フレームワークとは、アプリケーションソフトを開発する際によく必要をされる汎用的な機能をまとめて提供し、アプリケーションの土台として機能するソフトウェアのことです。元々は枠組み、下部構想、構造、組織という意味の英単語です。アプリケーションのひな形であり、これを開発に利用することで、大幅な効率の向上が見込めます。

それ以外にもビジネスフレームワークというものも存在しており、共通して用いられる考え方、意思決定、分析、問題解決、戦略立案に使われる枠組みのことを指します。

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フレームワークの重要性

近年WEBアプリケーション開発は大規模化が進んでおり、なおかつその開発にかけられる工数は短縮化の傾向にあります。そのため、案件の大規模化で開発に携わる人数も増加したため、開発チームそれぞれが別々でWEBアプリケーションの開発を進めてしまうと、いざそれを組み合わせる時にうまく機能しなくなる危険性がありました。

そこでそんな近年の問題に対する解決策の1つとして、WEBアプリケーションフレームワークを用いた開発スタイルが注目されるようになりました。

フレームワークによるWEB開発の省エネ化

「骨組み、枠組み、足場」などの意味を持つことから、IT用語におけるフレームワークは、言葉の通りの解釈をすれば、「構築するものの元となる土台の部分」を指す言葉であることがわかります。

このフレームワークを活用することでWEB開発における多くの問題を解決することができます。各WEBアプリケーションに共通して必要な機能を提供できるようになるので、開発工数を大幅に短縮することができます。

また、フレームワークを導入すれば共通するコーディングルールが与えられるため、品質の均一化、コード自体の保守性や拡張性を確保することができるようになります。

さらに、フレームワークを使用して開発を行えば、ある程度ルール化されたコードによって開発されたものになっているので、そのフレームワークを知っている人であれば、誰でも短時間で実装を理解することができます。そのため、メンテナンス性が格段に向上するようになります。

フレームワークは、WEB制作を便利に効率的に進めることのできるものです。種類や使い勝手も異なり、数多くのフレームワークがあるため、各種ダウンロードをして試してみることをオススメします。

用語例

フレームワークを取り入れて均一化しよう」