ホームページブログの作成、既存のWebサイトを再構築するときに役に立つのがCMSコンテンツ・マネジメント・システム)です。デジタルマーケティングが主流になりつつある現代において、さまざまなCMSが誕生しています。

最近ではMAマーケティングオートメーション)に機能の1つとして組み込まれていることも珍しくなく、こうした背景からユーザーからのニーズ(導入決断時の優先度)の高さを改めて実感させられます。一方で、数多くのサービスが乱立し、正直、どれを選べばよいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、CMSを選定する際に押さえるべきポイントと、おすすめのCMSを紹介します。

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目次

  1. CMSとは?
  2. CMSを企業が導入するメリット
  3. 無料と有料の違い
  4. 無料CMS10選比較
  5. 有料CMS10選比較
  6. なぜCMSが必要とされるのか?解決できる課題は何か?
  7. CMSの比較選定時に注意したい5つのポイント
  8. CRM(顧客管理システム)との連携でデジタルマーケティング活動を可視化
  9. CMSを使ってマーケティングを効率化しよう
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見たまま編集のCMSでWebページの変更や追加・公開が誰でも簡単にできる!

ferret Oneは難しいWebマーケティングを 誰でも、これだけで、すぐに実践できるクラウド型のサービス(SaaS)です。

CMSとは?

CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の頭文字をとった略称で、Webサイトの管理や更新が行えるツールを意味します。CMSを使えば、専門的な知識がなくともホームページの作成や管理ができます。
なぜなら、HTML(コンピュータが理解できる言語)や、CSS(Webページの文書スタイルを形作るための言語)などのプログラミング知識がなくとも、視覚的に操作ができるからです。

例えば、ECサイトの作成や、資料請求のダウンロードページの作成などを、全く未経験の人でも構築から運用・サイトの更新が可能になります。

CMSを企業が導入するメリット

企業のWebサイト制作や管理にCMSを導入すると、複数のメリットを得ることが可能です。ここでは、CMSを企業が導入する主なメリットを紹介します。

Webサイトのデザインを簡単に管理できる

CMSで制作されたWebサイトは、デザインやレイアウト変更が簡単です。ヘッダー画像やグローバルメニュー、ボタンの配置などをテンプレートと呼ばれる機能で一括管理できます。

また、CMSのエディタからコンテンツを作成・編集すると、タイトルや見出しの装飾に統一感を持たせることが可能です。作業する人によって書式や装飾がバラバラになってしまうリスクを抑えられます。

SEO対策につながる

CMSによっては、SEO対策に役立つ機能が搭載されていることもメリットです。CMSを使って分かりやすい内部構造ページを作成することは、検索エンジンからの高評価につながります。

マルチデバイスへの対応や、サイトマップ作成などの機能を使うと、Webサイトの利便性を高めることが可能です。ユーザーにとって使いやすいWebサイトCMSで構築すると、検索エンジンからの評価向上が期待できます。

アカウントの権限管理や分業がしやすくなる

ユーザーアカウントを複数作成し、権限管理ができるCMSを導入すると、分業がしやすくなることもメリットです。

社外のWebデザイナーやライターに作業を依頼する場合、必要なページだけ編集権限を付与すると、トラブルが避けられます。また、万が一誤った操作をしてしまった場合でも、CMSなら履歴の確認バックアップの復旧が可能です。

無料と有料の違い

無料のCMSと有料のCMSは基本的な機能は同じであるものの、サポートの有無や外部システムとの連携性などに違いがあります。

CMSを導入する際に知っておきたい、無料と有料の主な違いは以下の通りです。

サポートの有無

一般的に、無料のCMSではベンダーによるサポートが受けられません。一方、有料のCMSでは導入時のサポートやトラブルシューティングなどの人的なサポートが受けられるケースが多くなっています。

充実したサポートを希望する場合は、有料のCMSの方が安心です。ただし、無料のCMSでも、一部のサポートは有償で受けられる場合があります。

外部システムとの連携性

有料のCMSは、データベースや顧客管理システム(CRM)などの外部システムとの連携性の高さが特徴です。様々なシステムとの連携機能が標準で備わっているCMSが多く、簡単に連携できます。

無料のCMSでは、外部システムとの連携自体が出来ない場合や、技術が必要となるケースが一般的です。

サーバー負荷への強さ

有料CMSの中には、アクセスが集中した際にサーバーがダウンしないように、容量を自動で増やせるものもあります。大量のアクセスが見込まれるWebサイトでは、サーバー負荷に強い有料CMSを導入すると安全な運用が可能です。

