特定の公共機関や緊急対策機関から随時発信される情報は「Twitterアラート」によって優先的に受け取れる仕組みをご存知でしょうか?

東日本大震災の際、Twitterのツイートは情報発信において大きな役割を担いました。
Twitter上で安否確認が行われたり、救助活動が迅速に行われたりしたことで、緊急時におけるSNSの重要性を実感した方は多いのではないでしょうか。

今回はTwitterアラートを用いた緊急時の情報入手の方法をご紹介します。
緊急時にスピーディかつ適切な情報の入手の仕方がわかりますので、是非ともご覧くださいませ。

「Twitterアラート」とは?

Twitterアラートとは、緊急事態の際に、信頼できる特定の公共機関や緊急対策機関から随時発信される情報を受け取れるサービスを指します。

緊急事態には、地震や津波といった自然災害が当てはまります。
また、市役所のアカウントでは、地域の防犯を警告する不審者情報などを配信しているケースもあります。

アラートはタイムラインにハイライト表示され、モバイル端末を利用している場合は配信と同時に通知される仕組みとなっています。

Twitterアラートの3つの特徴

日本におけるTwitterアラートのシステムは、2013年9月26日から現在まで継続して利用されています。Twitterの公式アナウンスとしては、以下3点のメリットが説明されています。

1. どこにいても直ちに発信できること

これは行政を始めとしたアカウントの情報発信者のメリットです。通常のWebサイトであれば、ホームページの管理画面などにログインし、文章を打ち込むまでの手間がかかります。その点、Twitterであればパソコンと携帯電話の両方から緊急情報を発信できるため、1秒を争う状況でも素早くツイートを行えることをアピールしています。

2. ツイートが分かりやすく表示されること

通常のツイートであればタイムライン上に投稿されるため、大事な情報でもユーザーが見逃してしまう可能性があります。しかし、Twitterアラートの受信設定を行なっている場合、画面全体に該当するツイートが大きく表示され、緊急時のお知らせを即時的に受け取ることができます。

3. ユーザーに信頼できる最新の情報を届けられること

緊急時のTwitterアラートのシステムを採用できるのは、信頼のあるアカウントに限られているのが特徴です。国連機関や行政機関、役所などからの受信設定が可能であるため、一次情報の信頼性を担保することができ、悪質なデマや誤情報の拡散を防ぐことができます。

Twitterアラートの受信設定をすべきおすすめアカウント

tenki.jp地震情報(@tenkijp_jishin

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日本気象協会tenki.jpの地震情報に特化した公式アカウントです。地震が発生した際の日時、震源地、震度、地震の規模を表すマグニチュード、津波の心配などが随時ツイートされます。

tenki.jp(@tenkijp

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日本気象協会が運営する天気予報専門サービス『tenki.jp』の公式アカウントです。こちらは地震情報のみならず、市区町村ごとの詳しい天気予報や、気象予報士によるわかりやすい天気解説などを始めとした豊富な気象情報もお届けしています。こちらでも地震情報を受信することが可能ですが、普段の気象情報をチェックするにしても便利なアカウントであるため、フォローしておくと良いでしょう。

TOKYO FM 80.0 & 86.6(@tokyofm

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TOKYO FMでも震災情報のTwitterアラート機能が採用されています。ラジオ局であるため、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IPサイマルラジオ」の配信サービスである「radiko.jp」と掛け合わせることで、より正確な情報を入手することができます。

自分が住んでいる地域の行政アカウント

ご自身のお住まいがある地域、また企業のアカウント担当者の場合はオフィスの勤務地のある地域の行政アカウント、防災アカウントをチェックしておくことも大切です。

現在は東北地方のアカウントが多い現状のため、まだまだカバー範囲は狭い状態ですが、現在情報発信を行なっているアカウントはこちらから確認できます。

緊急時のTwitterアラート機能の参加機関・団体 | About