SNSマーケに対して、BtoC向けの施策というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実際にはBtoCだけでなく、BtoBにおいてもSNSマーケは有効です。特に中小・ベンチャーの多くのBtoB企業は、SNSで積極的に「個」を打ち出し、企業の認知度アップ信頼感の獲得につなげています。

また、社員一人ひとりがフォロワーを獲得していれば、オウンドメディア記事のリリース時などに各自のアカウントで紹介することでコンテンツリーチを拡大させられます。

これまでSNSマーケに取り組んでいなかった企業が、急に全社的な取り組みを始めることは難しいかもしれません。そのため、まずはブランディングの役割を担うマーケや広報チームからスモールローンチすることがおすすめです。

今回は、ユニークなTwitter活用で注目を集める株式会社ベーシックの取り組み事例をもとに、明日からできるSNSマーケのヒントを紹介します。

基礎からわかる BtoBマーケティング実践ガイド【2022年最新版】

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本書は、これから“BtoBマーケティング”を本格的に行いたいという方向けに、マーケティングの戦略設計や各種施策のノウハウを網羅した資料です。

BtoBマーケにおけるTwitter運用の基本

社員個人のTwitterアカウントBtoBマーケに活かすためには、企業公式アカウントとは異なる運用の基本を押さえておくことが重要です。個人としてフォロワーと関係構築をするためのポイントを押さえることで、認知の拡大やブランディングの効果がより高まります。

株式会社ベーシックでは、Twitter運用を始めるにあたって以下のようなポイントを押さえました。

アカウントのプロフィール文を充実させる

Twitterのプロフィール文は、どのような人が情報発信しているかを伝える重要な情報です。プロフィール文を充実させることで、マーケや広報担当者の個性や強みが表現できます。

プロフィール文は、上限の文字数である160文字をできる限り埋めましょう。これまでの経歴前職現在の肩書などビジネスに関する情報に加えて、趣味などもプロフィールに含めておくことがおすすめです。

様々な情報をプロフィール文で開示すると、興味を持ってもらえる可能性がより高まります。

参考:Twitter公式ヘルプ|プロフィールをカスタマイズする方法

固定ツイートを設定する

固定ツイートとは、特定のツイートを自身のアカウントのトップに固定表示できる機能です。通常、Twitterへの投稿は新しいものが上部に表示され、古いツイートは下へ流されてしまいます。

固定ツイートを設定しておけば、自身のアカウントに訪れたユーザーが最初に見るツイートを指定することが可能です。

次のような内容が固定ツイートに適しています。

・自分が書いた自己紹介記事
・取材されたメディアの記事
・自社サービスや製品の紹介記事

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固定ツイートにできる投稿は一つですが、いつでも変更できます。定期的に設定を見直し、アカウントページにアクセスしたユーザーに見てもらいたい投稿を固定ツイートに設定しましょう。

エゴサーチの方法を理解する

エゴサーチとは、自分や自社について言及されている情報を検索することを指します。

BtoBマーケでTwitterを活用する際は、単に情報発信をするだけでなく、他のユーザーのツイートにリアクションすることも重要です。エゴサーチによって自分や自社に関連するツイートを探すと、他のユーザーとのやりとりのきっかけが生まれます。

エゴサーチの基本的な方法は、Twitterの検索機能で自分や自社の名前商品・サービス名などを探すことです。また、自社でブログやオウンドメディアを運営している場合、記事のURLでもエゴサーチができます。

自社に関連するツイートを見つけたら、いいねRTなどのアクションを積極的に行いましょう。

引用RTを活用する

引用RTとは、ツイートを自身のユーザーへ単にシェアするだけでなく、自身のツイートを付加する形で投稿できる機能です。

自分のツイートに対する引用RTを見つけた場合、積極的にリツイートすることをおすすめします。引用RTには他のユーザーの意見や考えが加わっているため客観性が高く、リツイートすることにより認知や信頼の獲得が可能です。

「リツイートをしすぎると、しつこい印象を与えてしまうのではないか」と心配する必要はありません。TwitterはFacebookなどと異なり、投稿した内容が次々と流れていくSNSです。そのため、積極的にリツイートを行っても、他のユーザーに不快感を与えずに済みます。

継続のモチベーションを高めるTips

Twitterを活用する際は、継続的に取り組むことが大切です。ここでは、社員のTwitter運用のモチベーションを高めるためのTipsを紹介します。

つぶやく内容を強制しない

つぶやく内容は強制せず、ルールはある程度作りつつも自由に楽しんでもらうことが、モチベーションを高めるポイントです。

株式会社ベーシックでは、ツイートのネタとしてメディア掲載やプレスリリース、社員の登壇情報などを提供しています。しかし、どのようにツイートするかは各個人に任せ、柔軟性を持たせています。

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また、アイコンにはオフィス内にある「青壁」と呼ばれる壁を背景にした写真を使用していますが、これも自然発生的なものです。社内報で青壁が話題になったことで、社内ムーブメントが起こりました。

運用の自由度を可能な限り高め、Twitterを楽しんで活用できるようにしましょう。

取り組みや口コミの見える化

社内におけるTwitter運用の取り組みや口コミを見える化することも、モチベーションアップにつながります。

株式会社ベーシックでは四半期ごとに社内のTwitter進捗を報告し、各個人のフォロワー数や、自社に関する好意的な口コミツイートを共有してきました。

フォロワー数の発表方法も、工夫しているポイントです。社内で流行っていた漫画『キングダム』になぞらえ、フォロワー数に応じて1,000人将、3,000人将などとランク付けをする「Twitter将軍制度」を取り入れています。この制度で適度に競争心が煽られ、Twitterを始める社員が増えるという効果がありました。

また、Twitterをやっていない社員にもSlack上で口コミが共有されるような仕組みを導入しています。このように、他の社員の頑張りやユーザーからの口コミを見える化することが、Twitter運用を活発にするポイントです。

副次効果も予想外にハネる、SNSの取り組み

株式会社ベーシックの取り組みでは、当初の狙いとしてあったブランド認知向上による売上増加採用強化メディア露出増加などの効果が得られました。さらに、創発的に生まれた青壁ブランディングなどの企業カルチャーや、一度退職したメンバーがまた入社する「出戻り社員」の増加などの思わぬ副次効果も得られています。

継続的な運用によって、予想外の効果を得られることもSNS施策の醍醐味です。BtoBのSNSマーケに取り組みたい方は、まずはTwitterアカウントの運用から始めてみてはいかがでしょうか。

関連記事:正社員の1/3がTwitterにアクティブ。ベーシックが全社を巻き込むTwitter活用で、成果を上げるまで

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