BtoBマーケティングを一人で担当することになったマーケターの方は、どのように施策を進めればよいか迷うことも多いのではないでしょうか。

実は、BtoBマーケティングの基本は、一人でも組織でも変わりません。まずは戦略を策定した上で、目標となる数値を定め、施策を実行するという基本的な流れを押さえることが重要です。

ただし、一人マーケターの場合は組織と比べてマンパワーが少ないため、一人でも回せる施策内容実行方法を選定する必要があります。

そこで今回は、一人マーケターがBtoBマーケティングを実施する際に重要なポイントについて解説します。まずは、ferretユーザーにもよく読まれている基本資料の内容をインプットした上で、今回の内容を参考にしてください。

BtoBマーケで押さえておきたい基本はこちら

BtoB向け・ Webマーケ組織立ち上げの教科書

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本書では、Webマーケティング組織の立ち上げ段階で押さえておきたい、「戦略/目標の立て方・やるべき施策/予算の決め方などについて詳しく解説しています。

一人マーケターに必要なのは業務の効率化

マーケティング業務はチームで取り組む企業も多い中、一人マーケターがすべてをこなすことは大変です。漫然と進めていくだけでは、業務量は際限なく増えてしまいます。

そこで必要なのがツール活用によるマーケティング業務の効率化です。以下では、BtoBマーケティングに一人で取り組む際に押さえておきたい主なツールを紹介します。

①情報発信・更新の頻度を上げるために「CMS」を導入する

まずは、あらゆる情報発信のプラットフォームとなるBtoBサイトを構築するため、CMSの導入を検討しましょう。CMSを導入すると、Webサイト制作の専門知識がなくても、情報の追加や編集を簡単に行うことが可能です。

Webサイト制作は外部の制作会社に委託することもできます。ただし、外部の制作会社に委託する場合、コンテンツを追加するたびにコストがかかる点に注意が必要です。また、依頼した内容が反映されるまでにも、その都度数日程度の時間がかかります。

BtoBのサイトの場合は高度なクリエイティブ力よりも「適切な内容を、適切なタイミングで」届けることが肝心です。情報発信や更新の頻度を上げるために、CMSによるBtoBサイト構築が適しています。

知名度の高いCMSの一つとして、WordPressが挙げられます。しかし、有名であるからといって、自社のBtoBサイト構築にWordPressが必ずしも向いているとは限りません。WordPressは機能の自由度が高い分、追加プラグインやセキュリティツールなど、手動で設定すべき項目が多い点に注意が必要です。

CMSの選び方を解説した記事はこちら
【無料・有料20選】CMSを徹底比較!導入のメリットや選ぶポイントを解説

②顧客の温度感ごとにアプローチを変えるために「メール配信ツール」を導入する

メールによる施策の反応率を高めるには、顧客の属性や温度感ごとにメールの内容を出し分ける必要があります。しかし、メールのハウスリストが溜まってくると、手動での出し分けは困難です。リストが増えれば増えるほどその管理コストは膨大になるため、メール配信ツールの導入を早めに検討しましょう。

メール配信ツールを導入すると、顧客ごとの情報の出し分け以外にも、ステップメールの配信などのアプローチが可能です。一定の間隔を空けて少しずつ情報を与えるステップメールなら、自社サービスへの理解度や購買意欲を自動的に高められます。

このようなBtoBマーケティングの基本的なアプローチを一人で実施していくために、メール配信ツールが欠かせません。

▼メール配信ツールを比較した記事はこちら
メールマーケティングツール5選を比較!選び方と効果を最大化するコツも紹介

③顧客へのアプローチを自動化するために「MAツール」を導入する

費用のページや導入事例ページを閲覧するなど、サービス導入の意思が具体化しつつあるターゲットに対しては、そのタイミングを逃さずにアプローチすることが重要です。

MAツールを導入すると、あらかじめキーとなる行動を設定し、条件を満たしたターゲットにすかさずメールを送るといったアプローチを自動化できます。

ただし、MAツールが効果を発揮するのは、ある程度リード数が溜まったナーチャリングの段階です。目安として、リード数が5,000件以上になるとMAツールによるアプローチが有効となります。

BtoBマーケティングの開始時点からMAツールを焦って導入しても、宝の持ち腐れになってしまう可能性があるため注意が必要です。まずはWebサイトの構築コンテンツの最適化を進めた上で、MAツールの導入を検討しましょう。

▼MAの選び方を解説した記事はこちら
【2023年最新】MA(マーケティングオートメーション)ツール10選を徹底比較!選ぶポイントも解説

④コンバージョン顧客の行動特性を知るために「解析ツール」の設定を行う

マーケティング施策を効率化する鍵は「コンバージョンからの逆算」です。コンバージョンに至る見込み度の高いターゲットの属性や行動特性が分かれば、マーケティングの打ち手をその方向に寄せていくことで効率よく成約を獲得できます。

コンバージョンからの逆算を行うには、アクセス解析ヒートマップなどの機能を備えた解析ツールが必要です。解析ツールをWebサイトに導入することで、コンバージョンに至った顧客の行動特性を把握できます。

解析ツールの種類によっては、Webサイト上の行動だけでなく、Web広告のクリックやメール開封の有無なども分析することが可能です。自社のマーケティング施策に合わせて、必要な機能をもった解析ツールを導入しましょう。

アクセス解析ツールの紹介記事はこちら
おすすめのアクセス解析ツール14選 メリットや活用法を解説

業務を効率化する「各種ツール」導入の手間に注意

BtoBマーケティングを始める際は、戦略立案や目標設定などに一定の時間がかかります。また、ツール導入に手間がかかる点にも注意が必要です。

CMSやメール、MA、アクセス解析ツールの設定など、一人で迷いながら設定を行うのは不安なもの。初めての場合は特に、十分な判断材料がないままに決断しなければならない場面も出てきます。

これらの問題を解決し、基本的なBtoBマーケティングの施策を実現できるツールが「ferret One」です。ferret Oneには、BtoBのサイト制作に必要な基本要素やデザインフレームが予め揃っています。さらに、CMSとしての機能だけでなくメールマーケティング機能基本的なMA機能も利用可能です。

▶ferret Oneについて詳しくチェック

まずはferret Oneを導入し、必要に応じて追加のツールを連携させることで、一人マーケターでも効率的にBtoBマーケティングを実施できます。ferret Oneの詳細は以下のページでご確認ください。

▼ferret Oneを利用する多くのユーザー企業が参考にしてきたBtoBマーケ組織立ち上げの資料をチェック

BtoB向け・ Webマーケ組織立ち上げの教科書

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