インターネットとPC、スマートフォンの普及に伴い、企業の様々な場面でのデータ活用が一般的になりました。自社でも経営の意思決定から新規ビジネスの創出、業務の目標管理などを行うために社内データの活用を行いたいと考えている担当者もいるのではないでしょうか。

とはいえ、社内のデータを活用しようにも部署ごとに管理していることも多く、確認するにもデータ自体が煩雑化していることもあり着手できないこともあるでしょう。

実は、営業からマーケティング、制作、人事総務まであらゆるデータを管理でき、必要なデータを抽出できるツールがあります。それが、「ビジネスインテリジェンス(BI)ツール」です。

今回は、ビジネスインテリジェンスとは何かを解説した後、主要なツールを8種類ご紹介します。

ビジネスインテリジェンス(BI)とは?

「ビジネスインテリジェンス(BI)」とは、企業の営業や企画、マーケティング、制作など部署ごとのデータや管理部門のデータを収集・分析して経営に活かすための手法を指します。

そして、上述したデータの収集・分析を効率化できるのが「BIツール」です。
社内のあらゆるデータを一元管理して可視化できる特徴を持っており、専門外のスタッフでも簡単にデータを活用できます。

メリット

BIツールは、データを一元管理し、グラフやマッピングでビジュアル化できるので誰でもデータ活用できる状態にできる点が特徴です。
経営層からマネージャーであれば意思決定に活用できるほか、実務を行う社員は業務の進捗管理から報告業務を円滑に進めることができます。

組織の規模が大きいほどデータの所在や管理が煩雑化しやすくなりますが、BIツールを用いてデータを管理することで、必要なデータに対して簡単にアクセスできるのもメリットと言えるでしょう。

デメリット

BIツールを導入するデメリットはコストです。年額無料のものから数十万円するものまで価格帯は幅広く、導入するツールによっては非常に高額な負担になる可能性があります。また、BIツールを利用するアカウント数に応じて別途費用が発生することもあるでしょう。

また、社内のあらゆるデータを登録するため、事前にデータを準備しておく必要があります。そして社員に利用方法やデータ管理に関する周知を行わなければならないため、短期間で導入するのは難しい場合があります。

社内データの統合・分析を効率化するBIツール8選

1.Tableau

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https://www.tableau.com/ja-jp

「Tableau」は、非システム部門でも利用しやすい操作性の高さが特徴です。クラウド運用できるため、利用者のPCにインストールするだけで導入が済み、基本的な設定はドラッグ&ドロップで完結します。

また、分析したデータのレポート方法も目的に合わせてフィルタリング、ビジュアル化できるというメリットがあります。データのリスト抽出も自動化できるため、思わぬ人為的ミスを防ぐこともできるでしょう。

2.MotionBoard Cloud

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http://www.wingarc.com/cloud/mbc/

「MotionBoard Cloud」は、クラウド型のBIツールです。社内のローカルサーバー環境で管理しているデータや、CRM、SFAと連携することができるため外出の多い営業担当者でも利用しやすいのが特徴です。

また、複数拠点で管理しているExcelデータをMotionBoard Cloudに取り込むことでデータの一元管理からビジュアル化まで全て自動で運用できます。

3. BOARD

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http://www.board.com/jp

「BOARD」は、必要な機能をドラッグ&ドロップで構築でき、自在にカスタマイズできるBIツールです。

営業からマーケティング、エンジニアリング、人事、財務まであらゆる部門に合わせて最適化することができるのが特徴です。データの管理から分析、マイニングまで1つのツールで完結する多機能なBIツールと言えるでしょう。

4.Actionista!

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https://www.justsystems.com/jp/products/actionista/

「Actionista!」は、部門間におけるデータ管理の連携しやすさに強みをもつBIツールです。TableauやBOARD同様にドラッグ&ドロップでの構築に対応しており、各部門ごとの目的に応じたテンプレートが用意されています。

また、専用ソフトだけでなくGoogle Chromeや、Internet Explorer、Safariなど主要なブラウザからすべての操作ができるというメリットもあります。

5.Data Knowledge

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https://www.dataknowledge.jp/

「Data Knowledge」は、複数拠点を持つ大企業の導入実績が多いBIツールです。財務の管理から、営業部門の顧客管理、小売部門の在庫管理にまで対応しており、経営の意思決定に必要なデータを収集、レポート化できるのが特徴です。

また、データ分析手法をデータベースで一元管理できるため、部署間を超えたノウハウの共有と蓄積が行えるというメリットもあります。

6.GalleriaSolo

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https://dts-bigdata.jp/service/GalleriaSolo/

「GalleriaSolo」は、グラフのビジュアル化に強みを持つBIダッシュボードツールです。

グラフパーツ35種類、ダイアグラム1種類、地図パーツ5種類、その他のグリッド・スライダーが4種類と豊富にグラフ化パーツ(テンプレート)が搭載されています。

社内で煩雑化したデータもわかりやすいビジュアルに置き換えることができるでしょう。

7.Qlik Sense

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http://www-prod.qlik.com/ja-jp/products/qlik-sense

「Qlik Sense」は、導入のしやすさとデータの検索に強みを持つBIツールです。収集したデータに対して、複数の検索ワードを設定することでデータ同士の関連性を自動で発見し、分析に役立てることができます。

それらを元に作成したレポートをそのままプレゼンテーションに利用でき、タブレットやスマートフォンから閲覧できるため営業など現場業務の使い勝手が良いのもメリットです。

8.Yellowfin

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http://www.japan.yellowfin.bi/

「Yellowfin」は、データの収集・分析・活用の3タイプ別にアカウントを発行して運用するBIツールです。それぞれの部署が個別に行っていた業務を1つのツールで管理できる集中管理型という特徴を持っています。

また、社内サーバとクラウドどちらにも対応しており、ブラウザ上からツールの操作を行えるため、営業など現場の社員の導入も簡単に行えるというメリットがあります。

まとめ

データの管理や分析をExcelを用いて人力で行おうには、データ分析の知識が必要になるほか、担当者の工数負担が大きくなりやすいという課題がありました。

今回ご紹介したビジネスインテリジェンスツールを活用することで、データの管理・分析を自動化し、部署を問わず誰でも扱えるようになるでしょう。

とはいえ、ツールの価格は数十万円台のものが中心で導入コストが掛かります。
事業の規模や経営方針に併せて検討してみましょう。