐに行なってみてください。