マネジメント理論/組織戦略が学べる名著5選

8. 人を動かす|デール・カーネギー

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"人を動かす"は、自己啓発書のベストセラー作家であるデール・カーネギーの著書です。題名のとおり、人に行動を起こしてもらうための法則がまとめられており、マネジメントの概念を学ぶことができます。

この本には、「人を非難しない」「相手に喋らせる」「命令しない」のような、「強制しない」マネジメント手法が書かれています。人に対しての行いは「強制しない」ことの重要性が理解できるでしょう。マネージャー職が身に付けておくべき普遍の知識と言えるでしょう。
  

9.『企業参謀』大前研一

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企業参謀は、マッキンゼー出身の経営コンサルタント、大前研一氏の著作です。問題を明らかにし、解決するという「戦略的思考」の基本を学べるでしょう。戦略的思考の基本として、あらゆる物事の本質を考えることと記されています。

問題の原因となる要素を分解し、共通点を整理しグループ化することで、本質が明らかになるというフレームワークなどがまとめられています。このように分解して共通点を導く「分析するスキル」が戦略思考を身に付ける上で重要です。
  

10. マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則|ピーター・ドラッガー

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"マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則"は、経営学者ピーター・ドラッカーの著作です。現在に至るまで、あらゆるマネジメント理論の参考にされてきた代表的な書籍です。

ドラッカーは、マネジメントの目的は「成果を出すこと」と述べています。成果を出すために組織は何を実行すべきなのか、を考えることの重要性が学べるでしょう。マネージャー職の方であれば、部下たちがいかに成果を上げるかを考えると思います。その際の参考になるでしょう。
  

11. ザ・ゴール|エリヤフ・ゴールドラット

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"ザ・ゴール"は、工場における業務改善を題材にした小説です。工場の経営悪化に伴い、3ヵ月後に閉鎖が決まることから話が展開されていきます。業務の効率化を行うプロセスをストーリー形式で学べる書籍です。

悪化の原因である「ボトルネック」を見付け、そのボトルネックを改善する効果的な方法を導き実行するというプロセスがストーリー上に登場します。工場が題材ですが、ボトルネックの概念はあらゆる職種に応用できるでしょう。

12. ビジョナリー・カンパニー|ジム・コリンズ

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"ビジョナリー・カンパニー"は、3Mやディズニーなど世代を超えて存続する企業や経営者を調査することで「優れた企業」の共通点や法則を導き出した本です。そのような世間に対して大きな影響力の持つ企業を「ビジョナリー・カンパニー」と定義します。

ビジョナリー・カンパニーのように優れた組織を構築するための要素として、「理念」「意欲」「一貫性」が重要と記されています。この要素を組織で展開するためのノウハウについても触れられており、組織運営に携わる方であれば学ぶことの多い書籍です。

13.ディズニーCEOが実践する10の原則|ロバート・アイガー

ディズニー元CEOが直々に語る、リーダーとして成功した過程
ピクサーを始めとした数々の有名企業を傘下に入れ、エンターテイメント業界の巨人として君臨するウォルト・ディズニー・カンパニー。各社の買収に携わったディズニー元CEO・現会長が直々に経歴を語った一冊です。

テレビ局の雑用係から始め、超巨大企業のリーダーにまで上り詰めた著者が、自身の経験と成功哲学を綴っています。10の原則という形で、リーダーのあるべき姿についても解説。物語のような形式で、マネジメントに必要な知識も身につけられそうですね。

14.両利きの経営|チャールズ・A・オライリー/マイケル・L・タッシュマン

   イノベーションの時代を生き抜くための経営戦略 タイトルにある両利きの経営とは、大まかに既存事業の強化と新規事業への参入を両立するということ。世界最先端といわれるこの理論について徹底的に解説した一冊です。イノベーションが求められる社会における経営のあり方を考えさせられるでしょう。

本書では、様々な企業の成功・失敗事例を参照しながら理論が展開されています。IT系が中心ですが、製造系やメディア企業の事例も登場。

また、企業のリーダーの成功事例も記載されています。著者は2人ともアメリカのマネジメント研究者で、この邦訳版には日本の研究者による解説も付属。変化の激しい時代において生き残るための経営法を模索している方におすすめです。

15.マネジメントへの挑戦|一倉定

経営コンサルタントの一倉定氏が1965年に著した、マネジメントの名著の復刻版です。中小企業の救世主といわれた著者が、当時のマネジメント論の常識を覆した革新の一冊。そこには現在の組織にも通じるアドバイスが書かれています。

組織やチームワークに関する話はもちろん、財務や賃金などに関する現実的な側面の説明も登場。当時の言葉づかいではありながらも、きっぱりとした口調で語られる経営学の論理には、頷いてしまうことも多いのではないでしょうか。

日本のドラッカーと呼ばれるほどの著者が担当した企業は1万社以上。そんな経験に裏打ちされた独自のマネジメント論は、リーダーとして活躍する方にとって身につけておきたい知識となるでしょう。理想の経営への参考にぜひ読んでみてください。