オウンドメディアを軸としたコミュニケーションが主流となり、大企業から中小企業、大学などの教育機関まであらゆるブランドやサービスが自社でメディアを持ち、発信し始めている現在。クリエイターやマーケターとして一番求められる知見のひとつに「メディアづくり」のスキルがある。

狙うべき読者層に合わせた最適なコンテンツを企画し、リスティング広告やSNSなど各種施策を組み合わせてメディアグロースを図るメディアのマーケターもいれば、他メディアでは読めない独自の視点での記事を作り出すライター。また、それらコンテンツを最大限魅力的に演出するデザイナーなど、メディア運営にあたっては様々なプレイヤーが存在する。

メディア運営についての知見を得るためには、サービスやブランドの事業会社に入ってじっくりと1つのメディア運営をやってみるという選択肢もあれば、制作会社や広告代理店など協力会社の立場で横断的に経験を積む道もある。また、ゼロから立ち上げるスキルとマンネリ化を打ち破り新たな読者を拡大していくスキルも大きく違う。

それらをまとめて身につけるのに最適な場所が、独自の立ち位置で急成長を遂げている株式会社SoLaboだ。創業融資支援サービスWebマーケティング支援という一見異質な領域のサービスをハイブリッドした同社は、創業者向けのノウハウを提供する自社メディアを運営して創業融資の相談を獲得しながら、そのサイト運営で得たノウハウを様々なクライアントに提供している。

誰かの「夢」が1つの事業としてカタチになっていく「0→1」の段階から、次に売上拡大のためにマーケティングを始める「1→10」の段階まで一気通貫して支援する同社ならではの働きがいとは。さらに、同社の成長の秘密でもある「武者修行制度」とは。同社代表取締役社長 田原 広一氏と、取締役の大石田 一真氏に話を伺いました。

自社メディアで試行錯誤して築いた知見を、クライアントに提供

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「創業融資支援をしていたら、自然な流れでWebマーケティングサービスも始めていました」と語る田原氏。二人三脚で一緒に創業までこぎつけた経営者が、次に一番興味を持つのが「いかに売上を伸ばすか」ということ。そこで、創業前からの相談相手である同社に自然と相談する流れになったという。

創業融資を受けたい人たちに役立つ情報やノウハウを提供する「創業融資ガイド」「inQup」「資金調達ノート」の3つのメディア運営が既に軌道に乗っていたこともあり、それらのメディアグロースを通して得た知見を提供することから始まった。

「自社のサイト運営で試行錯誤した中で、本当によかったものだけをクライアントに提供できるというのがSoLaboの強み」と田原氏は語る。最新のツールやアドテクでも、それらのパフォーマンスを出すにはコツが必要である。それらをまずは自社でハラオチするまで使いきった上で、初めてクライアントへ提供するから必然、地に足のついた提案になる。

経営者が分からないことを「咀嚼して伝える」ことがミッション

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「経営者が分からないことを、我々が咀嚼して提供することで日本全国に素敵なお店や事業が増えること。それが私たちの目指すビジョンです」と語るのは大石田氏だ。創業慣れしている人などほとんどいない中で、情報やノウハウがないために消えてしまう「夢」は日本中にある。創業時の融資とりつけも、その後のWebマーケティングも、そうした創業を志す人たちを助けるための手段のひとつである。

徹底した顧客満足を追求する同社は、本業である創業融資の手数料も驚くほどリーズナブルだ。「まずは創業時にお金を借りる、という文化形成から始めたい」というように、可能な限り相談の敷居を下げることで一人でも多くの創業者の「夢」をカタチにし続けている。月間1,200件もの創業融資の相談が舞い込むという同社は、同時にマーケティング支援事業も伸びてきており、同社のビジョンに共感してくれる仲間を募集中であるという。

メディア運営においても「0→1」「1→10」どちらもできる環境。

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自社メディア運営とクライアントワークを同時に行う同社では、メディア運営の業務についても「0→1」「1→10」どちらも経験できる。まずは自社メディアのさらなるグロースに向けたコンテンツ企画・制作で知見を蓄積し、新たなサイトを立ち上げたい企業のメディア立ち上げに活かす。

創業時からの付き合いが多いため、やろうと思えば最初のCI/ロゴづくりなどのブランディングにも関わりやすい環境」であると大石田氏が語る通り、通常なかなか手がけるチャンスのない企業ブランディングに関しても、同社のビジネス構造上携わるチャンスはいくらでもある。

急成長中の企業にしては珍しく、社員は協調性の高い穏やかな人が多く、業務も基本的には定時で終わるという。創業融資支援の収益基盤があるからこそ、無理な提案はせず本当に顧客のためになる仕事だけに専念できる。「だからこそ、自分でどんどんモチベーションを生み出していける人が伸びていきます。楽をしたい、ではなく仕事をリラックスして楽しみたい、心理学で最もクリエイティブな集中力が出るといわれる“フロー”の状態でどんどんいいものを作り出せる人が合っています」

必要なノウハウを自由に獲得できる「武者修行制度」とは

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営業力がなくても、商品力を上げれば基本的には売れると考えている」という田原氏のポリシーに基づき、自社が提供できるノウハウを増やすためなら社員が自発的に学びにいける環境である同社では、「武者修行制度」なる不思議な仕組みがある。

もともと創業前に、自らマーケティングの知見をつけるために「タダでもいいから」と友人の会社等で働かせてもらったという田原氏自身の経験が元になっており、SoLaboから給料をもらいながら一定期間他社に武者修行に出て、新たな知見を会社に持ち帰るという文化だ。「無料でいいから働かせてください、と言ったらだいたいどこでも働かせてくれるものなんです」と田原氏。

もちろん他社への武者修行だけではなく、マーケティングの教育講座や通信教育などでのスキルアップも可能だ。「今は“5秒動画を極めたい”というデザイナーが自分で良さそうな講座を探してきて動画の勉強をしていたり、顧客を喜ばせるために社員が主体的にどんどん動いてくれている」という。

募集人材も「0→1」「1→10」どちらも歓迎。

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現在募集しているのは下記の3職種だ。

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企画から執筆まで幅広く手がけたい「ライター」募集!

自社メディアでの起業家向けコンテンツの執筆はもちろん、顧客企業の様々なメディアで企画から記事執筆まで手がけられます

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経営者に直接提案できる!デザイナー募集

WebサイトやLPのデザインはもちろん、創業時のチラシやパンフレットなどの紙モノまで幅広い仕事に携われます

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お客様の売り上げ貢献した経験をインハウスとして発揮するマーケター募集!

WEB広告の戦略立案、自社キュレーションメディアの改善、その他創業者と新たに接点を持つための施策立案と実行をする仕事です

経験があるに越したことはないが、それより重要なのはSoLaboのビジョンに共感し、顧客ファーストのスタンスでメディアづくりを楽しみながら自発的に伸びていける素質だ。これからメディアスキルを身につけていきたいと考える人はもちろん、これまで培った知見をさらに自由に伸ばしていきたいと考える人にとってもSoLaboは最適な場所である。

カメラマン:片岡龍太郎
取材・執筆:神保康介