メルマガ配信で見るべき効果測定の5つの指標。改善ポイントや役立つツールも紹介

更新日: 2023年11月09日

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メルマガ配信において配信するコンテンツの考案ばかりに意識がいってしまい、「効果が出ているか分からない」「効果測定が十分にできていない」と悩んでいる担当者の方は多いのではないでしょうか。

本記事ではメルマガの効果測定で見るべき指標やその計算方法・目安、各指標を改善する際の具体的な施策、役立つツールなどを紹介します。

効果測定の方法を知りたい方や、メルマガの配信効果を向上させたいと考えている担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

メルマガの「効果測定」していますか？
メルマガの効果測定でみるべき5つの指標
各指標の具体的な改善ポイント
メルマガの改善はABテストを実施して最適化を行う
メルマガ効果検証に役立つツール
メルマガ配信後の効果測定・改善は継続的に行おう

メルマガの「効果測定」していますか？

メルマガを配信するだけで満足してしまい、効果測定まで行っていないというケースは意外と多いのではないでしょうか。しかし、メルマガは効果測定が最も重要と言っても過言ではありません。

次の施策を打つために効果測定は必須！

メルマガの成果指標には、売上や資料ダウンロード数、問い合わせ数などがあります。

自社で配信したメールから「成果が出ているかどうか」をチェックしていても、なぜ成果が出たのかの要因まではわからないという方もいるのではないでしょうか。

成果指標は「そのメールのパフォーマンスの良し悪し」は測ることができても、「変化したときの原因究明」ができません。成果を更に上げたいと考えているのであれば、メールが届いたのか、開封されたのか、CTAはクリックされたのかのような効果測定を必ず行いましょう。

メルマガは「メールを配信してからコンバージョンするまでの間」を分析することで改善点が見えてくるのです。

効果測定にはHTMLメールを使う

メルマガの成果を上げるために効果測定は必須とは言うものの、具体的にどうやって行えば良いのでしょうか。

まず、効果測定の準備として必要になるのがHTMLメールを配信できる環境です。テキストメールでは「開封率」が測定できないためです。開封率の詳細については後述しますが、「配信したメールがユーザーに開かれた割合」を測定する重要な指標です。

すでに利用しているメール配信ツールがHTMLメールに対応していれば問題ありませんが、一般的なメーラーやテキストメールしか配信できないツールを使っている場合は、新たにツールを導入する必要があります。

また、HTMLメールを用いることでテキストリンクやボタンリンクが使用できます。アクセス解析ツールからパラメータを付与してURLが長くなってしまう場合でも、メール本文のレイアウトを崩さず効果測定ができるというメリットもあるのです。

メルマガの効果測定でみるべき5つの指標

メルマガ5つの指標.png

メルマガの効果測定では、チェックすべき指標が5つあります。この指標を押さえておくことで、後述する改善施策を実施しやすくなります。また、各指標の計算方法や目安となる数値についても説明します。

1. 開封率

開封率とは、到達したメールがユーザーに開封された割合を表す指標です。先にも解説しましたが、HTMLメールを利用して配信することで開封率を測定できるようになります。

開封率が低いということは、ユーザーに「そもそもメルマガが読まれていない」ということです。1日に何通も配信してしまっていないか、ユーザーがメールをチェックする時間帯に届けられているか、ユーザーがクリックしたくなる件名になっているかなど、様々な改善点が見つかるかもしれません。

メールのデザインやコンテンツ、飛び先のリンクを見直すよりも前に確認すべき指標と言えるでしょう。

なお、iOSユーザーへメルマガを配信する場合に注意したいのが、2021年9月のiOS15のアップデートで新しく搭載された「メールプライバシーの保護」機能により、iPhoneユーザーの開封率が分からなくなっているという点です。

また、iOSだけでなく、Apple社で提供しているiPadOS 15（iPad）・macOS Monterey（Mac）・watchOS 8（Apple Watch）以降のOSで受信するメールも、同じくメールプライバシー保護機能により開封率の詳細な測定ができません。

日本におけるモバイル端末のiOSシェアは6割以上と言われているため、開封率に関する正確なデータを捉えることはほとんどできない状況です。正確な割合が分からない以上、開封率はあくまで目安として捉えておくのが良さそうです。

