この記事は株式会社ベーシック、ferretソリューションお役立ち記事の転載記事です。

マーケティング施策は実行しているのに、なぜかリードの質が上がらない…」
Webサイトの集客はできても、コンバージョン(CV)が伸び悩んでいる」

このような課題を抱えるBtoBマーケティング担当者の方は少なくありません。

その根本原因の一つに、 「成果につながるホワイトペーパーが作れていない」という点が挙げられます。

特に、従業員100名〜500名未満の中堅・中小企業や大手事業部において、マーケティング担当者が少ないリソースで成果を出さなければならない状況では、ホワイトペーパーは単なる資料ではなく、 「顧客を育成(ナーチャリング)し、商談につなげるための最重要コンテンツ」と位置づけられます。

しかし、「とりあえず作ってみた」ものの、ダウンロードはされるがその後の商談に繋がらない、というケースも多く見られます。

本記事では、2,000社以上のBtoBマーケティング支援実績を持つferretソリューションの知見に基づき、 「成果につながるホワイトペーパー」の設計方法から、効果的な種類・作り方、CVR向上を実現する活用方法までを具体的に解説します。この記事を読み終える頃に、「次に何をすべきか」が明確になるヒントが見つかれば幸いです。

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目次

  • 1.この記事の要点
  • 2.ホワイトペーパーBtoBマーケティングで果たす役割
  • 3.成果につなげるホワイトペーパーの「戦略設計」
  • 4.成果に繋がるホワイトペーパーの具体的な「作り方」
  • 5.リソース・ノウハウ不足を補う「外注」の選択肢
  • 6.【まとめ】ホワイトペーパーはCV率を高めるための戦略ツール

この記事の要点

ホワイトペーパーの「真」の役割: もちろん新規リード獲得の役割もありますが、ホワイトペーパーは潜在層から顕在層までの 顧客育成(ナーチャリング)と商談確度向上 が最重要目的です。

成果設計の鍵は「検討段階別」のコンテンツ顧客の検討フェーズ(認知・興味・検討・購入)に合わせて、 課題解決型、事例紹介型 など最適な種類を戦略的に作り分けることが不可欠です。

CVR改善効果の目安:BtoBサイトにおいて、CVR改善効果が出る事例コンテンツ数は 12件〜30件 が目安と言われています。量から質への転換が成果を最大化します。

リソース不足の解決策: 制作ノウハウやリソースが不足している場合は、品質を担保しながらスピーディに施策を進めるために、BtoBマーケティングに特化したノウハウや実績のある専門家への外注を検討することも有力な手段となります。

ホワイトペーパーがBtoBマーケティングで果たす役割

ホワイトペーパーは、BtoBマーケティングにおいて「リード獲得後の成果」を左右する重要な役割も担っています。

単なる「リード獲得」ではない、本来の役割

ホワイトペーパーの目的は、単にメールアドレスと引き換えにダウンロードしてもらう 「リード獲得」だけではありません。BtoBマーケティングにおける真の役割は、獲得したリードを 「見込み度の高い商談」に育て上げることにあります。

  • 顧客育成(ナーチャリング): ダウンロードをきっかけに、顧客が自社の製品・サービスに対する理解を深め、信頼を築くプロセスを支援します。
  • 営業活動への貢献:営業担当者が商談時に「おみやげ」として活用したり、 検討段階が近い顧客に事例を送付 したりすることで、企業担当者や、その担当者が社内説得する「材料」として使うこともでき、 営業活動の効率化と受注確度の向上に貢献します。
  • 顕在顧客化の促進: 潜在的な課題を持つ顧客にダウンロードしてもらうことで、自社のソリューションが解決できる課題を具体的に示し、顧客の 「課題の顕在化」を促します。

顧客の検討段階と効果

顧客の検討段階 ホワイトペーパーの効果 期待される行動例
認知(課題潜在) 自社の存在を知ってもらうタッチポイントとなる 。業界トレンドなどの情報提供により課題を認知させ、「自分ごと化」してもらう。 資料(ホワイトペーパー)ダウンロード、メルマガ会員登録
検討(課題顕在) 製品・サービスへの興味を高め、比較検討材料を提供する。競合と比較した際の「自社の優位性」を示す。 サービス資料請求 、セミナー予約
購入(意思決定前) 導入事例や導入後の成果を示し、意思決定を後押しする 。営業ツールとして活用。ホワイトペーパーは営業提案資料の裏付けや、担当者が社内説得資料に引用し、説得力を増すために活用されるケースも。 商談への発展、見積もり依頼。

この表が示すように、ホワイトペーパーは単一的なコンテンツではなく、マーケティングファネル全体を支える上での「戦略的なポートフォリオ」として設計する必要があります。

成果につなげるホワイトペーパーの「戦略設計」

成果の出ないホワイトペーパーに共通するのは、 「戦略設計」の欠如です。

制作するホワイトペーパーにどのようなタイトルを付けるか一つとっても、「どのようなターゲットに向けて発信するのか?」が明確にした上でタイトルを付けることと、「なんとなく」で決めてしまうのでは明確な差につながります。

