『ZAC Enterprise』プロジェクト型案件中心企業に特化した統合管理システム
今回ご紹介するのは、売上や原価、収支などを一元管理することでスムーズな業務を実現するZAC Enterpriseです。
【ここがポイント】
ポイント1:プロジェクト型中心企業に特化したパッケージ
ポイント2:プロジェクトを軸としたデータ統合管理が可能
ポイント3:IPOを見据えた内部統制への対応もスムーズに
ZACとは?
クラウドERP型統合業務システム「ZAC Enterprise」はプロジェクト型案件を中心に遂行する企業向けに特化した業務システムです。
システムの受託開発やクリエイティブ制作、広告代理店業やコンサルティング業など、クライアントごとに異なる内容のプロジェクトを遂行する企業にとっては、「プロジェクトごとの収支」を見える化することで、企業全体の収支を見える化することにつながります。
特にプロジェクトが開始する前、つまり営業段階と、プロジェクトが完了した時で見積もりに差異が発生し、想定の収支が達成されないこともよくあるのがプロジェクト型案件中心の企業にとっての悩みかと思います。
ZACを用いることでプロジェクト毎の収支を一つのシステムで管理することが可能になります。また企業全体での売上予測やIPOに向けた内部統制の導入にも寄与します。
プロジェクトごとの収支管理を遂行するためのポイント
プロジェクト型案件を中心に遂行する企業は、「プロジェクト毎に利益がちゃんと出ているかどうか」を常に把握しておく必要があります。
プロジェクト毎の収支を把握するために必要なポイントは以下の通りです。
プロジェクト管理
プロジェクトの進行状況によって、収支の状況は変化しがちです。そのためプロジェクト毎の収支を把握するためには「受注前」「受注時」「案件進行時/完了時」と大きく3つのステータスでプロジェクトを管理する必要があります。
受注前ではクライアントに提出している見積もり額、受注時には最終的に決定したプロジェクト毎の個別原価を算出します。案件の進行時、および完了時には受注時の個別原価との予実対比を把握するようにします。
販売管理
案件(プロジェクト)の損益管理を行うための販売管理です。案件の引合段階から確度別に案件管理を行うことができ、売上とそれに紐づく原価を利益計画で把握します。
また、見積から請求・売上まで一元的に行うことで無駄を省くことも重要です。
プロジェクトの受注が決まるまでに、案件の受注確率が高まれば見込み数値として算出している会社も多いことから、プロジェクトの収支把握は受注前からしておく必要があります。
工数管理
プロジェクト毎の損益は利益において「売上」、費用においては「人件費」が大部分を占めます。プロジェクト型の案件においては工数を「人件費」として換算することが多いですが、この工数が予定よりもオーバーしてしまうと、利益がマイナスに近づきます。
そのため、プロジェクト毎に想定通りの工数で進行しているかどうかを管理する必要があります。
勤怠管理
工数管理に関連して必要な勤怠の管理。勤怠の打刻を以って工数を把握することで適切な業務時間を算出することが可能になります。
また繁忙期やプロジェクトのリリース時期などは業務が多忙となることも多いため、残業時間の把握を行うことで社員の労務を管理することにもつながります。
個別ツールではなく、ZACはすべてを一元管理可能
プロジェクト毎の収支を把握し、企業の収支を見える化するには上述したような管理項目を含め、多くの項目を計測、把握することが必要になります。
またそれらの管理には多くの場合、個別最適のツールを用いて、プロジェクト毎の収支についてはエクセルなどの帳票で管理している企業も多いかと思います。
しかしエクセルでの管理は更新する手間がかかったり、参照するツールや帳票の数が増えれば増えるほど、データが散在し、「必要な時に必要なデータ」を参照することが難しくなったりします。
クラウド型ERPであるZACは一つのシステムでプロジェクトの収支を把握するためのすべての機能を取り揃え、企業のプロジェクトの収支の見える化を実現します。
受注前からプロジェクト完了まで。プロジェクトをベースとした管理
ZACではプロジェクトをベースにした管理を実現します。プロジェクト型の案件を多く扱う企業では、採番が増え続け、すべてのプロジェクトの収支を把握するには帳票のデータ量も増える一方です。