無料CMS10選比較

1. WordPress(ワードプレス)
2. Ameba Ownd(アメーバ オウンド)
3. ジンドゥー(Jimdo)
4. SOY CMS(ソイシーエムエス)
5. Baser CMS(ベーサーシーエムエス)
6. EC-CUBE(イーシーキューブ)
7. concrete5(コンクリートファイブ)
8. Geeklog(ギークログ)
9. Drupal(ドルーパル)
10. OpenPNE(オープンピーネ)

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BtoB企業向け!CMS比較ガイド

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コーポレートサイト/サービスサイト /ECサイトなど、BtoB事業のサイトタイプごとにおすすめのCMSを整理。それぞれで必要な機能をまとめた比較表をプレゼントします。

※各CMSの料金などの情報は2022年8月17日時点に調査したものです。今後変更となる可能性がありますのでご了解ください。

1.WordPress(ワードプレス)

●世界で一番使われている無料CMS

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→ WordPress公式サイト

●WordPressの特徴

  • 多くの人に使われているオープンソースのCMS
  • PHPが分かればカスタマイズが可能
  • プラグインでデータ抽出やツールとの連携が可能

WordPressは無料で利用でき、世界中で多くの人に使われているオープンソースのCMSです。PHPで作られているため、HTMLとPHPが分かればカスタマイズもしやすく、CMSとして高い人気を誇ります。

デフォルトの状態ではデータ抽出やツールとの連携はできませんが、拡張機能である「プラグイン」を導入することで、それらが可能となります。セキュリティ対策を行う場合も、同じくプラグインの導入が必要です。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
なし(プラグインを追加することで可能) なし なし

●サポート

FAQページ、専用フォーム

【CMS】WordPressとは?特徴・機能・導入方法・プラグインをまとめて解説

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WordPressとは、Webサイトを簡単に作るためのテンプレートのようなものです。もともとWordPressは誰でも手軽にブログサイトを作れるように開発されました。その後、時代やニーズに合わせ、今のような多機能でWebサイトそのものを構築することが可能なシステムになりました。この記事では、WordPressの特徴から利用するメリット、導入方法、便利なWordPressのプラグインまで、まとめて紹介します。

2.Ameba Ownd(アメーバ オウンド)

●ブログ以外にECサイトなども作れる無料CMS

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→ Ameba Ownd公式サイト

●Ameba Owndの特徴

  • デザインの幅が広い
  • ECサイトやポートフォリオサイトもテンプレートで作成可能
  • アクセス解析機能やセキュリティ機能も充実

Ameba Owndはサイバーエージェントが提供するCMSツールで無料で利用できます。Amebaブログと違いデザインの幅が広く、多くのニーズに応えられる特徴があります。

企業ブログだけでなく、ECサイト、ポートフォリオサイトなど、テンプレートを使うだけで作成が可能です。
独自のアクセス解析機能が用意されているだけではなく、Google Analyticsとの連携も可能なため、より高度な分析が可能です。セキュリティ面については常時SSL化に対応しているため、通信データの改ざんや流出などを防止できます。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
記載なし Google Analytics/Twitter/Instagram 常時SSL化

●サポート

FAQページ 、メール問い合わせ

3.ジンドゥー(Jimdo)

●視覚的で操作方法がわかりやすい無料CMS

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→ ジンドゥー公式サイト

●ジンドゥーの特徴

  • 会員登録後すぐにホームページを構築できる
  • オシャレなデザインが多く管理画面も視覚的
  • 独自ドメインの使用も可能

無料かつ日本語で使えるCMSツールで、メールアドレスを利用した会員登録で即時にホームページを構築できるようになります。

無料版ではフッター部分にKDDIの広告枠が入ってしまいますが、オシャレなデザインが多く、管理画面も非常に視覚的なので、個人で気軽に始めてみたい方に向いているCMSツールだといえます。

独自ドメインの使用も可能であり、有料プランであれば、メッセージやアフィリエイトに関する情報などをCSV形式でダウンロードできます。

問い合わせについてはジンドゥーの管理画面やメールから行うことができますが、契約しているプランによって返信が来るまでの応答時間が異なるため注意が必要です。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV(有料プランのみ) Google Analytics/Facebook/Instagram/ Twitter /PayPal/ Stripe 常時SSL化