「誰に・何を・どのように提供するか」を定義することがホワイトペーパー成功の鍵と言えるでしょう。

ターゲットの「課題」と「リテラシー」に合わせた分類

BtoBマーケティング担当者に響くコンテンツを作成するには、 ターゲットの課題感とリテラシーレベルに合わせた設計が必要です。

そもそも、ある特定分野に対する知識やリテラシーが備わっていない状態のまま製品やサービスの紹介をされても、 「どんな内容・技術が使われているのか」「なぜ必要なのか」「同じような製品・サービスが乱立する中、どのような点で比較すればよいのか」というユーザー側に基準がない状態のままだと導入までのイメージも沸かず、ニーズが喚起されないのです。

ターゲットの課題・リテラシー 提供すべきコンテンツの切り口 想定されるホワイトペーパーの種類(例)
課題潜在層(低〜中リテラシー) 「気づき」を与える。市場の現状、他社事例。 レポート型、課題示唆型。
課題顕在層(中リテラシー) 「解決策」と 「手順」を提供する。具体的なノウハウ。 課題解決型、実践ガイド、作り方マニュアル。
製品検討層(高リテラシー) 「比較・裏付け」と 「成果」を提示。競合比較、成功事例。 比較軸提供型、 事例紹介型 、製品デモ資料。

BtoBマーケティングで成果が出ない原因の一つに、 「初期戦略の甘さ」があります。ferretソリューションでは初期戦略設計のプロセスにおいて、「ターゲットインタビュー調査」を実施することで、ペルソナが実際に抱える課題や検索クエリ、意思決定のプロセスを把握し、ホワイトペーパーの企画精度を飛躍的に高めることができます。

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成果を最大化する「コンテンツ数」の目安

弊社でご支援を行っている企業の傾向を見ていくと、一定のリード獲得が行えている企業のWebサイトホワイトペーパー掲載量は 「3種類以上」となっていました。

これは、Webサイトへ訪れるユーザーの温度感やリテラシーは上述のように異なっているケースが多いため、「問い合わせ」「資料ダウンロード」といったCTAはある程度ユーザー側のニーズが固まっていて、具体的な予算・時期・活用用途が明確な方でなければアクションを起こしにくい、ハードルの高いCVポイントとなるからです。

情報提供やまずは背景を理解することが目的のホワイトペーパーであれば、ユーザー側も「まずはこの情報を知るところから始めよう」と気軽にダウンロードしやすいため、 新規リードを獲得し、最初のタッチポイントを作る上で有効なコンテンツが「ホワイトペーパー」となるのです。

弊社ferret自身もホワイトペーパーのパフォーマンス分析を行った際、ホワイトペーパーごとに商談化・受注率に差があり、「CV数を伸ばすことに長けたホワイトペーパー」や「DL数は少ないが、その後の商談率・受注率向上に貢献するホワイトペーパー」などの散らばりがありました。

そのため、 ホワイトペーパー制作においては「はじめに量を作り、後から徐々に質に転換していくこと」が重要となるのです。まずは戦略的な目安として12〜30件程度のコンテンツを揃えることを目標とし、その後はパフォーマンスの良いコンテンツに類似したものを制作するなど、PDCAを回すことが重要です。

成果に繋がるホワイトペーパーの具体的な「作り方」

戦略設計に基づき、実際にホワイトペーパーを作成する際の具体的な手順を、BtoBマーケティング担当者として留意すべき点を含めて解説します。

制作ステップとチェックリスト

成果の出るホワイトペーパー制作は、一般的な記事制作よりも 「企画・骨子(構成)」のフェーズが重要になります。
下記の表に押さえておくべきポイントをチェックリスト形式にしておりますので、ぜひ自社のホワイトペーパー制作の目安としてお使いください。

Step 実施内容 担当者がすべきこと(チェックリスト)
1. 企画・テーマ選定 ターゲットの課題・検討段階に基づき、ダウンロード後に顧客が育成されるテーマを選定する。 □ ターゲットの具体的な課題を特定したか?
□ その課題が解決できる裏付けとなる情報を盛り込むことが可能か?
2. 骨子(アウトライン)作成 資料の導入から結論までの流れ、各スライドで伝えるべき内容を細かく定義する。 □ スライドごとのメッセージが、 次のアクションにつながるよう設計されているか?
□ 論理展開に飛躍がないか、客観的な裏付け(データなど)の提示場所を明記したか?
3. 原稿作成(ライティング) 骨子に基づき、専門的でありながら平易で客観的な文体(です・ます調)で執筆する。 □ ユーザー目線を無視した独りよがりの専門用語になっていないか?
□ 具体的な手順やノウハウが実務的に書かれているか?
4. デザイン制作 貴社のトーン&マナーに合わせ、内容を視覚的に分かりやすく表現する。 □ 図解やグラフを適切に使用し、読者の理解を助けるデザインになっているか?
□ 資料のダウンロード後に顧客が次の行動を起こしやすいCTAを配置しているか?
5. 最終チェック 事実確認、誤字脱字、客観性のチェックを行う。 □ 引用・出典元は正確に記載されているか? □ 「専門性・権威性・信頼性・経験(E-E-A-T)」の観点から問題ないか?

