Instagramとは、以前は「きれいな写真」を見るプラットフォームとして認知されていましたが、近年では「新しいモノ・サービスを発見する」「モノを買う」プラットフォームへと変化を遂げつつあると言われています。

それを裏付けるように、Instagramをいちユーザーとして閲覧していると、フィードやストーリーズで企業投稿や広告に出会う場面も増えてきました。この「インスタ広告」ですが、例えば企業や個人店舗として出稿をしたい時にはどのような手順を踏めば良いのでしょうか?今回の記事では、ビジネスパーソンやマーケターに向けて「インスタ広告」の概要や種類、出稿の手順やポイントなどをお伝えします。

Instagram(インスタグラム)は「新しい商品を見つける場」へと変化し、企業投稿や広告はユーザーの生活に自然に溶け込んでいる

かつては、フォトグラファーなどによる綺麗な写真を見るためのプラットフォームとして認知されていたInstagram。しかしそのプラットフォームとしての性質は利用するユーザー数の増加に伴って年々、少しずつ変化してきているという事実があります。

2020年現在、Instagramがオフィシャルに述べているのは次のようなポイントです。

Instagramに集まる人びとが求めているのはインスピレーションや発見。その中にはビジネスやブランドのコンテンツも含まれます。
引用元:Instagram for Businessスタートガイド | Instagram for Business

2015年11月に、Instagram側が行った利用者アンケートの結果によると「60%の利用者がInstagramで新しい商品を見つけている」という結果も明らかになっています。

さらに、2億人以上の利用者が毎日1つ以上のビジネスプロフィールにアクセスしているというデータも。

また、人気ストーリーズの3分の1が、ビジネスプロフィールによって作成されたものである、ということもInstagramにより公式に発表されています。

つまりInstagramの現況とは、多くのユーザーがフィードやストーリーズを通して企業投稿や広告に触れている。なおかつ、それらが自然に受け入れられ、生活の中に溶け込んでいる、と言うことができます。

インスタ広告の仕組み・概要

前述したように、一般ユーザーにとって身近な存在になっている「インスタ広告」。企業や店舗として広告出稿を行う立場で見てみると、どのような仕組みになっているのでしょうか。

出稿時に細かくターゲティングができる

インスタ広告は、ユーザーのタイムラインに自然に溶け込んでビジネスのターゲットとする層に見てもらえることが重要です。

例えばゲストハウスの宣伝なら、旅行が好きな人に届く。カフェの宣伝なら、カフェへ行くのが好きな人に届く、といったように、宣伝したい内容を、好みやニーズに合う人に適切に届けることがポイントになります。

そのため、出稿時に「地域」「使用言語」「年代」「性別」「興味・関心」など細かくターゲティング設定することができるようになっています。

つまり、自社のビジネスにとって意味のあるオーディエンスにリーチできる仕組みになっているのです。

ターゲティングの「おまかせ」機能もあり

インスタ広告はスマホのInstagramアプリ上で、過去に公開済みの投稿から作成・出稿することも可能です。前述したように、出稿時にターゲティング設定を行うプロセスがありますが、その際に「自動」を選択すると、お任せで既存フォロワーと共通の特徴を持つ人にリーチできる、という機能も備えています。

初めての出稿で、ターゲティング設定などどうして良いか判断に迷う、という場合には、この「自動」機能を活用するのもおすすめです。

意味のあるオーディエンスにリーチし、アクションを促す

適切にターゲティング設定ができれば、自社のビジネスと親和性の高いユーザーにリーチできます。それにより、広告クリエイティブの作り方次第で以下のような目標達成を後押しします。

●認知:
ビジネス、商品、アプリ、サービスの認知度を高める。
ローカルビジネスなら、近隣エリアに居るユーザーへのリーチができる。

●検討:
Webサイトクリックや動画の再生を訴求し、商品やサービスの内容を詳しく伝える。

●コンバージョン:
「この商品を買う」「このアプリをインストールする」などのメッセージを伝えることで、商品の売上そのもの、アプリのインストールそのものなど「コンバージョン」を獲得。

参考:Instagram広告 | Instagram for Business

Instagram広告 | Instagram for Business