ZACでは受注前のプロジェクト見積もりから、プロジェクト完了時の予実管理までを一元で管理することが可能です。
またプロジェクトの個別原価計算に紐付き、販売管理、工数管理、勤怠管理、経費管理などの様々な管理項目も一元で管理が可能。
さらにBI(Business Intelligence)ダッシュボードを用いて、ZAC内で保持するデータをもとにした経営数値を管理することが可能です。
IPOを見据えた内部統制にも対応
IPO(新規株式公開)を見据えた企業であれば、企業の業務ワークフローを明確にし、機能させる必要があります。また申請、承認には電子申請を用いることも求められます。
ZACを導入することで業務ワークフローを機能させることができます。
例えば、見積書の作成であれば、営業担当が作成した見積書を上長が承認するような仕組みをZACで作成します。すると、上長が未承認の見積書には「Draft」の印字が自動でつき、正式な見積書を発行することができません。つまり、上長の承認なき見積書をクライアントに提出できないようにする仕組みがつくれます。
またアクセス権限設定、ログの自動保存など、内部統制を整備するための機能が整っています。
クラウドERPならではの導入スピードとコストパフォーマンス
ZACはプロジェクト型案件を多く抱える企業に特化した設計のため、短期間での導入が可能です。
またクラウド型のパッケージソフトであるため、導入費用も低額です。またクラウド上でアップデートがされるため、専用の保守メンバーを擁立する必要もありません。
ZAC Enterprise担当者からのメッセージ
ZACのミッションは「ホワイトカラーの生産性向上」です。働き方改革が叫ばれる中、クリエイティブな仕事が求められるシステム開発、Web制作、コンサルティング業界では、生産性がなかなか伸びない企業が多く見受けられます。
その原因としては、取り扱う商材や技術が多様化したことにより、プロジェクト自体も多様化していることが挙げられます。メンバーが取り扱ったことがない分野のプロジェクトの場合、どうしてもキャッチアップの時間が必要になります。
また生産性の向上を妨げるもう一つの要素がプロジェクト管理にあると思っています。エクセルでの収支管理は参照するデータが散在している場合は目視で「どこにどのデータがあるか」を確認しなければいけません。
ZACは働き方改革、並びに生産性を向上させるためのツールであり、システムです。さらにはIPOを見据えたクリエイティブな企業を特に得意にしているため、内部統制や業務ワークフローの整備にも貢献していきます。
編集部より一言コメント
クリエイティブな案件を中心に遂行する企業では、各案件の収支状況を常に見える化しておく必要があります。
特にプロジェクトマネージャーや経営者の目線からは、収支を保つだけではなく、現場の労務状況の把握にもつながるためなおさらです。
ZACはクリエイティブな仕事を推進する企業に特化したクラウド型ERPのため、独自の商習慣に適した機能が整備されています。プロジェクト型収支損益管理という少し特異な管理手法には、もっとも適したクラウドERPと言えます。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- コンサルティング
- ビジネスはより高度化し専門的になっています。そこで、事業者のみならず専門家を呼び、彼らからアドバイスを受けながら、日々の活動を確認したり、長期の戦略を考えたりします。その諸々のアドバイスをする行為自体をコンサルティングといい、それを行う人をコンサルタントと言います。特別な資格は必要ありませんが、実績が問われる業種です。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- コンサルティング
- ビジネスはより高度化し専門的になっています。そこで、事業者のみならず専門家を呼び、彼らからアドバイスを受けながら、日々の活動を確認したり、長期の戦略を考えたりします。その諸々のアドバイスをする行為自体をコンサルティングといい、それを行う人をコンサルタントと言います。特別な資格は必要ありませんが、実績が問われる業種です。
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