●サポート

FAQサイト、メール、管理画面からの問い合わせ
サポート対応時間:10:00~18:00(土日祝日を除く)プランにより応答時間が異なる

直感的にホームページが作れる「Jimdo」とは?使い方を解説

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自社でホームページを作ることになった場合、2つの方法があります。自社のリソースを使った内製と、Web制作会社に依頼する外注です。リソースと予算どちらにも余裕がなく、なかなかホームページ制作に着手できないというWeb担当者もいるのではないでしょうか。今回は、「Jimdo」というサービスを使って簡単にホームページを作成する方法をご紹介します。自社ホームページの作成に課題を感じている方は参考にしてみてください。

4. SOY CMS(ソイシーエムエス)

●必要な機能だけを集めた効率のよい無料CMS

SOY CMS
→ SOY CMS公式サイト

●SOY CMSの特徴

  • オープンソースライセンスで提供されている
  • 機能拡張やカスタマイズが可能
  • 有償でサポートが受けられる

SOY CMSは、オープンソースライセンスのもと提供しているCMSです。どんな用途でも無料で使える手軽さと柔軟性・拡張性を特徴としています。

本体はコンパクトですが、SOY Shop/Appにより強力な機能拡張が容易に行えますので、物足りない部分があれば補うことが可能です。また、本体と独立してカスタマイズできること、バージョンアップが簡単なことも魅力的なポイントです。

必要な機能だけを追加し、無駄な機能を削ぎ落とすことで、細やかなニーズに対応でき、運用の手間を省くことができます。

オープンソースでありながら、コミュニティや利用企業、開発元によるサポートが受けられますが、問い合わせを行うためには別途費用が必要となるため注意しましょう。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV Google Analytics、Dreamweaver、Facebook、Twitter 常時SSL化

●サポート

FAQサイト、専用フォーム(有償)、 設計・構築の補助、カスタマイズの見積り(無償)

5. Baser CMS(ベーサーシーエムエス)

●CakePHPベースのクリエイター向け無料CMS

Baser CMS
[→Baser CMS公式サイト)(https://basercms.net/)

●Baser CMSの特徴

  • CakePHPをベースに採用したオープンソースのCMS
  • カスタマイズ性、メンテナンス性に優れている
  • SSL化やフォーム受信内容のCSVダウンロードなどの設定ができる

Baser CMSは「CakePHP」をベースに採用したオープンソースのCMSプラットフォームです。ホームページに必要なメールフォームブログ、管理画面といった最低限の機能を備えています。

クリエイター向けとして提供しているため、カスタマイズ性、メンテナンス性に優れています。また「CakePHP」を利用した経験がある方であれば、スキルを活用することが可能です。

全くの未経験者の方の場合、ある程度学習しなければ使いこなすことは難しいものの、クリエイターの力を借りれば簡単に更新が可能です。

自身で設定を行うことで、通信の暗号化(SSL化)や、設置したメールフォームから受信した内容のCSVダウンロードなどができます。サポートについては、技術的な質問以外であれば専用フォームからの問い合わせが可能です。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV GoogleMaps、EC-CUBE SSL化、スパム対策、サイトへのアクセス制限

●サポート

FAQページ、ユーザーマニュアル、専用フォーム(技術的な質問は不可)

6.EC-CUBE(イーシーキューブ)

●国内シェアNO.1!ECサイト特化した無料CMS

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→ EC-CUBE公式サイト

●EC-CUBEの特徴

  • ECサイトに特化したCMS
  • ダウンロード版とクラウド版のどちらかを選択できる
  • 様々な機能をプラグインで追加できる

EC-CUBEは、ECサイトの構築が可能なCMSです。国内シェアNO.1のオープンソースのソフトウェアです。
ECサイトの運営や管理に特化したCMSで、ダウンロード版とクラウド版のどちらかを選択が可能です。

小規模から大規模ショップまで、理想的な雰囲気とスタイルへカスタマイズができ、ECサイト構築に関する詳しい知識がなくてもスムーズに導入できます。

すぐに開店できる基本機能が揃っており、足りない場合は800種以上あるプラグインをストアからの追加が可能で、定期購入の対応やポイント機能、SNS連携機能などさまざまな機能を追加できます。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV Twitter SSL化、スパム対策

●サポート

FAQページ、質問掲示板、メール問い合わせ(技術的な質問は不可)

7.concrete5(コンクリートファイブ)

●デザインやページのカスタマイズ性が高い無料CMS

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→ concrete5公式サイト

●concrete5の特徴

  • サーバー上で簡単にWebページの管理や更新ができる
  • デザインやページのカスタマイズ性が高い
  • 有償でサポートサービスが利用できる

concrete5は、海外製のCMSです。Webサーバー上で簡単にWebページの管理や更新ができることを特徴としており、更新性の高いコンテンツの運用に向いているCMSです。

