3.CMOの役割

CEO高島からのミッションは
マーケティングへの専門性だけでなく、コミュニケーション能力も含めて、お客様と接点をもっている部署に、マーケティングの考え方や姿勢をしっかりとボトムアップ型で築いてほしい」ということです。
CMOは経営の中の1つの仕事なんですが、トップダウン型ではなく、実はボトムアップ型なんですよね。
全社員に対して、マーケティングの考えを根付かせていくんですね。

Oisixが目指しているのは、全社員がマーケティングをできるようになることです。
それを行うのがOisixの中でのCMOの役割だと思ってます。

4.CMOを根付かせるために

今回のテーマでもある「CMOを根付かせるために」という部分についてですが。
よく「うちの会社ではCMOは必要ない」という声をマーケターの方から聞きます。

そもそも、「CMOが必要だ」というのはマーケターが強く訴える話ではなく、経営者が必要性を感じていれば芽生えてくるものかなと思います。
ほとんどの経営者はマーケティングの必要性に気づいているけど、まだまだ人材不足なのが現状です。

では、どんな人がCMOになれるんでしょう?
私が考えているのは
「売上の責任をもつこと」
「事業を上から下まで全てみえるか」
マーケティング部門が売上の責任持っていないところもあると思うんですが、
経営そのものがマーケティングとイコールになるのでしっかり売上に責任持ってやらないとですね。
CMOはCEOやCOOがみえていないお客様と一番近い存在になるのはもちろん、経営の部分も考える必要がある。

CMOになるために必要なことは
「圧倒的勉強量」と「実行量」です。
世の中の経営者、起業家と同じような動きがCMOには求められます。

5.まとめ

マーケティングの必要性はほとんどの経営者はきづいている。特にデジタルの必要性も考えられています。
・根付かないのは経営者視点を持ったマーケターが不足しているから。
・知識と実行をためて会社に献身的に動くことです。
・もし社内でのマーケティングに対する理解が低いのであれば、転職してキャリアアップを

総括

CMO(最高マーケティング責任者)という役職は、特にアメリカではその重要性が広く認知され、CMO職を設置する企業が増えていますが日本ではまだまだ根付いているとは言えない状況です。
その原因として、「経営層の理解が不足している」という議論がたびたび持ち上がりますが、西井氏は、原因はそこではなく「CMOになり得る人材が不足しているから」であり、多くの経営者はマーケティングの重要性を理解していると述べています。
CMOには経営者と同じような考え方や動きが要求されるため、必要なスキルセットは膨大です。
また、経営者と同じ動きができる方は既に起業しているケースも多いため、社外から雇用するのはかなり難しいでしょう。
逆に考えると、CMOという役職への
CMOの必要性を感じた経営者は、Oisixで西井氏が取り組まれているように、社員全員がマーケティングを考えられるような組織作りが重要となってくるでしょう。

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