スマホアプリ成長への最短距離を実現！アプリマーケティングの要「他社アプリの分析で重要な指標」を解説

こんにちは。フラー株式会社「App Ape Lab」編集長の日影耕造です。

新規アプリの企画立案やリリース、その後のグロースなど、アプリマーケティングのあらゆる場面で、自社アプリの分析はもちろんのこと、「他社アプリの分析」をすることは非常に重要です。

自社のみならず、他社アプリまで分析することがなぜ重要なのでしょうか？さらに、競合分析を簡単かつ精緻に行うにはどうしたらいいのでしょうか？

今回は、弊社が提供しているアプリ分析ツール「AppApe（アップエイプ）」を用いて戦略策定や目標とする指標の設定といった様々な場面で役立つ、スマホアプリ分析の手法をご紹介します。

アプリの世界は競争が激化している？

参照元：スマホアプリ分析プラットフォーム「App Ape」

スマホアプリの世界は年々競争が激化しています。

アプリ全体のアクティブユーザーを月ごとに合算した合計月間アクティブユーザー（MAU）の成長率は、2016年10月から17年9月までの1年間で3.4％となりました。

依然として上昇トレンドを維持したものの、2016年4月から同年9月の半年間の成長率18.0％に比べて期間が長いにもかかわらず、上げ幅が縮小した形です。

一方、2017年9月の一人当たりの平均所持アプリ数は前年同月比4個増の78.6個でした。そのうち、月に1回以上起動するアプリは同0.8個増の26.7個で、ユーザーが実際に使用するアプリの数はほぼ横ばい傾向です。

過去1年間の推移を見ても所持、利用ともに変動が少なく、ユーザーがスマホに入れるアプリ数は頭打ち状態であることは明確なのです。

アプリとしてどんな指標の成長を狙えば良いのか

競争が激化する中でもアプリの成長を安定的に図るため、ぜひおさえておきたい重要指標が、前述のアクティブユーザーとアクティブ率です。

アクティブユーザーとは、 新規ユーザーと復帰を含む継続ユーザーを足した数字から、休眠を含む離脱ユーザーを差し引いた数値です。

アクティブ率は、アプリを所持しているユーザーのうち、どれくらいの割合のユーザーが使用しているかを示しており、アクティブ率が高ければ高いほど、優秀なアプリといえます。

例えば、所持ユーザーが同じ5万人のアプリでも、アクティブ率が20%違えば、アクティブユーザー数で1万人も差が生じてきます（※所持ユーザーは端末にアプリが入っているユーザーのこと）。

継続的な成長には、アクティブ率を一定以上に保つことが必要不可欠なのです。

目安はアクティブ率55.1%、売上TOP10アプリはさらに高い

App Apeを使って、MAU5万人以上のアプリを見ると、月間のアクティブ率の平均は55.1%、休眠率の平均は44.9%となっています。カテゴリーによって違いはあるものの、この数字が一つの大きな目安となります。

参照元：スマホアプリ分析プラットフォーム「App Ape」

さらに売上TOP200と、売上TOP10のアプリの平均を App Apeで比較すると、売上TOP10の方が平均アクティブ率が高く、売上とアクティブ率には相関関係があることがが分かります。

休眠率が低いアプリは、アプリに魅力を感じたり、コンテンツを気に入ったりして使用している場合が多いので、アプリの売上にもつながりやすいのです。

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App Apeで他社のアクティブユーザーの動向が丸分かり

App Apeでは、このような一連のアクティブユーザーの数やアクティブ率をはじめとするさまざまなデータを、各アプリごとに把握することができます。

ベンチマークとしている他社アプリの一連のアクティブ率や休眠率を調べた上で、自社アプリのKPIを設定や他社アプリの数値に変動があったタイミングを深掘りすることで、ユーザーのアクティブ率に影響があった施策を確認したりすることができるのです。

さらに、アクティブ率は男女年代別でも見られることから、年代層別の数字の推移や、イベントやキャンペーン、テレビCMなどさまざまな施策の効果も把握できます。

App Ape について

「App Ape」は、スマホアプリビジネスをサポートするアプリ分析ツールです。アプリのストア、パブリッシャー、ユーザーの利用データを提供し、市場のトレンド把握や競合調査、アプリのマーケティングや広告出稿の最適化などを全面的に支援しています。

これまでに、アプリパブリッシャーを中心にアプリビジネスに関わる 3,000社以上の企業様の活用実績があります。

App Apeの強み

圧倒的なモニター数

App Apeでは、独自に数万のパネルを所持しており、アンケート調査の平均パネル数の数百、数千と比較すると、はるかに信頼性が高いデータの提供が可能です。

実利用データを用いた分析

App Apeが所持するデータは、アンケート調査と異なり、ストアの情報と過去から現在に至るまでのパネルユーザーの「実利用情報」です。アンケート調査のようにサンプルの主観に左右されない、正確な分析が強みとなっています。

App Apeで閲覧可能な主なデータや機能は以下の通りです。

ストア、利用情報、トレンドの各ランキング

画像：フラー株式会社

iOS、Androidのストアランキングを網羅、過去に遡って確認可能です。利用情報ランキングは、日間、週間、月間のそれぞれのアクティブユーザー数をランキング化。

トレンドランキングは、急上昇・急下降したアプリのランキングを日間、週間、月間でとりまとめました。ジャンルごとにアプリの人気や利用の変動を察知することができます。

各アプリの利用情報

画像：フラー株式会社

インストール数、所持者数、月間・週間・日間・時間別の利用ユーザー数と利用率、性年代別利用者数、日間起動回数、同時所有アプリを網羅。

各データは時系列で表示可能です。CSVエクスポートもできます（一部除外あり）。さらに、複数のアプリの指標をダッシュボード上で比較することもできます。

行動分析機能

画像：フラー株式会社

ユーザーの新規獲得や離脱の推移などの動きを把握できる機能で、アクティブユーザーのその後のリテンションやリザツしたユーザーの内訳など、ユーザーの行動に関するデータが満載です。

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App Apeの米国市場アプリデータを無料開放中！

「App Ape」では現在、App Apeで蓄積する米国市場のスマートフォンアプリのデータの無料開放を期間限定で実施しています。

米国市場のストアランキングや利用者数ランキング、各アプリのインストール数、所持者数、アクティブユーザー数、性年代別利用者数などのデータをすべてご覧いただけます。

米国データの無料開放につきましては、3月26日から４月25日までの1ヶ月間を予定しております。ユーザー登録がお済みでないお客様の登録は、下記のサイトにて受け付けています。
　
App Apeの既存のユーザー様は追加の手続き無しでそのままご覧いただけます。

この機会にぜひApp Apeの生のデータに触れて魅力を存分に感じてみてはいかがでしょうか？