AI(人工知能)という言葉を、昨今よく耳にします。
人工的にコンピュータ上などで人間と同様の(あるいはそれ以上の)知能を実現させようという技術で、現在ではさまざまな場面でAIが活用されています。

AIを活用したパーソナルアシスタントやチャットボットも急速に普及しているので、毎日AIに触れている人も多いかもしれません。
「Hey Siri」「OK Googleなどの言葉でWebにつないでくれるパーソナルアシスタントだけでなく、様々なモノがインターネットと接続するIoTは、これからますます当たり前になってきます。

しかし、「AI」「ディープラーニング」「機械学習」などの言葉を聞くと、少し難しいイメージを思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。
しかし、パーソナルアシスタントが私たちの生活の一部として溶け込んでいるように、AIを体感できるWebサービスは次第に増えてきています

今回は、AI(人工知能)を体感できるWebサービスをご紹介します。
中には多少のプログラミングの知識があったほうが利用しやすいものもありますが、一方で全くそうした知識がなくても活用できるサービスも多数あります。

AI(人工知能)を体感できるWebサービス

1. Personality Insights

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Personality Insightsは、IBMのAIであるWatsonを使って、テキストから性格を診断することができるWebサービスです。
テキストデータから、その筆者の特徴を推測することができます。

サンプルでは、「ダルビッシュ有選手のツイートを分析」したり、「夏目漱石の『道草』からテキストを分析」したりすることもできます。

例えば、夏目漱石の場合は、このような診断結果になりました。

表現に富むタイプであり、また熱くなりやすいタイプです.
自制心があるタイプです: 自分の欲望をコントロールできますし、強烈な欲望を持ちません. 哲学的なタイプです: 新しいアイディアに興味をそそられ、進んで受け入れ、探求することを好みます. また、精力的なタイプです: ペースが速く、多様な活動でスケジュールを埋めることを好みます.
帰属につながる体験を好みます.
生活を楽しむことと成功することの両方にあまりこだわりません. 単なる個人の楽しみよりも大きな目標を伴う行動を優先します. また自分の才能を誇示することにあまり拘らず意思決定します.

また、性格を指数で分析する項目があり、知的好奇心や外向性はあるものの、調和や社会性のなさも浮き彫りになりました。

自分のTwitterアカウントがあれば、簡単に自分の性格推定を行うことができるので、非常に面白いです。

2. Vize.it

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Vize.itは、画像を教師あり学習でAIに覚えさせ、画像を認識させることができるAIサービスです。
例えば、車が写っている写真と写っていない写真を複数枚読み込ませることで、新規に画像をアップロードした場合に、その画像に車が写り込んでいるかどうかを見抜いたりすることができます。
もちろん、学習する量が多くなればなるほど、正確性も増すことになります。

5,000イメージまでは無料のFreeプランから用意されています。
APIと接続することで、自社サービスに組み込むこともできます。

3. Amper Music

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Amper Musicは、AIを用いて音楽を生成できるサービスです。
2〜3分程度のテクノミュージックなどであれば、1分もかからずに生成することが可能です。

「作成したい音楽のジャンル」と「曲の長さ」を指定することで、AIが自動で作曲してくれます。
作成した曲は、テンポを変えたり、楽器などをあとから追加したりして、編集することもできるようになっています。

こちらで作成した楽曲は、ロイヤリティーフリーで利用できるのも嬉しいポイントです。

4. Automatic Image Colorization

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Automatic Image Colorizationは、早稲田大学の研究室が開発した、白黒写真をAIによってカラーに変えるサービスです。
ディープネットワークを用いて、白黒写真と色付けした写真を大量に読み込ませることでどのように着色すべきかをアルゴリズムが学んでいます。

ただし、100%正しいカラーリングにすることはできないようです。
色の手がかりとなるのが、黒の「濃さ」の度合いと、モノの形だけだからです。
そのため、本来であれば曇りで灰色である空であっても、真っ青な空にしてしまう可能性もあります。

サービスは非営利目的にのみ利用が可能です。

5. clarke.ai

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clarke.aiは、AIが会議の音声を認識・分析して、議事録を作ってくれるWebサービスです。

このサービスのユニークなところは、インターネットに接続したり、ソフトウェアをダウンロードしたりする必要がないということです。
なんとAIに電話をかけるための専用の電話番号が発行されるので、その番号に電話し、AIに聞こえるように電話をかけるだけという手軽さです。

残念ながら現在のところ英語にしかサポートされていませんが、今後はさまざまな言語にサポートしていくとのことです。
会社の会議が英語で行われているのであれば、使ってみてはいかがでしょうか。

6. Aipoly

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Aipolyは、スマートフォンのカメラにあらゆるものを映し出すと、AIの画像認識によって、そのモノの名前を文字や音声で教えてくれるアプリです。

物体認識だけでなく、行動認識にも対応しており、例えば「男性が自転車に乗っている様子」をカメラにかざすことで、「Person 1 riding bicycle」のような返答が返ってきます。

人物の写真を読み込ませて学習すれば、人の顔を写して瞬時に名前を返すこともできます。
スマートフォンだけでなく、Raspberry PiやIoT製品にも対応しているということで、セキュリティ面でも活躍しそうです。

7. CALNA

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CALNAは、AIがダイエットプランに応じた外食の献立を提案してくれる、iOS用のアプリです。

コンビニや外食ばかりの食事でも、大手コンビニや外食チェーンの商品データを徹底的に学習しているので、700万通りのメニューの中からベストな食事を提案してくれます。
また、5〜20分でできる健康的な作り置きメニューもAIが提案してくれます。

食生活が乱れがちですが、AIによる提案であれば取り入れてみたいと思うひともいるのでしょうか。
「続かない、わからない、面倒くさい」が解決される便利なツールです。

8. Tegaki.ai

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Tegaki.aiは、AIによって手書き文字を高精度で認識してデータ化する、日本語の手書きOCRツールです。

ホームページでは、江戸川乱歩『青銅の魔神』の原稿が紹介されていますが、驚くほど正確に手書き文字を読み込んでいます。
識字率は99.3%です。

3,000字の漢字、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、句読点が対応しています。
特殊な文字であっても、対応済みの漢字や文章であれば、読み取ることが可能です。

9. Repl-AI

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Repl-AIは、好みのチャットボットを自由に作成することができる ボットAPI作成プラットフォームです。

ユーザーの発話に対するシステムの発話を状況に合わせて自由に応答させることができるほか、ユーザーの名前や趣味などあらゆる情報を学習させることもできます。
ちょっとした表現の違いがあっても理解してくれるので、自然で的確な返答を返すことができ、用意していない対話が発生した時でも、自動で返答してくれるので、会話が途切れることがありません。

作成したチャットボットは、APIとして呼び出すことが可能です。
web、ネイティブアプリ、ロボットなどプラットフォームを限定せず、どんなものでも使うことができます。

まとめ

AIを利用したサービスは、今後もますます広がってきそうです。
以前は、簡単なプログラミングの知識がないと扱えないものも多くありましたが、最近ではだれでも気軽に扱えるものも多くなってきたので、非常に身近になっていることが実感できます。

使い方次第では、生産性を飛躍的に向上することができるAI。
便利なものは積極的に活用していきましょう。

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