顧客のニーズが多様化している今、マーケティングの重要性はますます高まっています。
それにともなって「SNSマーケティング」「インフルエンサーマーケティング」など、多様なマーケティングジャンルが生まれています。

マーケティングに関わって日が浅い担当者の方は、何がどう違うか混乱してしまうかもしれません。しかしどのジャンルも、顧客の現状を反映して生まれました。
自社の戦略をより良く改善していくためにも、知っておきたいものばかりです。

今回は、今おさえておきたいマーケティング手法を7つご紹介します。
意味や違いがよく分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。

ペルソナマーケティング

「ペルソナマーケティング」とは、サービスの対象となる顧客の姿を細かく設定し、その1人に向けてサービスを展開するマーケティングのことです。

サービスの対象顧客はターゲットと呼ばれることもありますが、ターゲットは「30代主婦」「40代中高年男性」など、ざっくりとしています。それに対してペルソナは、まるで本当に実在するかのような、外見や性格、趣味まで細かい設定がなされます。実際に実在する方をペルソナとすることもあります。

対象を1人に絞ることで、サービスの開発から販売方法、アフターフォローまで、一貫した戦略を立てることができます。その結果、業務やアイディアの選択と集中がしやすく、社内での意思疎通も容易になります。

市場調査をもとにペルソナを設定し、社内で共通化するまでに時間がかかる可能性はあります。サービスの根幹なので、しっかり調査を行い、ペルソナの「その人らしさ」に矛盾が生じないよう注意します。

参考:
今さら聞けない!「ペルソナとは」基礎知識とその重要性について|ferret[フェレット]

エンゲージメントマーケティング

エンゲージメントマーケティング」とは、顧客をサービスを購入するだけの受け身の存在ではなく、サービスの価値を企業と一緒に高めていく存在として捉えるマーケティングのことです。

これまでの企業と顧客の関係性は、企業がサービスを提供し、顧客がその評価をするという対面的なものでした。しかしエンゲージメントマーケティングでは、顧客も企業のサービスづくりに関わり、一緒にサービスを育てていくため、仲間意識が生まれます。

有効な手法として、会員制のホームページやSNSの活用があります。企業と顧客が双方向にコミュニケーションを図れる場をつくることで、距離を縮めることができます。後述するSNSマーケティングと重なりますが、こうした場ではいかに顧客にファン・味方になってもらえるかが重要です。

参考:
エンゲージメントとは?TwitterやFacebookで重要なエンゲージメント率を高めよう|ferret[フェレット]

動画マーケティング

「動画マーケティング」とは、様々なマーケティング施策に動画を取り入れることです。インターネット上に限らず、店頭や展示会での動画コンテンツも広い意味で動画マーケティングに含みます。

以前の動画マーケティングは、テレビCMなど高コストなものが一般的で、資金力のある大手企業の手法というイメージがありました。しかし最近では、情報技術の進化とインターネットの普及により、低コストで動画が制作できるようになりました。YouTubeなどの動画共有サービスも人気となり、顧客にとっても身近になっています。

サービスを知ってもらうためのプロモーション動画、企業イメージを良くしてもらうためのイメージ動画など、動画の種類は多岐に渡ります。ターゲットを定め、メッセージ性の強い動画コンテンツを作成することで、顧客の印象に残りやすい視覚的なアプローチができます。

参考:
動画視聴で購買意欲が168%に!ビジネスに取り入れたい動画マーケティングを学ぼう|ferret[フェレット]