2.画像の色を抽出してスウォッチに加える方法

画像の色をそのまま配色に使いたい、という時に便利な画像の色を全て抽出してスウォッチに加える方法です。
スウォッチとは、指定した色を保存しておける絵の具パレットのようなもので、使いたい自分好みの色を保存しておくことができる機能です。この方法では、場合によっては細かい色の抽出ができないこともありますが手軽におこなうことが出来便利です。
オンラインツールでもこのような色を分析するものは存在しますが、新たに探すよりもPhotoshopだけで気軽におこないたいという方にオススメします。

ステップ1:色を抽出したい画像にインデックスカラーを適用する

①Photoshopを起動して、「ファイル」→「開く」とクリックし色を抽出したい画像を開きます。

②「イメージ」→「モード」→「インデックスカラー」をクリックします。
設定画面が出てきますので、そのままの設定で適用します。
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ステップ2:actファイルを作成する。

①「イメージ」→「モード」→「カラーテーブル」とクリックし、actファイルを保存します。
デスクトップなど見つけやすい場所に保存をしておきます。
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ステップ3:スウォッチパネルに色を加える

①「ウィンドウ」→「スウォッチ」とクリックし、スウォッチパネルを表示します。

②スウォッチパネルのメニューに「スウォッチの置き換え」というメニューがありますのでクリックします。
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③ファイル名を「カラーテーブル(*.act)」に変更し、先程作成しておいたactファイルを開きます。
これで画像に使われている色がスウォッチに加わりました。

3.カンバスサイズを画像に合わせて変更する方法

デザインを作成したい時に余白なく作りたいと思う時があります。
しかし、画像のサイズちょうどに合わせるのは何度も微調整しながらサイズを変えていったりと案外面倒なものです。
また、アンチエイリアスのある画像ではどこまでを切り取っていいか分かりづらいということもあります。そんな時にこの方法を使えば、簡単にカンバスサイズを画像のサイズに合わせることができます。
とても簡単な方法で覚えておいて損はありませんので、余白が多い時・余白が無い時に調整しようと思ったらぜひ使ってみてください。

余白がありすぎる画像のカンバスをぴったりにする方法:

①目的の画像を用意します。

②レイヤーパレット内の、目的のレイヤーのサムネイル画像上で「Ctrl + クリック」を押し範囲選択をおこないます。
(Macの場合Command+クリック)

③画像に合わせて範囲選択がおこなわれたことがわかります。

④メニューから「イメージ」→「切り抜き」とクリックします。

⑤選択範囲を解除します。
これで画像のサイズぴったりにカンバスも切り取ることができます。
画像を拡大するとアンチエイリアスの部分もちょうどいいサイズで切り取ることができています。
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カンバスが画像より小さすぎる場合にぴったりにする方法

先程とは逆に、このように画像よりもカンバスが小さいということもあるかと思います。
①メニューから「イメージ」→「サイズ変更」→「すべての領域を表示」とクリックします。
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②これで、画像より小さかったカンバスが画像のサイズぴったりになります。
小さすぎるカンバスを調整する際は、たったこれだけで画像サイズまで広げることができます。
この方法でも先程の方法同様、画像ギリギリのサイズに仕上がります。