2017年現在、25歳未満のユーザーのうち98%が毎日ネットにアクセスしています。

一方で、55歳以上のユーザーで毎日ネットにアクセスするのは56%にとどまっています。
こういったデータをGoogleが公開しているのをご存知でしょうか。

今回は、Googleが公開している調査データ「Consumer Barometer」から、日本国内の調査データの中でも特に重要な部分をピックアップして解説します。

「地域の企業や店舗を調べる時に必要としている情報は?」といった検索エンジンならではの視点で調査された情報も多いので、ぜひマーケティング戦略を考える際の参考にしてみてください。

Google「Consumer Barometer」とは

Consumer_Barometer.png
https://www.consumerbarometer.com/en/about/

「Consumer Barometer」とは、GoogleがTNS Infratestなどの調査会社と協力して行った大規模調査のデータを閲覧できるサービスです。

対象は50以上の国と地域に渡り、ネットの利用に関わるものだけでなく、現実の店舗での買い物まで幅広い内容の調査内容をまとめています。

公開されているデータであれば、国ごとにデータを絞り込んだ上でCSV形式及びPNG形式でダウンロードすることができます。

A.ネットの利用傾向

A-1.インターネットの利用率

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ネットの利用率は44歳以下が100%、45歳から54歳までが98%、55歳以上が69%という結果となりました。54歳までのほとんどのユーザーにネットが利用されていることがわかります。

A-2.毎日ネットを利用しているユーザーの割合

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上記は毎日ネットを利用している人の年齢別の割合をグラフとしてまとめたものです。
*25歳以下のユーザーでは98%、55歳以上のユーザーでも81%*と、全年代に渡って毎日ネットを利用していることがわかります。

A-3.利用デバイス

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ネットを利用するデバイスとしては、パソコンよりもスマートフォンのが多いと回答したユーザーは37%となりました。
パソコンと同じくらいと答えたユーザーも35%おり、半数以上の人がパソコンと同じかそれ以上にスマートフォンを利用していることがわかります。

この結果からもスマートフォンの浸透により、ネットがより身近な存在になっていることがわかるでしょう。

B.ネットを使った買い物の傾向

B-1.商品購入前のネット利用傾向

購入前のネット利用傾向.png

上記は商品購入前にネットで行った行動についての調査結果です。
57%のユーザーが「ネットでの比較」を挙げており、次に37%のユーザーが商品購入に関する参考情報を調べていることがわかります。

B-2.ネットでの情報源

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ネットで商品の情報などを調べる際の情報源としては、49%のユーザーがGoogleやYahoo!といった検索エンジンを挙げています。
次点はブランドホームページの30%と、検索エンジンを使っているユーザーの多さが際立つ結果となりました。

一方で、SNSは2%、動画共有サイトは5%とわずかながらも利用者がいることがわかります。

B-3.商品を知った場所

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購入した商品を最初に知った場所については、59%のユーザーがネットを挙げており、店舗で知ったユーザーよりも上回りました。

この調査からも、ネットでの情報発信が商品を購入するきっかけ作りに役立つことがわかります。