共催ウェビナー開催のメリット・デメリット、最適な共催先の探し方
ウェビナーはBtoBマーケティングにおけるリード獲得手法のひとつとして、多くの企業で取り入れられています。
その中でも共催ウェビナーは、異なる企業同士の連携により参加者にとって価値ある情報を提供することが可能です。このような共催形式は、リード獲得・育成の観点からも大きなメリットを持っています。
本記事では、共催ウェビナーのメリット・デメリットや共催先の選び方、運営の注意点などについて解説します。併せて、おすすめのマッチングサービス4選も紹介します。
目次
- 共催ウェビナーとは
- 共催ウェビナーのメリット
- 共催ウェビナーのデメリット
- ウェビナー共催先の選び方3つ
- 共催先を見つけられるマッチングサービス4選
- 共催ウェビナー運営の注意点
- 共催ウェビナーを開催してリードを獲得・育成しよう
共催ウェビナーとは
共催ウェビナーとは、複数の企業が共同で開催するウェビナーを指します。
自社単独で開催するよりも多くの集客が見込めるだけでなく、他社が保有する有益な情報も提供できるため、リードの獲得と育成を図ることが可能です。
共催ウェビナーのメリット
共催ウェビナーには、以下の3つのメリットがあります。
- 参加者を集めやすい
- 今まで接点のなかった対象にアプローチできる
- 自社にはない視点やノウハウを内容に盛り込める
1. 参加者を集めやすい
共催ウェビナーでは開催する企業が双方で集客するため、自社の単独開催と比べて参加者が集まりやすい傾向があります。
特に、自社サイトやSNS、メルマガ、広告など様々なチャネルで集客している企業と共催できれば、より効果的に参加者を集められるでしょう。
2. 今まで接点のなかった対象にアプローチできる
共催ウェビナーでは、他社のハウスリストやメルマガなどから集客するため、まだ自社と接点がない対象者にもアプローチできます。
異なる業界・分野の企業と共催することで、より広い層に認知してもらえるでしょう。
今まで自社の力だけではアプローチできなかった対象へリーチすることで、新しい顧客層の開拓とともに、新たなビジネスチャンスを掴める可能性もあります。
3. 自社にはない視点やノウハウを内容に盛り込める
共催ウェビナーでは、他の企業と合同で実施することで、自社の専門知識だけではなく他社が保有する有益な情報も提供できます。
また、各企業・登壇者による情報を1つのウェビナーで網羅的に提供できるため、参加者の満足度向上にもつながるでしょう。
参加者はもちろん、自社にとって有益な情報や気づきを得られることもあります。
共催ウェビナーのデメリット
一方で、共催ウェビナーには以下のようなデメリットもあります。
- 潜在層の参加者が多くなる
- 準備のコミュニケーションコストがかかる
- 適した共催先を探すのが難しい
1. 潜在層の参加者が多くなる
共催ウェビナーでは、自社の製品・サービスに対する関心が薄い潜在層の参加者が多くなる傾向にあります。
これは、共催先のハウスリストと合わせて集客するという特性上、基本的には自社を初めて知る参加者も多いということが理由です。
そのため、ウェビナーの内容は顕在層向けに絞らず、自社に関する基本的な情報から提供すると良いでしょう。共催ウェビナーは潜在層向け、自社ウェビナーは準顕在層向けに実施されることが一般的です。
2. 準備のコミュニケーションコストがかかる
共催ウェビナーを開催する場合は、コミュニケーションコストがかかることも念頭においておきましょう。
共催ウェビナーでは複数社が関わるため、企画や内容の調整、クリエイティブの承認、役割分担などを決めるためのコミュニケーションが不可欠です。テキストでのやり取りだけでなく打ち合わせが必要となるケースも多いため、スケジュールに余裕を持って進行しましょう。
3. 適した共催先を探すのが難しい
共催ウェビナーで成果を出すには、両社にメリットがある、適切な共催先を見つけることが重要です。しかし、そうした企業を探すには時間と労力がかかります。
ウェビナー共催先の選び方3つ
適切な共催先を選定し、両社の強みを活かしたウェビナーを実施するためには、以下の3つのポイントを考慮しましょう。
自社の事業と親和性があるか
共催先と自社の事業の間に親和性があるかを、必ず確認しましょう。
自社の事業領域に関する知見を持ち、顧客セグメントに共通点がある企業と連携すれば、顧客が関心を持つであろうコンテンツを提供できます。
また、両社が提供する製品・サービスにシナジーがある場合、自社のサービスを訴求しやすくなるでしょう。そのため、共催する企業の業界や扱う製品、顧客セグメントなどをチェックし、共通点があるところを選ぶのがおすすめです。
