事業拡大のカギを握るITエンジニアの確保。しかし近年、そのエンジニアの採用・育成に多くの企業が課題を持っています。

そうした時代背景を受けて、「短期間で未経験からエンジニアを育てること」を目的としたプログラミングスクールが増加。

その中でも急成長しているのが、日本最大級のエンジニア養成スクール「テックキャンプ エンジニア転職」を運営する株式会社divです。

全社売上前期比250%(期間:2019年)。この圧倒的成長に大きく貢献しているのが、過去最高KPIを8ヶ月連続で達成しているマーケティングチームです。

divのマーケティングチームは、なぜ高い成果を上げ続けているのでしょうか?

その秘訣に迫るべく、株式会社divの取締役・CMOの新保 麻粋(しんぼ まいき)氏にdivのマーケティングチームの特徴や採用・育成について話を伺いました。

毎月過去最高KPIを更新。そのカギは「チーム全員が同じKPIを追うこと」

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ーーdivのマーケティングチームはどのようなKPIを追っていますか?

私たちのKPIは「プログラミング体験会」や「無料カウンセリング」の集客数です。この数字を増やすために、それぞれが施策を必死に考えて実行することで、今年はほぼ全ての月でKPIを大幅に達成できています。

ーーそれはすごいですね!KPIを達成できる秘訣は何でしょうか?

いくつか理由はありますが、最大の理由はマーケティングチーム全員が同じKPIを追っているからです。

KPIを達成できるほどの非常に効果の高い施策を見つけだすまで、それぞれのチームメンバーが個人で様々な施策を試します。

効果の高い施策を見つけたら、すぐにその施策に全員のリソースを投下。チーム編成を変えるなどして最適なチーム体制を構築するのです。そのような手法をとることで、常に大きな成果を得ることができています。

一方、一般的なマーケティングチームは集客数という最も重要なKPIを、クリック率やフォームの完了率といった細かいKPIに分割してメンバーに割り振ります。しかし、それではメンバー全員がKPIを達成しない限り、チームのKPIは達成できません。

だから、当社のマーケティングチームでは、全員で同じKPIを追うことにしています。

チーム立ち上げ当初から”フルスタックマーケター組織”にこだわった理由

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ーー確かにその通りですね。とはいえ、マーケターにはそれぞれ専門分野があるので、チーム全員が同じKPIを追うことは難しく感じてしまいます。

そもそも、divのマーケターは専門領域を持っていません。全員が企画・情報設計・デザイン・コーディング・プロモーション・広告運用を行うことができる環境です。

これは、マーケティングチームを発足した時からのこだわりでもあります。

ーーなぜ、専門領域に特化したスペシャリストマーケターではなく、幅広い領域を扱えるジェネラリストマーケターで組織を作ったのでしょうか?

とにかく圧倒的なスピードが必要だったからです。

毎月急成長を遂げているdivでは、サービス内容やKPIがどんどん変化する状態で、新しい施策を素早く回すことが求められました。

チームのメンバーが特定の分野しかできなければ、個々のスキルによってできる施策の種類が決まってしまいます。その結果、やりたい施策をスピーディーかつ柔軟に行うことができません。

そうした状態を避けるために、マーケティングの企画から実行までを一人で一貫して行える”フルスタックマーケター”によって組織を編成することにしたのです。

ーー実際に速いスピードで施策を実行できたと感じた時はありますか?

エンジニア養成スクール「テックキャンプ エンジニア転職」の新しいコースを打ち出した時ですね。プロモーションの企画からリリースまで、通常であれば2ヶ月かかるところを、わずか2週間で実現することができました。

マーケティングを成功させるためには、質より量で勝負

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ーーそんなに速くできるなんて驚きました!一方で、スピードを求めると質が下がってしまう印象もありますが……。

「質=施策の当たる精度」と捉えるのであれば、リリースしてみるまでそれは分からないというのが正直な感想です。

そもそも、絶対に当たる企画しか出さない天才的なマーケターなんてほぼいないのではないでしょうか。どんなに優秀なマーケターでも、施策の成功率はせいぜい10〜20%だと思います。

だから、マーケティングを成功させるためには量をこなすしかない。様々な角度や切り口から、数のアプローチをかけるしかないと思っています。

ーー質よりも量が大事ということでしょうか?