開封率の算出方法：開封数 ÷ 配信成功数 × 100
開封率の目安：15％以上

2. CTR（クリック率）

CTRとは、メルマガのコンテンツ内に記載したWebサイトのURLがクリックされたかどうかの割合を表す指標です。CTRには配信数に対するものと、開封数に対するものの2つがありますが、一般的にCTRと呼ばれるのは前者を指します。

メール配信ツールの分析機能ではもちろん、Google Analyticsのようなアクセス解析ツールでもパラメータを付与することでCTRを測定することができます。

メール内に1つなど限られたリンクのみであれば、メール配信ツールの分析機能でクリック率を測定しても問題ありません。

ただし、ECサイトのメルマガのように商品ごとにURLを記載する場合、どのURLがクリックされたのかを判別するためにパラメータを付与することで効果測定がより詳細に行えるようになるでしょう。

CTRの算出方法：URLのクリック数 ÷ 配信成功数 × 100
CTRの目安：1.5％以上

3. CVR（コンバージョン率）

CVRとは、購買やダウンロード、問い合わせなどコンバージョン（成果）が1セッションに対して発生した割合を表す指標です。

メルマガから成果が発生しているかを測る重要な指標なので必ずチェックしましょう。

メルマガ経由でコンバージョンが発生したかを測定するには、アクセス解析ツールであらかじめコンバージョンポイントの設定（Google Analyticsでは「目標」の設定）が必要です。

CVRの算出方法：コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100
CVRの目安：1%以上

4. 不達率

不達率とは何らかの理由で配信したメールがユーザーに届かなかった割合のことを指します。

既に存在していないメールアドレスや受信拒否、1配信あたりの容量過多、迷惑メールフィルタによって除外されている場合など、メールが到達しないことがあります。その場合、不達率が上昇します。

また、到達しないメールアドレス宛に送信し続けることで、メールサーバー側にスパムと判定されることもあるため注意が必要です。「配配メール」などメール配信ツールによっては、メールの配信エラーをユーザーごとに分析できるツールもあります。

不達率は0%に近い数値が理想ですが、10%を上回っている場合は早めに対策を講じましょう。

不達率の算出方法：エラーアドレス数 ÷ 配信リスト数 × 100
不達率の目安：10％以下

なお不達メールはバウンスメールやエラーメールとも呼ばれます。バウンスメールには、ソフトバウンスとハードバウンスの2つが存在します。

● ハードバウンス

状況が改善する見込みのない恒久的なエラー

例）受信側のメールサーバーからスパムと判定された、メールアドレスが存在しない（ドメインやユーザー名が存在しない）

● ソフトバウンス

回復や復旧の見込みがある一時的なエラー

例）受信者のメールボックスの容量を超えている、メールのサイズが大きすぎる、サーバーのタイムアウト

不達率の算出方法：エラーアドレス数 ÷ 配信リスト数 × 100
不達率の目安：10%以下

5. 購読解除率

購読解除率とはユーザーがメルマガ登録を解除した割合のことを言います。

購読解除率が高まった時期を特定することで、ユーザーのニーズに合わなかったコンテンツ・内容・サービスなどを洗い出すことができます。また、適切な配信頻度・タイミングなどを検証することもできるでしょう。

購読解除率は業種によっても異なりますが、一般的には0.25%以下が望ましいと言われています。解約受付の際には解約理由などを尋ねるアンケートフォームを備えておくと、メルマガ内容やサービス改善に役立てられるでしょう。

購読解除率の算出方法：購読解除数 ÷ 配信成功数 × 100
購読解除率の目安：0.25％以下

各指標の具体的な改善ポイント

ここでは、各指標の低迷に悩む担当者の方に、具体的な改善策を紹介します。

開封率が低い場合

開封率が低いのは、「メールが到達しているのに開封されていない」証拠です。改善策として下記に挙げる点を見直してみましょう。

件名を工夫する
差出人名に個人名を含める
配信日時に配慮する
配信数を調整する
セグメントに合わせてメールを配信する

● 件名を工夫する

件名はメールの受信者が一番初めに目にする重要な部分です。件名を見て内容を読むかどうかが判断されるため、ユーザーに強く訴求できる件名にしなくてはいけません。

スマートフォンなどで読まれることを考え、件名を考える時は以下に挙げる点を意識しましょう。

字数は15字～20字以内に収める
伝えたい内容を冒頭に持ってくる
メールを読むべきメリットを伝える
本文に関係ない内容は入れない（「釣り」タイトルはNG）
無駄な装飾・記号は入れない

