合字とは、リガチャー(英: Ligature)とも呼ばれます。特定の文字の組み合わせを短縮して表記することです。リガチャーは和文では、あまり馴染みがないかもしれませんが、普段の生活の中にも実は合字が存在します。

例えば、「And」を「&」と表記するのは合字表現です。また、日本では書道の世界に漢字やひらがなの合字もよく見られます。また、最近では合字をフォントとして使える“合字フォントなどもあり、文字だけではなくFacebookと入力すると文字データとしてフェイスブックアイコンが表示されるフォントも存在します。
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本記事では、そんな合字フォントを提供するオススメサイトをご紹介します。

合字フォントを取り入れる際のポイント

システムフォントらしさを出したくない場合

システムフォントらしい印象を与えないことが合字の強みだと言えます。全体的なデザインテーマを考えた場合、システムフォントを使うと、良くも悪くもありきたりな印象を与えるケースがあります。

そのため、デザインテーマによっては合字フォントとの相性がいい場合もあるので、システムフォントではしっくりこないという場合に合字フォントを試してもいいでしょう。

欧米らしさを見せたいとき

合字は、もともとアルファベット写本の際、文字群を簡略表記するために考案されたものです。ヨーロッパの伝統的な時代を演出するには良い方法と言えます。海外ではメジャーなので、グローバルに活動するデザイナーは知っておくべきかもしれません。

オススメの合字フォント5選

アラビアン風のSULTAN CAFE($59)

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http://www.aringtypeface.com/sultan-cafe/

SULTAN CAFÉ(スルタンカフェ)とは、アラビアン風のカフェのことです。独特の丸み帯びた形がスルタンらしさを表しています。アラビア文字自体、合字が多い文化なので、アラブらしさを出す際は合字が必須と言っても過言ではないかもしれません。

ちなみに、有料ですがこのクオリティのフォントを普通に作ろうと思っても難しく、時間もかかるので半永久的に使えるのであれば有料で購入するのも一つの手です。

エレガントを演出するFelice(単体 $40 10フォントの場合$200)

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http://www.myfonts.com/fonts/nootype/felice/

Felice(フリーチェ)とはイタリア語で幸せという意味で、イタリアらしいエレガントなデザインに最適な合字フォント。ひとつ40$のフォントが10フォントのセットで、200$でまとめ買いがオススメ。

fonts.com会員ならColombainがオススメ(ファミリー$151 単体$39)

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https://www.fonts.com/ja/font/linotype/colombine

fonts.comはColombainをはじめとした数多くのフォントを販売しています。ColombainはURW ++のフォントです。fonts.comはWebフォント組み込み、ライセンスの定義がはっきりしたサイトです。

定期購入の場合、100$の無制限プランと無料プランまで5段階のプランが用意されています。無料の場合は制限もあり、広告も入りますが、Web公開用の組み込みライセンスを入手することができます。まずは無料で使用してみてはいかがですか。

ちなみに、Colombainをデザインしたデザイナーのグドルンツァップ・フォン・ヘッセン(Gudrun Zapf-von Hesse)は、有名なドイツのフォントデザイナー。1991年のフレデリック・W・ガウディー賞の優勝者でもあります。

Spiffy McGee(個人利用・商用利用ともに無料)

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http://freedesignresources.net/spiffy-mcgee-free-demo/

トンボ筆の手書きで書いたフォントをクリーンアップした、手間暇かけたフォントが無料で配布されています。手描きらしい合字も対応していますので、サンプルのようにフォントとは思えない手描き感を演出するのにも適しています。

クライアントから手書き風というオーダーが来た場合は、参考にするのもよさそうです。