本記事で学ぶ内容

・リスティング広告のアカウント構造が理解できる
・キャンペーン、広告グループのそれぞれの役割がわかる

リスティング広告は「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」という3つの要素で構成されています。

リスティング広告を運用する時は、アカウントの構造とそれぞれの役割を理解しておきましょう。

リスティング広告のアカウント構造

アカウント.png
リスティング広告は、「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」の3層で構成されています。

アカウントとは

アカウント広告グループ、キャンペーンを一括管理する1番上の単位です。

企業や店舗でGoogle広告アカウントやYahoo!広告アカウントを取得し、その中でリスティング広告を運用していきます。

アカウントには、ログインメールアドレスや支払い情報、パスワードなどの基本情報が登録されています。

Yahoo!広告
Google広告

キャンペーンとは

キャンペーンとは、複数の広告グループをまとめたものです。

キャンペーンでは、該当するキャンペーンの上限日別予算の設定や配信曜日・時間、配信デバイスなどの設定ができます。

予算や目的をわけて広告を出稿したい場合は、キャンペーンを複数作ります。
なお、キャンペーンの登録上限数は1アカウントに対してYahoo!広告が100、Google広告が10,000となります。

例えば、複数の地域でアパレルショップを経営している企業が、それぞれの店舗ごとに予算を決めて広告を出稿したい場合、

【キャンペーン1】渋谷のアパレルショップ 上限日別予算2万円
【キャンペーン2】池袋のアパレルショップ 上限日別予算1万円

というようにキャンペーンを分けて広告を配信できます。

上記の場合、1ヵ月30日としてキャンペーン1は最大60万円、キャンペーン2は最大30万円利用する設定になります。

広告グループとは

広告グループは広告タイトル広告文、リンクURL、キーワードのセットです。1つの広告グループごとに入札単価の設定ができます。(入札単価の設定はキーワードごとにもできます)

1つのキャンペーンにつき、Yahoo!広告の場合は20,000、Google広告の場合は2,000の広告グループが作成できます。作成上限は設定されていますが、通常の運用であればほとんど超えることはありません。

例えば渋谷のアパレルショップの場合、

グループA:コート
グループB:シューズ
グループC:ジーンズ

というように、ジャンルごとにグループを作り、それぞれにキーワードと広告文を設定できます。

まとめ

リスティング広告を始める時は、アカウントを取得→キャンペーンの作成→広告グループの作成といったように大きな枠組みから作っていきます。

リスティング広告を運用するうえでアカウント構造の理解は必要です。複雑に思えるかもしれませんが、広告の管理や運用を行う上で大切ですのでそれぞれの役割をしっかりと理解しましょう。