その通りです。

数多くの施策を生み出し素早く実行できるフルスタックマーケターがそろった組織の強みを活かして、新しい施策に挑戦し続ける。そうすれば、質も自然と上がっていきます。

だからこそ、マーケティングチームでは「挑戦を称賛し、失敗は一切責めない文化」を作っています。

チーム全員がCMO級のスキルを持てる育成環境を

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ーーチームが拡大するにつれて、全員がフルスタックマーケターの状態を維持することは難しくなったのではないでしょうか?

そうですね。新しくチームに入るメンバーは、少しマーケティングの経験がある程度の場合が多く、私たちも課題を感じていて。

そこで、次はフルスタックマーケターの育成に力を入れることにしたんです。

ーー具体的にどのような育成の仕組みを作ったのでしょうか?

簡単な業務から徐々に周辺領域のタスクを割り振っていくOJTの仕組みを作りました。

例えば、はじめにサイトのキャッチコピーを作ってもらう。慣れてきたら、そこから情報設計を任せてみたり、デザインの打ち合わせに参加させてみたりして、サイト制作に入る。その後は、制作したサイトの広告運用に取り組んでもらって...といった流れです。

一般的なマーケティングチームは、周辺領域のタスクを渡す機会がありません。広告運用やサイト作成など、それぞれ専門家ごとに分かれているので。

うちは分業をしていないからこそ、タスクを渡す機会がある。「できそうだな」と思ったら、幅広い領域の仕事をどんどん任せています。

目指しているのは、メンバー全員がCMOになれるぐらいのスキルを身につけている状態ですね。

それぞれのメンバーが経営目線を持って大きな施策を動かすことができれば、どんな組織にも負けないと思っています。

だから、幅広い業務に挑戦できる環境はこれからも維持します。

スキルや実績は重視しない。採用したいのは、主体性と行動力のある人材

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ーー株式会社divのマーケティングチームでは、どのような人を採用したいと考えていますか?

主体性と行動力がある人ですね。

例えば、誰も手を付けていない宙に浮いたタスクがあれば拾いにいくとか、やったことがない業務にも挑む姿勢があるとか。

divのマーケティングチームは、新しい挑戦の機会あふれています。だからこそ、自ら進んで知識や技術をキャッチアップして、どんどん実践できる人が活躍できる環境だと思います。

そのため、採用時にはスキルや実績をそれほど重視して見ません。

ーーなるほど。逆にいえば、与えられた仕事しかしなかったり、誰かが教えてくれるのを待っていたりする人は合わないということでしょうか?

そうですね。もちろん、すべての課題を自分一人で乗り越えなければならないというわけではありません。

当社のマーケティングチームの全員が、困っている人がいれば自分の業務の手を止めてでもフォローに回る優しいメンバーです。

それは、メンバー全員の根底に、「自分のマーケティング知識やスキルを、人を幸せにするために活かしたい」という思いがあるから。

ーー温かいチームですね。最後に、キャリアについて悩んでいるマーケターにメッセージをお願いします。

私たちは、「マーケティングとはビジネスそのものだ」と考えているので、幅広い知見とスキルを身につけて成長できる機会をマーケターに提供しています。

「マーケターとして自分の能力を高め、人の幸せに貢献したい」という方は、ぜひ一度、話を聞きに来てください。

ーーdivはマーケターにとって魅力的な職場ですね!本日はありがとうございました。

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株式会社div HP:https://di-v.co.jp/
株式会社div 採用サイト:https://careers.di-v.co.jp/

※この記事は執筆当時の内容に基づき、記載しております。