GoogleやYahoo!JAPANのような検索エンジンで表示される、ホームページの情報を最適化することを「SEO」と言い、アクセスを増やす方法の1つとして利用できます。
SEOでは単なる検索順位だけでなく、検索結果にどのように表示されているかというのも大切でしょう。
Googleではスニペットという、ホームページの情報の一部を検索結果に表示させる方法を採用しています。

今回はスニペットの種類と、どのような工夫をすればスニペットに対応できるのかを解説します。
検索結果の表示のされ方はクリック率へも影響をもたらします。
正しい対策を行って、自然検索からのアクセス数を増やせるホームページ作りをしていきましょう。

スニペットとは

スニペット(snippet)とは、ハサミなどで切り取った切れ端、情報の断片を表す英単語です。

ferret___Google_検索.png

上記の画像の赤枠の中をみてみてください。
Googleのほか、Yahoo!やBingなどの検索エンジンでは、このように検索結果として表示されるホームページの短い説明文が入るようになっています。

この説明文を「スニペット」と言い、スニペットはホームページに含まれている情報から抜き出して表示されています。

では、なぜスニペットがSEOの面で重要視されるのしょうか。
それを裏付ける1つのデータがあります。

スクリーンショット_2017-02-15_13.11.34.png

データ分析企業のDynamical.bizが調査したアイトラッキングデータによると、ホームページタイトルよりもスニペットの方が、視線が固定される時間が長いという結果が出ました。
ユーザーがより多くの時間を使ってみているということは、クリックの判断基準としてスニペットが読まれている可能性があります。

ホームページへのPV数を増やすのに、まず入り口であるスニペットが適切なものとして表示されているかを意識する必要があるでしょう。

スニペットの種類

ホームページの一部を切り取るスニペットには、先ほどのような通常のもの以外にもいくつか種類があります。
それぞれ表示のされ方や内容が異なるので、ここで違いを押さえておきましょう。

リッチスニペット

ボンゴレビアンコ___Google_検索.png
スクリーンショット_2017-02-15_13.30.51.png

スニペットの中には上記のように画像や店舗へのレビューが含まれているものがあります。このように写真やレビューなど、テキスト以外の情報が含まれたスニペットを*「リッチスニペット」*と言います。
他にもダウンロード用のリンクを含んだものや文中で特定の文字が強調されているものなども、リッチスニペットに含まれます。

参考:
検索結果のリッチ スニペット
リッチスニペットとは

強調スニペット

強調スニペットとはユーザーが疑問を投げかけるような検索を行った際に、回答として検索結果上部に表示されるスニペットを指します。

トランジットとは___Google_検索.png

このように単語の意味を検索したり、商品の価格を調べた時に表示されます。

強調スニペットは、必ずしも自然な検索結果で最上位となっているホームページの情報が表示されるわけではありません。
しかし、ユーザーから見れば上部に表示されるため、自然な検索結果の上位よりもユーザーに見られやすい状態となります。

また、文字のフォントも大きく、誘導するURLも表示されるため、ホームページへの誘導を狙いたい企業にとっては見逃せない存在と言えるでしょう。

参考:
検索結果「0位」として注目される強調スニペット(Featured Snippets)とは
検索結果での強調スニペット