● 差出人名に個人名を含める

差出人名に個人名を含めることでメールの受信者が差出人に親近感を抱きやすくなり、開封率を高める効果があると言われています。

BtoBビジネスでは「営業担当者名＋会社/サービス名」、BtoCビジネスでは「会社/サービス名」と設定するのが有効です。

件名を工夫している会社は多いですが、差出人名まで工夫している企業はあまり多くありませんので、ぜひ試していただきたい方法です。

● 配信日時に配慮する

配信時間を工夫することも、メールの開封率を高めるのに有効です。BtoBビジネスのメールであれば、平日の11時頃や15時頃は開封率が高い傾向にあると言われています。

ただ、どの日時で配信するのがメール受信者に適しているかは、各社の見込み顧客の傾向によってそれぞれです。複数の曜日や時間帯で配信し、最も効果の高かった日時を採用するのが良いでしょう。

● 配信数を調整する

セール期間やプロモーションに注力するあまり、1日に何件も同一のリストにメールを配信していませんか？「メールの送りすぎ」にも注意が必要です。

むやみやたらとメルマガを送付すると、ユーザーにネガティブな印象を与えかねません。受信拒否や迷惑メールのフィルタリングによって到達率にも影響するため、開封率を確認しつつ配信数を調整してみてください。

● セグメントに合わせてメールを配信する

ユーザーごとに関心は異なります。特に複数の商品ジャンルを扱うネットショップであれば、ユーザーの性別や年齢、地域、嗜好などセグメントに合わせてメールを配信するのも開封率改善に有効です。

メルマガの開封率に関する記事はこちらにも紹介しています。

メルマガの開封率を向上させる11のチェック項目！各業界の平均値も解説

メルマガの開封率は、成果を測るための重要な指標です。メルマガを配信しても開封率が上がらず、成果につながらないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はメルマガの開封率について、平均値や数値を改善する方法などを解説します。

CTR（クリック率）が低い場合

メルマガに記載したURLのCTRが低い場合、メルマガのコンテンツ内容に問題点があるかもしれません。そのため以下のような対策を講じましょう。

テンプレートのまま配信しない
リンク（CTA）の位置と数を最適化する
件名とファーストビューの内容を一致させる
デザインを工夫する
コンテンツの数を絞る
読みやすい文章にまとめる

● テンプレートのまま配信しない

メルマガを作成する際、テンプレートをそのまま配信していないでしょうか？

例えば、定型文の「お知らせ」を配信しつづけてしまうことで、CTAの低下を招くケースがあります。

仮にテンプレートを用いる場合でもユーザーにとって有益な情報を届けられるよう、コンテンツを更新することが大切です。セグメントしたリストごとに、メルマガで訴求する軸を変えて作成してみましょう。HTMLメールであればレイアウトや配色、写真などデザインの改善も検討してみてください。

また、複数のURLを羅列して「リンク集」のようなコンテンツになっている場合も注意しましょう。「そのURLをクリックするメリットは何か」をコンテンツ内で提示するなど、ユーザーがクリックしやすい工夫をしてみてください。

● リンク（CTA）の位置と数を最適化する

メルマガのCTAを高めるには、リンクの位置や数を考慮した上で設置することも大切です。

リンクは本文の最後だけでなく、ファーストビューや本文中の目立つ場所にも設置しましょう。また関連するキーワードにリンクを挿入し、自然な流れでクリックしやすいように配置する方法も有効です。

ただ、あまりリンクの数を増やしすぎるのも逆効果になる恐れがあるため、リンクは1〜3個程度に限定しておきましょう。

● 件名とファーストビューの内容を一致させる

受信者は件名を見てメールを開封します。そのため件名とファーストビューの内容が異なっていると、「自分の求めている情報ではない」「期待はずれ」と感じ離脱してしまいます。

件名とファーストが一致しているかは必ずチェックしましょう。もちろん本文と関係のない大げさな内容の件名をつける「釣りタイトル」は、読み手の信頼を損ねることになるためNGです。