集客が見込めるチャネルを持っているか
集客が見込めるチャネルを、共催先が持っているか確認することも大切です。
自社で活用していないチャネルを持っている企業と共催することで、多くの参加者を集められます。逆に集客チャネルが少ない企業を選ぶと、集客がこちら任せになってしまうケースもあるため注意が必要です。
ウェビナーの集客ができるチャネルには以下のようなものがあるため、相手の企業がどの方法を活用しているかをチェックしましょう。
- 自社サイト
- SNS
- メール
- ウェビナー告知サイト
- 広告
魅力的なコンテンツを提供できるか
ウェビナーの質を高めるためには、共催先が魅力的なコンテンツや情報を提供できるかというポイントも十分に検討しましょう。
例えば、業界の最新トレンドや専門的な知識、参考になる事例など、参加者にとって価値のある情報を共有できる共催先を選定することで、ウェビナーの満足度を向上させられます。
共催先を見つけられるマッチングサービス4選
最適な共催先を自力で見つけるのは難しいため、共催ウェビナーに特化したマッチングサービスを利用するのも手段のひとつです。ここでは、共催先を見つけられるサービスを4つ紹介します。
1. FanGrowth(ファングロース)
出典:FanGrowth
● ウェビナー施策に関わるタスクを一元管理できるクラウドサービス
FanGrowthは、BtoB企業のウェビナー施策をサポートするサービスです。企画の設計やタスク管理、共催先とのやり取りなどを自動化・一元管理できるため、ウェビナーにかかる工数を大幅に削減できます。
ウェビナーに特化したマーケターコミュニティにも参加できるので、自社の人脈に頼らずとも適した共催先を見つけられるでしょう。
また、追加の費用はかかりますが伴走型のコンサルティングサポートも受けられます。
【機能】
・コミュニティ機能
・施策管理機能
・メディア機能
・イベントレポート自動作成機能
・伴走型コンサルティング
【料金プラン】
・FanGrowthのみ利用:初期費用10万円 + 月額10万円
・伴走型コンサルティング:月額40万円
※無料トライアルあり
2. コラボル
出典:コラボル
● 完全無料、最短1週間で共催先とマッチング
コラボルは、ウェビナーやオンラインイベントを開催する企業同士のマッチングサービスです。法人限定・審査制ではあるものの、完全無料で利用できます。
無料でありながらも、「ウェビナーテーマ」「ターゲット業界」「ターゲット職種」などで細かく絞り込んで共催先を探せるのが特徴です。
【機能】
・共催先募集
・共催先検索
【料金プラン】
・無料
3. coHost(コースト)
出典:coHost
● 親和性のある企業とのマッチングに特化
coHostは、以下3つの方法で自社に合ったセミナーパートナーを見つけられるビジネスマッチングサービスです。
- 共催企業の募集・応募
- 他のセミナー担当者へのつながり申請
- 専門家への講演依頼
マッチング成立までは匿名でのやり取りとなっており、業種やターゲット、セミナーテーマなどをもとに共催先を決められるため、自社と親和性のある企業を見つけやすくなるでしょう。
毎月2件までであれば、無料でマッチングが可能です。
【機能】
・共催先募集
・共催先検索
・担当者検索
・講演者検索
・つながり申請
・チャット
【料金プラン】
・月2件まで無料
※2件を超えた場合は従量課金
4. ウェビナーの楽屋
出典:ウェビナーの楽屋
● 5〜6社といった複数社での共催イベントもあり
ウェビナーの楽屋は、「ウェビナーの共催先と知り合う」「ウェビナーのノウハウをシェアして成果につなげる」ことを目的とした完全無料のコミュニティです。
コミュニティには、テック系スタートアップを中心に営業・マーケティングサービスやHRサービスなどを提供する80社以上が参加しています。
2社の共催ウェビナーだけでなく、5~6社での共催イベントも定期的に実施されているため、複数社を交えたウェビナーを開催したい場合に向いているでしょう。
【機能】
・オンライン交流会
・グループチャット
【料金プラン】
・無料
共催ウェビナー運営の注意点
共催ウェビナーを成功させるためには、以下の点に留意しましょう。
主導・意思決定を誰がするか明確に決めておく
共催ウェビナーでは複数の企業・担当者が関与するため、主導・意思決定を誰がするか明確に決めておくことが重要です。
決定権の所在があいまいになっていると、企画や内容が固まらずプロジェクトが停滞してしまう恐れがあります。
