クローラーにサイトの存在や構成を知らせるには、sitemap.xmlを作成し、Google Search Consoleから送信します。

しかし、ページや記事の公開・更新の度に、Google Search Consoleから手動でsitemap.xmlをアップロードするのは手間がかかります。Google XML Sitemapsは、WordPressで構築されたサイトのサイトマップを自動で作成・通知できる便利なプラグインです。

目次

  1. Google XML Sitemapsとは
  2. インストール方法
  3. Google XML Sitemapsの使い方
    1. 基本設定
    2. 登録コンテンツ設定
    3. 投稿頻度設定
    4. 優先順位設定
  4. まとめ

Google XML Sitemapsとは

Google_XML_Sitemaps_1TOP.png
https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/

Google XML Sitemapsは、WordPressサイトのサイトマップを自動で作成・通知するプラグインです。世界中のユーザーに9年以上使用されています。

<Google XML Sitemapsの特徴>
・Googleの規定に準拠したサイトマップを自動生成
・サイトマップ生成後、自動で検索エンジンに通知
・サイトマップに含める、あるいは除外するコンテンツの指定
・サイトコンテンツの更新頻度・優先順位の指定
・コードを書く必要はなく、選択式

Google XML Sitemapsを使って一度設定しておけば、指定した内容と頻度で、Googleの規定に準拠したサイトマップを自動的に作成・通知してくれます。
設定は、用意された項目を選択するだけです。

インストール方法

Google_XML_Sitemaps_2インストール方法1.png
WordPress左サイドバー「プラグイン」>「新規追加」を選択し、検索窓に「Google XML Sitemaps」と入力します。
プラグインの「今すぐインストール」をクリックします。

Google_XML_Sitemaps_2インストール方法2.png
「有効化」をクリックします。

Google XML Sitemapsの使い方

基本設定

Google_XML_Sitemaps_3使い方_1基本設定1.png
WordPress左サイドバー「設定」>「XML-Sitemap」をクリックします。

Google_XML_Sitemaps_3使い方_1基本設定2.png
「基本的な設定」では、上の3項目にチェックを入れます。一番上はGoogle、二番目はBingへの更新内容通知を決める項目です。三番目の「サイトマップURLを仮想robots.txtファイルに追加」 にチェックを入れると、検索エンジンに対してサイトマップの場所を正確に伝えられます。

Google_XML_Sitemaps_3使い方_1基本設定3.png
「投稿の優先順位」で「優先順位を自動的に計算しない」を選択すると、このあと説明する「優先順位」の定義が反映されます。

登録コンテンツ設定

Google_XML_Sitemaps_3使い方_2登録コンテンツ設定1.png
「Sitemapコンテンツ」では、サイトマップに含めるコンテンツを登録します。検索エンジンに通知したい重要なページのみを含めるのが原則で、一般的には、ホームページ・投稿(個別記事)・固定ページ・カテゴリページを選択します。

Google_XML_Sitemaps_3使い方_2登録コンテンツ設定2.png
「Excluded Items」では、サイトマップから除外するコンテンツを登録します。特に除外するコンテンツがない場合は、設定不要です。

投稿頻度設定

Google_XML_Sitemaps_3使い方_3投稿頻度設定1.png
「Change Frequencies」では、検索エンジンに通知するサイトマップ投稿頻度を設定します。コンテンツごとに設定し、プルダウンで、常時・毎時・毎日・毎週・毎月・毎年・更新なし、から選択します。

頻度が高ければ良いというわけではなく、コンテンツ投稿の頻度に合わせるのがおすすめです。ただし、クローラーが必ずしもこの頻度で訪問するというわけではなく、あくまでヒントとみなされます。

優先順位設定

Google_XML_Sitemaps_3使い方_4優先順位設定1.png
「優先順位の設定 (priority)」では、検索エンジンに通知するにあたっての、相対的なサイトコンテンツの重要度を設定します。

1.0(重要)から 0.0(重要ではない)の範囲で0.1刻みでプルダウンから選択できます。これも投稿頻度と同様、クローラーに対するヒントとみなされます。

まとめ

Google XML Sitemapsは、WordPressサイトのサイトマップを自動で作成・送信するプラグインです。
ping経由で、Google・Bing・Yahoo!などの検索エンジンサイトマップ更新を通知します。コードを書く必要はなく、選択式で簡単に設定できます。

サイトマップ作成・通知作業はGoogle XML Sitemapsで自動化しつつ、Google Search Consoleインデックス結果やエラー結果を確認するなど、組み合わせて活用しましょう。