
画像をペイント・レタッチし、クラウドにアップできる「Sumo Paint」の使い方を解説
- ferret編集部
- 2017年8月28日
- ニュース
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無料で使える画像レタッチソフトは増えつつありますが、ペイント機能まで備え、さらにダウンロード・インストール不要なクラウドベースのソフトとなると、限定されます。
Sumo Paintは、ペイント・画像レタッチ両方の機能を備えたソフトの中でも特に歴史が長く、2007年にリリースされました。直近のアップデートはほとんどありませんが、編集した画像をクラウドに公開できるなど、現在でも十分活用できるツールです。
目次
Sumo Paintとは
https://www.sumopaint.com/home/
Sumo Paintは、2007年にリリースされた ブラウザ ベースのペイント・画像レタッチソフトで、世界中の2,000万人以上の ユーザー に利用されてきました。2010年にはChromeの拡張機能もリリースされています。Photoshopの基本機能を備えている上にペイント機能もあり、クラウドに画像を保存して公開することも可能です。Photoshopと違い、高機能な ツール ではありませんが、基本的な画像編集機能を持ちながらも無料ということで今でも利用者の多い ツール です。
キャラクターは力士がモチーフですが、開発はアメリカ・フィンランドなど海外のメンバーで、インターフェースは日本語非対応です。
プラン
基本的には無料で利用できますが、月額$4でProプランにアップグレードできます。Proプランでは以下の機能が使えるようになります。
https://www.sumopaint.com/pro/
Sumo Paintの使い方
画像の準備
1. 開く
「Try Online」をクリックします。
メニューバーのFileから、「Open from My Computer(PCから開く)」か「Open from
URL
(
URL
を指定して開く)」を選び、画像を選択します。
選択した画像が開きます。
2. 保存
メニューバーのFileから、「Save to Cloud(クラウドに保存)」か「Save to my Computer(PCに保存)」を選択します。
Save to Cloud(クラウドに保存)をクリックすると、画像の
URL
が発行されます。その下の「Permanently delete image from cloud」でクラウド上の画像を削除でき「Edit image」で編集画面に戻れます。
画像の加工
1. トリミング(切り取り)
画像を切り抜くには、Tools内の左列下から4番目の「Crop Tool」をクリックします。
画像内をクリックすると、四角が表示されますので、切り抜きたい部分の端から端までドラッグします。
ドラッグが完了した瞬間に、切り抜きが行われます。
2. 明るさ・コントラスト
メニューバーの「Adjustments」から、「Brightness/Contrast」を選択します。
中央のつまみを操作します。値を直接編集もできます。Previewボタンにチェックが入っていれば、プレビューを確認しながら編集できます。編集が完了したらOKボタンをクリックします。
BrightnessとContrastをともに+20調整した例です。
ペイント
1. ブラシ
ペイント用のブラシの切り替えには、Tools内の右列上から3番目の「Brush Tool」をクリックします。
Brushのプルダウンでは、ドライブラシ・オイルブラシ・エアブラシのほか、ひし形・星・キューブなどの図形ブラシも選択できます。線の太さ・透明度・重ね方など、細かく指定できます。
上から順に、Dry Brush1・Oil Brush1・Air Brush・Diamond・Moon Frame・Cube Invertのブラシで描画した例です。
まとめ
近年、高機能な無料のペイント・レタッチソフトが増えたこともあり、コミュニティは閉鎖し、 HTML5 版の開発は停滞するなど、一時期の盛り上がりを失いつつありますが、現在より ブラウザ ベースのツールが圧倒的に少なかった2007年頃から、他社 ツール に先んじてペイント・レタッチソフトの礎を築いた、現在でも十分通用する ツール です。