● デザインを工夫する

適度に画像を織り交ぜたメールは、テキストだけのメルマガよりも読み手の注意を引き付けCTAを高めることができます。

画像や写真は文字よりも伝達できる情報が多いため、具体的なイメージやメッセージを読み手に伝えやすいのがメリットです。デザインは読者の可読性や利便性を考え、て見やすく統一感のあるものを採用しましょう。

● コンテンツの数を絞る

一つのメールにいくつものコンテンツを詰め込むと、文章が長くなり読み手に伝えたい情報が伝わりにくい上に、途中で離脱される可能性を高めてしまいます。

複数のコンテンツが掲載されたメールは、下に行くほどCTAが低下します。1メールあたり掲載するコンテンツの数は、2〜3つ以内に絞ることをおすすめします。

● 読みやすい文章にまとめる　　

読み手がメール本文に目を通す時間はほんの数秒です。読みづらい文章だったり、余白がなく詰まっているレイアウトになったりしていると、最後まで読み終わる前に離脱されやすくなります。

以下に挙げるように、内容はもちろんフォントやレイアウトも意識して読みやすい文章になるよう工夫しましょう。

文章の語尾が文体を統一する
1行あたり30字程度に収める
目立たせたい部分は文字の太さや色を変える
罫線や記号などで文章を見やすく装飾する
フォントサイズを各デバイスで確認する

メルマガの改善のコツはこちらの記事でも解説しています。

メルマガ改善“コツ”をチェック！クリック率・開封率をUPさせる施策と事例を紹介

メルマガのパフォーマンスを向上させたいと考えているものの、どのような改善をすればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。本記事では、メルマガ改善に役立つポイントやクリック率をUPさせる施策、成功事例を紹介します。メルマガの開封率をUPさせて売上につなげたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

CVR（コンバージョン率）が低い場合

CVRが低い場合、メルマガの内容や飛び先のWebサイトがユーザーにマッチしていないケースが多いです。以下のような対策を講じてみましょう。

メルマガの内容と遷移先のページを一致させる
遷移先の入力フォームを改善する
セグメント配信を行う

● メルマガの内容と遷移先のページを一致させる

CVRが低いのは、メルマガに記載したWebサイト（もしくはランディングページ）に原因がある可能性が高いでしょう。

例えば、「◯◯％OFFのセールを開催中！」という切り口でメルマガを配信したにも関わらず、飛び先はWebサイトのトップページになっていた場合をイメージしてみてください。ユーザーは「セール情報」を知りたくてURLをクリックしたのに該当する情報が即座に見つけられないと、「求めていた情報と違う」と離脱するはずです。

この場合、セール情報がまとまったランディングページに遷移できれば、そのまま「購入しよう」と考えるユーザーが多くなるでしょう。

● 遷移先の入力フォームを改善する

メルマガから遷移先のページに進み、申し込みや問い合わせ、購入などを進めようとしても、フォームが入力しづらいとユーザーは途中離脱してしまいます。

効果的なメールで閲覧数やクリック数を増やせても、入力フォームの使い勝手の悪さがCVRの低下を招くことは往々にしてあります。フォームの入力項目は最小限に絞り、ユーザーの入力負担を軽減するなどの工夫が必要です。

● セグメント配信を行う

セグメント配信とは顧客を属性や行動の段階などで分類し、顧客の状況にマッチしたメールを送信する配信手法です。

一斉配信とは違い、より顧客のニーズに即したコンテンツを届けられるため、CVRの向上が期待できます。

不達率が高い場合

不達率が高い場合は、配信リストや配信先、配信環境などを見直す必要があります。具体的には以下のようなことを行ってみましょう。

配信リストのクリーニングを行う
リストのセグメント（分類）を行う
メール配信ツールを活用する

● 配信リストのクリーニングを行う

不達率が高い場合、まず行うべきは配信リストのクリーニングです。クリーニングとは、到達しないメールアドレスをリストから除外して到達するメールアドレスだけのリストにすることです。

