ネットショップは実店舗と較べて店舗を持たないため効率的に運営できます。とはいえ、仕入れや在庫管理、カスタマーサポートなど業務によっては人力で行うことが多く、負担に感じた経験はないでしょうか。

運営が安定しても、さらに売上を伸ばそうとすると人材が必要になり、新たに雇用をおこなうためコストも発生します。
一朝一夕で解決できるものではないため、効率的な運営方法を模索している方も居るでしょう。

その解決手段として、Web接客ツールがあります。Web接客ツールは、チャットボットやポップアップ表示を通してユーザーサポートやクーポン配布を自動化するシステムです。

今回は、Web接客ツールの基本を解説し、ネットショップで活用できるWeb接客ツールを9つご紹介します。
売上増加のための施策に悩まれている方は参考にしてみてください。

Web接客ツールとは?

Web接客ツールとは、実店舗で行うような“顧客ごとの個別接客”をインターネット上で実施するためのツールです。

例えば、ユーザーからの問い合わせに対して、リアルタイムで回答できる「チャット」や、サイト訪問回数に合わせてクーポン表示を行う「ポップアップ」などの機能を搭載しています。

また、チャットやポップアップ表示だけでなく、アクセス解析ができるWeb接客ツールもあります。
ユーザーのアクセスログや購買履歴を参照できるため、サポート業務の効率化だけでなく、売上改善に役立てることもできます。

メリット

Web接客ツールを導入するメリットは、*カスタマーサポートを一部自動化できることです。
*商材のトラブル対応など細かなサポートは人力でチャットの返信を行う必要がありますが、簡単な問い合わせなどはチャットボットに任せることができます。

また、購買率の向上や離脱の回避を期待できます。
「情報を知りたいのか」「割引を期待しているのか」「関連商品を探しているのか」など、個別のニーズに合わせて施策が行えるのもメリットです。

デメリット

Web接客ツールは、各社が提供するツールごとに機能や強みは様々です。そのため、自社の目的に合っていないものを導入すると、効果が得られるどころかコストばかりかさむ可能性もあります。

どういったネットショップがWeb接客ツールを活用すべき?

どういったネットショップがWeb接客ツールを最大限活用できるのでしょうか。
まず1つ目が、少数運営のネットショップです。チャットツールを搭載し、ユーザーの動向分析が行えるWeb接客ツールを利用することで業務の効率化が行えるでしょう。

また、広告SEOで「集客」はできているのに「売上」が思うように伸びないネットショップにもWeb接客ツールは適しています。
関連商品のポップアップ表示や割引クーポンを配布を行うことでユーザーの購買行動を促すキッカケになります。

また、訪問頻度や購買履歴などユーザーのデータに合わせた接客が行えるため、リピーター獲得に向けて施策を行いたいネットショップにもオススメです。

ネットショップの業務を効率化できるWeb接客ツール9選

1.Chamo

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http://chamo-chat.com/

「Chamo」は、チャット型のWeb接客ツールです。HTMLタグを貼り付けるだけで簡単に設置できます。
自動対応ができるため、配送や商品情報など定型的な「よくある質問」はボットに任せられるのが特徴です。

また、ユーザーページ遷移や滞在時間に合わせてチャットを送信する「自動話しかけ機能」を搭載しているため、ユーザーの離脱防止にも役立つでしょう。

2.Zendesk Chat(Zopim)

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https://zopimjp.com/

「Zendesk Chat」は、チャット型のWeb接客ツールです。上述のChamo同様に任意のページHTMLタグを貼るだけで設置できます。
簡易的な問い合わせは自動的に対応できるほか、SalesforceなどCRMと連携することで顧客の属性に合わせた細かなカスタマーサポートが行えます。

別途オプションとして、チャットサポートの代行サービスがあります。少数運営のネットショップでも利用しやすいチャット型のWeb接客ツールと言えるでしょう。

3.ecコンシェル

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https://ec-concier.com/

「ecコンシェル」は、NTTドコモが提供するネットショップ専用Web接客ツールです。
AIのディープラーニングを活用しており、顧客のタイミングに合わせて自動バナー作成、シナリオ設定を行えるのが特徴です。

ABテスト機能を利用することでAIの精度が上がるため、購買率を課題とするネットショップであれば検討してみるのも良いでしょう。

4.KARTE

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https://karte.io/

「KARTE」は、顧客管理と分析に強みを持つWeb接客ツールです。ユーザーが滞在するページから、購買履歴、年齢や性別などの属性を分析することができます。

また、ポップアップバナー表示の設定だけでなく、LINEやFacebookメッセンジャーへの実装もできるため、チャット型Web接客ツールの側面も備えています。

5.f-tra CTA

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http://f-tra.com/ja/cta/

「f-tra CTA」は、ポップアップ表示に強みを持つWeb接客ツールです。
ユーザーデバイスや訪問回数をもとにターゲティングし、ポップアップ表示のトリガーを設定できます。

ポップアップ表示をさせる位置の自由度が高く、全画面表示や下部、サイドバーなどページのデザインに合わせて設置できるのが特徴です。
またWeb制作のスキル不要で設置できるのもポイントです。

6.Flipdesk

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https://flipdesk.jp/

「Flipdesk」は、ポップアップ表示とチャットをユーザーの属性に合わせて併用できるWeb接客ツールです。
接客パターンを予め登録しておき、ユーザーのアクションに合わせてトリガー設定が行えます。

割引クーポンからセール告知、別ページへの誘導が行えるため、分析したユーザーのニーズに合わせた接客が可能です。
導入支援も行っているため、ツールに不慣れな方でも簡単に利用できます。

7.VePanel

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https://www.veinteractive.com/jp/solutions/onsite-engagement/

「VePanel」は、コンバージョン改善に特化したWeb接客ツールです。ユーザーのデータを分析し、離脱をしようとしたタイミングに合わせて素早くポップアップ表示が行えるという特徴を持っています。

また、ユーザーが興味を持った商品や関連商品をSNSにシェアするソーシャルシェアリング機能を備えており、ネットショップ未訪問の新規顧客へアプローチすることもできます。

8.Zenclerk

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https://www.zenclerk.com/

「Zenclerk」は、AIを搭載したWeb接客ツールです。クーポンやバナーなどのポップアップ表示ができ、表示させるクリエイティブ内容はAIが自動的に最適化するという特徴を持っています。

0.05秒に1回の頻度でユーザーの行動データを分析し、購入を迷っているかどうかを判別します。
そして、迷っていると判断したユーザーに対してクーポンを発行できるため、クーポンの過剰配布を防げるというメリットがあります。

9.Proactive AI

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https://proactiveai.io/

「Proactive AI」は、ネットショップに特化したチャット型のWeb接客ツールです。出品している商品情報を自動で収集し、チャットの自動応答に反映できるため、カスタマーサポートの業務効率化が行えます。

ユーザーが欲しいイメージを伝えることでオススメ商品を提示する、「対話型商品検索」という機能があり、実店舗に近い接客がネットショップ上で行えるのがポイントです。

まとめ

Web接客ツールは、ネットショップ運営者の物理的な工数を削減できるだけでなく、ユーザーに最適なサポート情報やクーポンを提供できるのが特徴です。AI(人工知能)を活用することで、ユーザー分析を詳細に行えるツールも登場しています。

カスタマーサポートに課題を感じているのであればチャットボットに強みを持つツール、売上を中心に考えるならポップアップ表示の最適化が行えるツールというように自社の課題に照らし合わせて導入を検討してみましょう。

ネットショップを効率的に運営するための手段として、活用してみてはいかがでしょうか。