LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントとは、企業や店舗が運用するビジネス用のLINEアカウントのことです。アカウント登録した「友だち(=ユーザー)」に対して、情報の一斉配信や1対1のチャットなどでコミュニケーションを取ることができます。

※LINE@は2019年4月18日にLINE公式アカウントに統合されました。2020年1月14日時点でサービス移行が行われなかったLINE@アカウントについては、強制的にLINE公式アカウントへのサービス移行が実施されています。

継続的なメッセージやクーポンの配信により、Webサイトや店舗への集客、商品・サービスの認知拡大、売り上げの増加などが期待できます。

LINE公式アカウントのメリット

LINE公式アカウントを開設・運用するメリットは以下の4つです。

  • ユーザーに身近なスマートフォン上でコミュニケーションがとれる
  • ユーザー数の多いLINEのプラットフォームを利用できる
  • メッセージの開封率が高い
  • ユーザー参加型のキャンペーン機能を活用できる
    それぞれについて説明します。

ユーザーに身近なスマートフォン上でコミュニケーションがとれる

アクティブなネット利用者の実態.png

出典:〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2022年上期)|LINE for Business
LINE株式会社の調査によると、2022年7月時点で、インターネットの利用環境はパソコンが全体の43%、スマートフォンが全体の96%を占めています。その内、スマートフォンのみを利用しているユーザーは54%であり、半数を超えています。

LINEは、主にスマートフォンで利用するコミュニケーションアプリです。ユーザーにとって身近なデバイス上で情報発信することで、企業とユーザーとの距離を縮められるでしょう。

ユーザー数の多いLINEのプラットフォームを利用できる

LINEの月間アクティブユーザー(MAU)は、9,400万人を超えています。(2022年12月時点)
LINEの月間アクティブユーザー.png

出典:LINEアカウント2023年4-9月期 媒体資料|LINE for Business

また、FacebookやTwitterといった他のSNSは利用せず、LINEのみを利用しているユーザーが41.2%。*Yahoo!やYouTubeを利用せずにLINEのみを利用しているユーザーは18.5%*と、LINEのみのユーザー層にアプローチできることも魅力です。

メッセージの開封率が高い

メッセージの開封率.png
出典:アカウント運用の流れを知る|LINE for Business

LINE株式会社が実施したアンケートによると、LINE公式アカウント開封率は59.1%であり、メルマガの1.8倍でした。配信コンテンツである「クーポン」からメッセージが開封されやすいことが想定できます。

LINE公式アカウントの公式ブログにはクーポンの開封率が30%という事例もあり、メルマガなどに比べて施策ごとのメッセージを見てもらいやすいと言えるでしょう。

参考:開封率30%!LINE公式アカウントのクーポンを使ったカラオケ店の集客術

ユーザー参加型のキャンペーン機能を活用できる

LINEでは、まるでユーザーが友人と会話しているかのような気軽さで、企業とコミュニケーションをとれます。

ユーザーとの距離が近い利点を活かし、クーポン機能抽選機能などを活用してユーザー参加型のキャンペーンを実施してみましょう。友だちになっている既存顧客のエンゲージメント向上や、顧客単価の増加を期待できます。

LINE公式アカウントと他のSNSとの違い

LINE公式アカウントとよく比較されるのが、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSです。ここでは、LINE公式アカウントと他SNSとの違いを説明します。

プッシュ型のSNSなので情報伝達力が高い

SNSには大きく分けてプッシュ型とプル型の2パターンあります。

LINE公式アカウントはプッシュ型のSNSです。企業や店舗側のタイミングで発信したメッセージがユーザーのトーク画面に直接届き、ポップアップで通知されます。受動的なユーザーにも積極的に情報を届けられるのが強みです。

対してFacebookやInstagram、Twitterプル型のSNSであり、ユーザーは興味・関心のある情報を能動的に検索します。そのため、自社の商品やサービスを見つけてもらうための施策が必要です。また、こちらから情報を発信しても、ユーザーがアプリページを開かなければ、気付いてもらえないケースもあります。

