日本最大規模のプロジェクト管理ツール「Backlog(バックログ)」などを開発・提供する株式会社ヌーラボは、リゾート地におけるリモートワークができる「リゾートワーク制度」を福利厚生として採用しています。今回、宮古島に続き新たに北海道上川郡東川町とパートナーシップを締結しました。その締結式の模様をご紹介します。

株式会社ヌーラボが採用する『リゾートワーク制度』とは?

2019年5月23日(木)、日本最大規模のプロジェクト管理ツール「Backlog(バックログ)」などを開発・提供する株式会社ヌーラボは、リゾート地におけるリモート環境での就業を支援する社員研修制度および福利厚生「リゾートワーク制度」の新たな滞在地として、宮古島に続き写真の町 北海道上川郡東川町とパートナーシップを締結したことを発表しました。

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株式会社ヌーラボが導入しているリゾートワーク制度とは、会社が経費を負担して宮古島で就労できる制度。補助は本人だけでなく、同行する家族にも一律同じ金額が出ます。その地で仕事をするだけでなく、宮古島の小中学校で授業を実施しレポートブログも執筆します。

今回の締結式では株式会社ヌーラボの人事 安立 沙耶佳氏から、2018年6月からスタートしたこの制度の詳細と成果について説明がありました。

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同社は、平均年齢が35歳、中途入社の社員98%と社員教育を学ぶ機会が乏しい状況にあるとのこと。そうした状況からリゾートワークを行い、小中学校で自分の仕事を子どもたちに伝えることで意図的に人に物事を教える体験を得ているそうです。

リゾートワークに参加した社員は、宮古島の魅力を発信してみたり、子どもたちにどのようにして自分たちの仕事をうまく伝えられるか試行錯誤したりと、学ぶことは人それぞれです。

と述べました。

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”写真の町”東川町

北海道上川郡東川町の町長 松岡 市郎氏からは

「東川町は、北海道の中でも元気な町です。旭川空港から車で約13分で来れるところにあり、ここ25年で国内外から移住者の受け入れも行っており人口は20%伸びています。北海道最高峰を誇る旭岳があり、上下水道のない町で自然と共生しながら暮らせる町です」

と、東川町の魅力が語られました。

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東川町は1985年に世界でも類を見ない「写真の町」を宣言。東川町国際写真フェスティバルや、全国の高校の写真部やサークルを対象にして行われる写真大会「写真甲子園」が行われています。

また、その自然豊かな環境から、観光地としても人気を集めている場所です。

写真の町 北海道上川郡東川町

新たな気づきを与えてくれた「リゾートワーク制度」

株式会社ヌーラボの代表取締役 橋本 正徳氏からは、今回のリゾートワーク制度について以下のように語っています。

「効果としては三つのことを感じています。学生に自分たちのビジネスについて話すのは自分たちを見つめ直す、言語化するいい機会であること。そして分かりやすく話すことは難しいです。そういったことから「自分たちのことを知ることができた」ということ。

二つ目は自社のツールを職場から離れたところで使うことで、この制度を利用した社員の中で何か気づきがあったのではないかと思っています。

 そして三つ目は、家族に自分の仕事を説明するいい機会になったということです。普段なかなか家族に自分の仕事を説明する機会はないので、一緒に滞在した家族に理解してもらえたのではないかと感じています。

宮古島では海に対しての価値観が変わり、気分もリフレッシュされました。
東川町は35年前からインスタ映えを意識している町なので(笑)、また価値観が変わるのではないかと期待しています」

その後、橋本氏と松岡町長が締結書にサインし、硬い握手を交え発表式を終えました。

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東川町でのリゾートワーク開始は2019年7月からスタートします。