「自分でブログを更新したい、自社のページの内容を自由に変えたい」
そう考えて、とりあえずWordPressを導入する方は少なくないでしょう。
WordPressは世界で最も使われているCMSであり、プラグインやテンプレートも豊富にあるため、他のCMSに比べても導入ハードルは非常に低く運営もやりやすいでしょう。

では、WordPressを導入すると良いことばかりなのでしょうか。
そんなことなく、WordPressを導入することで起きるマイナス面もあるのです。

今回は、WordPressを導入するメリット・デメリットと、デメリットの対処方法をご紹介します。
これからWordPressの導入を検討されている方は是非チェックしてみましょう。

WordPressを導入するメリット

ホームページを簡単に作成・更新できる

CMS自体、更新性に優れているツールですが、その中でもWordPressは特にホームページ構築、更新が容易です。
無償で提供されているテンプレートが豊富にあるため、デザインや構成を1から考えずともクオリティの高いページを構築できます。

参考
全て無料!最近公開・更新された最新WordPressテンプレート10選
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機能追加が出来るプラグインが豊富

WordPressは世界で一番使われているCMSです。

使っている人が一番多いということは機能追加の要望が一番集まりやすいともいえます。
あらゆるユーザーがWordPressの「プラグイン」を無償で提供しており、大体の機能はプラグインでまかなうことができます。

参考
誰でも一瞬でできる!WordPressのプラグインを使ってAMPに対応する方法
WordPressの表示速度を高速化!オススメのプラグイン10選
簡単にギャラリー機能を実装できるWordPressのプラグイン9選

SEOに適した構造

WordPressは他のCMSと比較してもSEOに最適化された構造を持っており、SEO強化プラグインも豊富です。
過去にはGoogleのマット・カッツ氏もWordPressSEOに適していると絶賛したほどです。

参考
WordPressがSEOに強いと言われている理由は?

代表的なのは「All in One SEO Pack」というプラグインで、SEOに関連するほとんどの機能が含まれています。

WordPressを導入するデメリット

次にWordPress導入時のデメリットを見てみましょう。

WordPressは世界中で広く使われているCMSなので、裏を返せばハッキングの標的にされやすいともいえます。
実際に下記のような被害が起こっています。

ブルートフォースアタックでログインされ、サイトをハッキングされる

WordPressのログイン画面が出てくるページは全てのWordPressで共通です。
URLにアクセスし、考えられるパスワードを全て入力しログインするというハッキングが度々起こります。

公式テーマ以外を使用し、ホームページに不具合が生じる

WordPressのデザインを変更できるテーマは誰でも作ってインターネット上に公開することが出来ます。

このテーマには、WordPress運営側のチェックを受けた「公式テーマ」と受けていない「野良テーマ」と呼ばれるものがあります。
野良テーマの中には、ホームページに不具合を起こすような仕様が元々仕込まれているような悪質なものもあります。

「デザインが気に入ったから」と何もチェックせずに使い、ホームページブログに不具合が生じるといった事例も度々起きています。

では、これらのデメリットを生じさせないようにするための手段はあるのでしょうか?

デメリットをなくすためには?

先ほど挙げたようなデメリットを受けないようにするには、下記の2つを意識すると良いでしょう。

1.公式テーマ・プラグイン以外を使用しない

公式にチェックされたテーマやプラグインを使用しましょう。
「公式とは・・・?」という方は、WordPressの管理画面から追加できるテーマ・プラグインと覚えておきましょう。

初心者のうちはここに気をつけるだけで問題が起きる可能性を大幅に減らせます。

2.セキュリティ用のプラグインを導入する

WordPressには、ブルートフォースアタックに対応しているプラグインがあります。
代表的なものは*「SiteGuard WP Plugin」*です。

「SiteGuard WP Plugin」を導入することで、ログインURLを変更できたり、ログイン時の画像認証を導入できます。
これらを使ってセキュリティレベルを向上するようにしましょう。

以上の2つを意識するだけで、先ほど挙げたデメリットの大部分を防ぐことができます。

まとめ

WordPressは世界中で受け入れられているだけあり、適切に使えばとても便利なツールです。

デメリットになるような部分は事前に対策を打つことでかなりの数を減らせます。
導入段階でセキュリティ面を強化し、運用中も情報収集してリスク関連情報をチェックするようにしましょう。