これらのことから、LINE公式アカウント他のSNSに比べて情報伝達力が高いと言えます。

リピーター獲得に適している

LINE公式アカウントは、他のSNSに比べてリピーター獲得に強みを持っています。

なぜなら、友だち追加するユーザーは、企業や店舗のサービスを利用・購入したことのある既存ユーザー、もしくは興味・関心を持って友だち追加するユーザーが多いからです。

配信したメッセージに広告の要素が含まれていても、友だちとのコミュニケーションに近い世界観を構築することで、リピーター獲得につなげることができます。

一方、FacebookやInstagram、Twitterは新規顧客獲得に適しています。ハッシュタグの設定で幅広いユーザーに情報を届けることができ、企業や店舗側から積極的にフォローすることでフォロワーを増やせます。

リピーター獲得を強化したい企業は、LINE公式アカウントを活用してユーザーとのコミュニケーションを活性化しましょう。

LINE公式アカウントの特性

LINE公式アカウントの特性は以下の3つです。

  • ブロックされてしまう可能性がある
  • 送信できる文字数は500文字以内
  • 登録者数が増えるほど費用が高くなる
    それぞれについて説明します。

ブロックされてしまう可能性がある

ブロックとは、ユーザーが友だちになっているアカウントからのメッセージを拒否したいときに使う機能です。

LINE公式アカウントの平均ブロック率は正式発表されていませんが、、20〜30%程度と言われています。公式ブログでは、施策によって10%以下を維持している企業もあるようです。

ユーザーに距離が近いLINEを通してコミュニケーションが取れるからこそ、顧客にメリットを感じられる配信内容を考えましょう。

ユーザーにブロックされてしまう主な原因は、ビジネス向けアカウントからのメッセージ配信のタイミングや内容が不適切で、ユーザーに不快感を与えてしまうことです。

ただ同時に、ブロック数が0であるアカウントもほとんどありません。一定数はブロックされてしまうものだと受け止めつつ、それ以上増やさないために、ユーザーの反応を適宜チェックしましょう。

参考:LINEのID連携率は約90%!ブロック率10%以下を維持するコスメセレクトショップのLINE公式アカウント活用法|LINE for Business

送信できる文字数は500文字以内

LINE公式アカウントでユーザーに送信できるメッセージの文字数は500文字までです。

SNS 文字数
LINE公式アカウント 500文字以内
Facebook 60,000字以内
Instagram 2,200文字以内
Twitter 半角280文字以内(日本語全角は140文字以内)

全角・半角、絵文字や記号も1文字としてカウントされるため、画像やテキスト情報を一つのビジュアルにまとめられるリッチメッセージ機能を積極的に活用しましょう。

登録者数が増えるほど費用が高くなる

LINE公式アカウントは、メッセージ配信数に応じた異なる料金プランが用意されています。

友だち登録したユーザーが増えるとメッセージ配信数も増えるため、有料プランへの移行が必要になります。料金は1,000通まで無料、15,000通まで月額5,000円、45,000通まで月額15,000円です。

単純にメッセージを増やせば成果が見込めるというわけではないため、ユーザーのニーズを満たす情報を適切に配信して成果を追求しましょう。

まとめ:LINEとユーザーの距離感の近さを活用しよう

LINE公式アカウントは、年々利用率が増えているスマートフォンの中で、多くのアクティブユーザーを抱えるLINEのプラットフォームを活用できます。ユーザーに身近なアプリのため、ビジネス向けアカウントからのメッセージも届きやすいといえるでしょう。

しかしユーザーにとって身近な分、LINE公式アカウントの配信数や内容によっては、よりダイレクトに不快感を与え、拒絶されやすいデメリットもあります。

また、LINE公式アカウントは、「見込み客・リピーター」とのつながりを強めることに適したツールのため、他の集客方法とのうまく組合わせての活用をおすすめします。

LINE公式アカウントの目的やターゲットを明確に定め、戦略的な運用によってユーザーの心を掴みましょう。