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CVRを高める「事例紹介型」コンテンツの作り込み

BtoBマーケティング担当者が最も知りたい情報の一つが 「自社の同業他社ではどういう成果が出ているか?」という成功事例です。 事例コンテンツは、顧客の意思決定を後押しする「最も強い裏付け」となります。

コンテンツの構成: 「導入前の課題」「導入の決め手」「得られた効果」の3部構成で制作するようにしましょう 。読者は、自身の状況と照らし合わせるため、「課題」と「効果」の具体的な数値データを求めています。

ターゲットへの共感:インタビュー記事では、 ターゲット(例:中堅・中小企業、IT・製造業など)に近い企業 を選定し、成功イメージを想起させることが重要です47。

活用度の高い事例: 導入企業が自社のサービスを活用することでどのような成果が生まれたのかが伝わる内容にしましょう。できれば導入前後の具体的な数値の変化(定量情報)、導入後の社内・組織・メンバーの声(定性情報)などを伝えることで、自社が導入した後のどのような体験につながるかが想像しやすくなります。

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リソース・ノウハウ不足を補う「外注」の選択肢

マーケティング専任者が不在、または施策実行のリソースが不足している中堅・中小企業にとって、コンテンツ制作は大きな壁です。

コンテンツ制作の方法は「内製」と「外注」の2通りがあります。それぞれのメリット・コンテンツに及ぼす影響を比較すると、以下のような違いが見られます。

内製と外注のメリット・デメリット比較

比較項目 内製(社内制作) 外注(ferretソリューションなど)
品質の高さ・客観性 専門性が高いが、一般読者には分かりにくい内容になりがち。 プロのノウハウで品質が安定。第三者の客観的な視点で分かりやすいコンテンツに。
専門性 商材に関する 高い専門性 が期待できる。 商材の専門性は内製に劣るが、 第三者視点で分かりやすく客観的なコンテンツが作れる。特にリテラシーの低い顧客には、 専門知識を平易に翻訳した「橋渡し」となる内容を提供可能
リソース負荷・スピード 社内リソースに負荷がかかり、公開が遅延しやすい。 社内リソースを使うことなく、納期も安定できる。
費用 社外発注より低コストだが、人件費と機会損失を考慮する必要がある。 制作コストはかかるが、「コンテンツの量産」と「成果につながる設計」によるCVR向上が期待できる。

成果設計から依頼できる「コンテンツ制作支援」

コンテンツ制作を外部へ依頼する際には、単なる「作業代行」ではなく、自社の商材をしっかりと理解し、顧客解像度を高めながら制作してくれるパートナーを選ぶことがなによりも重要です。

ferretソリューションは、 BtoBマーケティングに特化し、2,000社以上のBtoB企業のマーケティング支援に基づく制作ノウハウとSEO記事・事例インタビュー・ホワイトペーパー制作等の実績を豊富に保有しています。

  • 戦略設計から代行: 記事やホワイトペーパーの「初期戦略設計」のみの支援も可能で、ペルソナへのヒアリング、キーワードマップ、競合調査など、制作前の土台作りからプロが担当します。
  • 品質の保証: 記事制作では、ディレクター、ライター、校閲・校正といった専門家を配置し、作業工程ごとに品質向上を図っています。
  • サービス資料・事例制作:特にCVRに直結する 事例(インタビュー)記事制作や サービス資料制作 も、営業ツールとしての活用を見越した構成で代行可能です。

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【まとめ】ホワイトペーパーはCV率を高めるための戦略ツール

本記事では、BtoBマーケティングにおいてCV率向上を実現するためのホワイトペーパーの戦略的な設計方法と具体的な制作・活用方法を解説しました。

重要なのは、ホワイトペーパーを単なるリード獲得コンテンツとしてではなく、「潜在顧客を商談確度の高い顕在顧客へと育成する戦略的なツール」として位置づけることです。

そのためには、ターゲットの課題感や検討段階に合わせて「課題解決型」「事例紹介型」などのコンテンツを戦略的に作り分け、最低でも12件〜30件程度の事例コンテンツ数を揃えることが、CVR改善の鍵となります。

現在、「施策を実行しているが成果が出ない」「コンテンツ制作のリソースやノウハウが不足している」という課題を抱えているのであれば、 初期戦略の再設計と コンテンツ制作のプロフェッショナルによる支援が、成果への最短ルートです。

ferretソリューションは、2,000社以上のBtoBマーケティング支援実績と体系化されたノウハウに基づき、初期戦略設計からコンテンツ制作代行、サイト・LP制作、人材常駐まで、貴社の課題に応じた柔軟な支援体制を提供しています。

リソース不足やノウハウ不足を解消し、 「成果につながるホワイトペーパー設計」を実現したいとお考えのBtoBマーケティング担当者様は、ぜひ一度ferretソリューションにご相談ください。

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