写真の管理や現像、レタッチに便利なソフト「Adobe Lightroom」。大量の写真を一括管理できたり、現像作業を効率的に行える設計になっているのが特徴です。

写真素材を扱うWeb担当者であれば、Lightroomを利用している方も多いのではないでしょうか。

Lightroomは「写真」に特化しているため、同社の画像全般の編集ソフト「Adobe Photoshop」と比べシンプルで、マウス操作だけでも十分使うことができます。しかし、効率的に業務を進めるならショートカットを覚えると良いでしょう。

今回は、写真を「開く」「書き出す」といった基本操作と、現像時のブラシ選択など「現像」に使えるショートカットを厳選してご紹介します。

絶対に覚えるべき、使用頻度の高いショートカット9選

1.ライブラリモジュール:グリッド表示

G

Lightroomに読み込んだ写真を確認するのが「ライブラリ」モジュールです。写真を一覧で確認したいとき「グリッド表示」にします。写真の選定や現像前の段階で必ず行う表示方法です。

2.ライブラリモジュール:ルーペ表示

E または Space

写真を一覧で表示する「グリッド表示」に対して、1枚を拡大して表示するのが「ルーペ表示」です。写真を細かくチェックする場合や、現像前に使用することが多い表示形式です。

3.現像モジュール表示

D

現像モジュールは、ライブラリから写真の現像を行う際に使用します。

ライブラリモジュールと現像モジュールの切り替えは頻繁に行いますので、マウスよりもショートカットを覚えるほうが格段に作業スピードが上がるでしょう。

4.ライブラリ内 写真の比較表示

C 

「写真A」と「写真B」2枚の写真は、どちらの写りが良いかといった比較を行う際に使用します。写真の枚数が多いほど利用する機能なので、こちらもショートカットを覚えることで作業スピード上げられます。

5.クイックコレクションへ追加

B

クイックコレクションは、写真の一時保管場所と考えましょう。撮影した直後に「アリorナシ」等、大まかな基準で写真を分類するときに使います。

本格的に現像する前の「読み込み」段階で使うことが多いので、覚えておくと便利です。

6.新規コレクションの作成

Win:
Ctrl + N

Mac:
Command + N

コレクションとは、写真を分類して保管するフォルダのようなスペースです。
テーマ別に名前を付けて分類できるので、商品名や企画名などを付けて分類すると便利に使うことができます。写真の枚数が多いほど、使う機会も増えます。

7.カタログを開く

Win:
Ctrl + O

Mac:
Command + Shift + O

カタログとは、Lightroom独自の概念で画像のメタデータなどが保管されているデータベースです。通常は1つのカタログで完結しますが、複数カタログを使う場合に覚えておきたいショートカットです。

8.レーティングとラベル付け

レーティング:1~5
レーティング削除:0

付与したい写真を選択し、1~5キーでレーティング、5~9キーでラベルを付与できます。

赤ラベル:6
黄ラベル:7
緑ラベル:8
青ラベル:9

レーティング(星マーク)やラベルを付与することで、写真の検索が簡単になります。コレクション作成時や現像前の取捨選択に役立つでしょう。

9.選択した写真を書き出し

Win:
Ctrl + Shift + E

Mac:
Command + Shift + E

写真の順番整理やRAWデータの現像を終えた後、書き出しを行うショートカットです。作業の終盤に必ず行う作業なので、ぜひショートカットを覚えましょう。

書き出し時にデータのフォーマット、ナンバリングや画像品質などを設定することができます。