そのため、事前にどの企業・担当者が主導権を持つのか、どのような意思決定のプロセスを取るのかを明確にしておきましょう。
タスク実行・管理の体制を整える
ウェビナーを開催するにあたっては、以下のように多くのタスクが発生します。
- 集客
- コンテンツ作成
- 参加者予定者とのコミュニケーション
- 当日の運用
- 参加者へのアフターフォロー
様々なタスクを効率的に進めるためにも、それぞれの責任者や担当者、期限などを厳密に管理しましょう。
各企業のリソースをもとにタスクを分担するとともに、進捗を把握できるよう定例ミーティングを実施するのがおすすめです。
開催・集客にかかる費用の負担について話し合う
共催ウェビナーを行う際は、費用の負担についての合意が必要です。集客や当日の開催にかかる費用など、どの企業がどれだけの費用を負担するのかを明確にしておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
全体の費用を各社で均等に負担することでコストを抑えられますが、多めに負担することで主導・意思決定を自社が行えるよう交渉することも可能です。
個人情報の取り扱いルールを確認しておく
ウェビナーの参加者から得られる個人情報の取り扱いには、特に注意が必要です。
共催する企業間で、個人情報の取り扱いルールやプライバシーポリシーを共有し、合意を得ることが不可欠です。また、参加者に対しても個人情報の取り扱い方針を明確に提示する必要があります。
共催ウェビナーを開催してリードを獲得・育成しよう
共催ウェビナーは参加者を集めやすく、これまで接点のなかった層にもアプローチできるというメリットがあるものの、そのためには自社に適した共催先を見つけなければなりません。
共催ウェビナーを通じてリードの獲得・育成をしたい場合は、今回紹介した選び方を参考に自社に合った企業を見つけてください。
- BtoB
- BtoBとは、Business to Businessの略で、企業間での取引のことをいいます。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- メルマガ
- メルマガとは、電子メールにて発信者が、情報を配信する手法の一つで、『メールマガジン』の略です。 一部有料のものもありますが、多くのメルマガは購読も配信も無料で行っています。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- メルマガ
- メルマガとは、電子メールにて発信者が、情報を配信する手法の一つで、『メールマガジン』の略です。 一部有料のものもありますが、多くのメルマガは購読も配信も無料で行っています。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- 広告
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- コンテンツ
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- BtoB
- BtoBとは、Business to Businessの略で、企業間での取引のことをいいます。
- コンサルティング
- ビジネスはより高度化し専門的になっています。そこで、事業者のみならず専門家を呼び、彼らからアドバイスを受けながら、日々の活動を確認したり、長期の戦略を考えたりします。その諸々のアドバイスをする行為自体をコンサルティングといい、それを行う人をコンサルタントと言います。特別な資格は必要ありませんが、実績が問われる業種です。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- セミナー
- セミナーとは、少人数を対象とする講習会のことです。講師からの一方的な説明だけで終わるのではなく、質疑応答が行われるなど講師と受講者のやり取りがある場合が多いようです。
- セミナー
- セミナーとは、少人数を対象とする講習会のことです。講師からの一方的な説明だけで終わるのではなく、質疑応答が行われるなど講師と受講者のやり取りがある場合が多いようです。
- セミナー
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- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- コンテンツ
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