メール配信ツールの分析機能などを活用して、配信エラーが起きているメールアドレスを特定し、そのアドレスの配信を停止します。

もし、一般的なメーラー等を用いているのであれば、「MAILER-DAEMON」など配信エラーの自動返信通知を参考にメールアドレスを除外しましょう。

● リストのセグメント（分類）を行う

リストのクリーニングだけでなく、リストのセグメント（分類）も併せて実施することをおすすめします。登録メールアドレスを1つのリストで管理するのではなく、ユーザーの属性や好まれるカテゴリなど基準を作り分類してみてください。

セグメントは開封率低下の改善にも関連するため、リストのクリーニングと並行して進めましょう。

● メール配信ツールを活用する

メール配信ツールを使って到達率を上げる取り組みを行うのも有効です。例えば一斉配信の件数を自動調整し、受信側のメールサーバーに負荷を掛けないように調整しているツールがあります。

こうしたツールは一般的なメーラーよりも到達しやすくなるため、不達率が高くて悩んでいる場合は導入を検討してみてください。

購読解除率が高い場合

購読解除率が高い場合、メルマガの内容とユーザーのニーズが合っていない恐れがあります。以下のような対策を行ってみましょう。

メルマガの内容を見直す
セグメント配信を行う

なお解除の際に理由を聞くアンケートフォームを設置することで、購読者の意見をメルマガ施策に反映することもできます。合わせて検討してみてください。

● メルマガの内容を見直す

購読解除率を下げるために、まずメルマガ本文の内容を見直してみましょう。読者のニーズや興味にに沿った内容になっているかといった点です。

自社でメディアやSNSを運営している場合は、それらのコンテンツで反響の良かったもの・悪かったものを確認するのも、読者ニーズ把握に役立つでしょう。

● セグメント配信を行う

セグメント配信とは年齢や性別、商品の購入頻度など、顧客の属性によって、配信内容を変える手法です。

受信者それぞれにパーソナライズされた内容のメールを送ることができるため、「自分の知りたかった情報だ」と感じてもらいやすくなります。その結果、メルマガの満足度が向上し、購読解除率の低下が期待できます。

加えてセグメント配信には、関連商品やサービスの訴求につなげやすいといった利点もあります。

メールマーケティングの頻度に関してはこちらの記事で解説しています。

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メルマガの改善はABテストを実施して最適化を行う

ABテストは、件名やリンクの文言などメール内容の一部を変更した2つのメルマガを配信し、どちらの開封率・CVR・CTR等が高いかを比較する方法です。

自社で開封率・CVR・CTR等を高める手法を本格導入する際、まずはABテストを実施することでどの項目が最も効果的かを検証することができます。ABテストを実施する項目には以下のものがあります。

件名
差出人名
ファーストビュー
デザイン
リンクの文言

ABテストを実施する際の注意点としては、1項目ずつ検証することです。同時に複数項目を変更すると、どの部分が結果に関係したのか把握できなくなります。

メルマガ効果検証に役立つツール

メルマガの効果検証に役立つツールを紹介します。

Google アナリティクス

GoogleアナリティクスはGoogleが提供しているアクセス解析ツールで、無料で利用することができます。メール内にURLを設置することで、CTRや開封率などを確認できます。

ただGoogleアナリティクスによる効果測定が行えるのはHTMLメールのみで、テキストメールの効果測定には使えませんので注意しましょう。

メール配信ツール

メール配信ツールとは、メールの作成・配信・効果測定といったメルマガに関する一連の業務を行えるツールです。

開封率やCTRの測定・ABテストなどの機能を搭載しており、メールマーケティングの経験のない方でも簡単な操作で効果測定を行えます。導入費用も比較的安いため、メールマーケティングを初めて行う会社でも導入しやすいでしょう。

メール配信ツールについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

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MAツール

MAツールとは、マーケティング業務の自動化・効率化が行えるツールです。MAツールは見込み顧客の情報管理やスコアリングなど、見込み顧客育成（ナーチャリング）作業の自動化を得意としています。

MAツールの中にはメールの開封率やCTRなどの数値が把握できる、メールマーケティング機能を搭載したものがあります。こうしたツールを使うと顧客を属性や興味などに応じてリスト化し、セグメント配信を行うことができます。

また、メール配信後の顧客の反応もMAツールのデータベースと紐づけることができるため、マーケティング施策の向上にも役立つでしょう。

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