「日本人の起業家と話していて残念なことは、日本のことしか語らないこと」-世界から見た日本企業の問題点とは？-SAMURAI ISLAND EXPO'16-

質疑応答

Ananda Setiyo Ivannanto氏a:インドネシアから来ましたイバンと申します。
新興市場の攻略のカギになるのは社会課題の理解だと考えています。インドネシアはもちろんのこと、他の東南アジアの国も同様です。東南アジアのスタートアップはどこに目をつけるべきだと思いますか。

Casey Lau氏:逆に、目をつけるべき社会問題でありながらも、インドネシアのスタートアップが取り組むことのできないものはなんだと思いますか。

Ananda Setiyo Ivannanto氏:経済を発展させるためのインフラの問題があると思います。電力や水力供給の不足などにおいてそれが顕著です。幾つか取り組んでいる企業がありますが、日本の技術力のある企業に支えられてのことです。
鍵となるのは、どのようにその国の真の問題を理解するか、だと思っています。
特に伝統的に行われていて市場規模が大きいところは、未だ非効率で伝統的な方法で運営されつつあります。そのような問題が多くあるのが急成長している新興国であり、まず理解すべきことでしょう。

Casey Lau氏：すばらしい。日本人は彼のような人と話すべきです。日本人の起業家と話していて残念なことは、日本のことしか語らないことです。もっと外に目を向け、課題を感じるべきです。