また、デザインやページのカスタマイズの自由度が高く、期間限定ページなどイレギュラーな動作をするページも簡単に作成できます。

基本的に技術的なサポートは受けられませんが、有償(40,000円/月〜)の「アプリケーション保守」や「ヘルプデスク」などのサービスを利用することで、設定などに関する問い合わせが可能となります。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV Google Analytics、GoogleMaps 常時SSL化、ユーザーパスワードの暗号化、IPアドレスブロック

●サポート

アプリケーション保守とヘルプデスクの有償サポート (40,000円/月〜)
・テクニカルサポート(月額またはチケット制)
・個別対応のセミナー式トレーニング(20万円)

8.Geeklog(ギークログ)

●PHP・MySQLで動く特殊機能も実装可能な無料CMS

geeklog.jpg
→ Geeklog公式サイト

●Geeklogの特徴

  • PHP・MySQLで動作するCMS
  • 個性的なデザインや特殊な機能を実装したページ制作に活用できる
  • プラグインやセキュリティ機能も充実

Geeklogは、海外製のCMSです。PHP・MySQLで動作するCMSブログ制作からポータルサイト、グループウェアの開発にも利用できる汎用性の高さが特徴です。日本国内でも利用者が多く、導入方法やカスタマイズに関する情報が得やすいCMSでしょう。

簡単さを特徴としたCMSと比べ導入の難易度は高いですが、個性的なデザインや特殊な機能を実装したページ制作に活用できます。

プラグインをインストールすることで、CSV・XML形式でのデータエクスポート機能や、ページ内にGoogle Mapsを表示する機能などが追加できます。

またセキュリティ機能も充実しており、常時SSL化やスパム対策に加えて、パスワードの暗号化、アクセス制限などの対策がなされています。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV、XML GoogleMaps、Facebook 常時SSL化、 スパム対策 - パスワードの暗号化、 アクセス制限

●サポート

FAQサイト、質問掲示板

9.Drupal(ドルーパル)

●機能拡張モジュールが40,000以上もある無料CMS

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→ Drupal公式サイト

●Drupalの特徴

  • PHPをベースに作られたオープンソースのCMS
  • 大規模なサイト開発に向いている
  • カスタマイズ性が高く、ツール連携にも幅広く対応

Drupal(ドルーパル)は、PHPをベース言語に作られたCMSです。開発にはやや高度な知識が必要ですが、大規模なサイト開発に向いています。オープンソースのため、無料で利用することができます。

機能を拡張するためのモジュールが40,000以上と豊富に用意されており、カスタマイズ性が高い点が特徴です。そしてツール連携にも幅広く対応しており、SugarCRMやShopify、Salesforce、Mailchimp、HubSpotなど、様々なツールと連携できます。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV SugarCRM、Shopify、Salesforce、Mailchimp、HubSpot、Google Analytics、Twitter、Facebook SSL化、アクセス制御、データベースの暗号化、スパム対策

10. OpenPNE(オープンピーネ)

●NHKも利用!SNS機能に特化した無料CMS

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→ OpenPNE公式サイト

●OpenPNEの特徴

  • SNS機能に強く、NHKや教育機関などが利用している
  • ID連携ツール「OpenID」との連携が可能
  • 有償のサポートが受けられる

SNS機能に強みを持つのがOpenPNEです。NHKや教育機関などが利用していることも特徴です。オープンソースのため無料で利用することができます。

豊富な機能を持っていて、オープンSNSだけでなくクローズドSNSを作ることもできます。外部アプリケーションとのID連携を簡単に行えるツール「OpenID」との連携が可能です。

また、有償ではあるもののサポート内容が充実しており、不具合対応やカスタマイズの相談、対面や電話でのサポートなどが受けられます。

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV OpenID、MasterSlavePNE SSL化、データベースの暗号化

●サポート

・FAQサイト、マニュアル
・プラン24(264,000円/年)仕様や不具合に関する相談が可
・プラン60(660,000/年):複数台のサーバー構築に関する相談も可
・プラン120(1,320,000/年):機能追加やカスタマイズに関する相談が可
・プランVIP(要問い合せ):プラン120のサポートに加えて対面・電話での相談も可

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有料CMS10選比較

有料CMSは、機能性の高さや外部システムとの連携性サポートが充実していることなどが長所です。ここでは、主な有料CMSの特徴を紹介します。

1. ferret One(フェレットワン)
2. RCMS(アールシーエムエス)
3. SITE PUBLIS(サイトパブリス)
4. a-blog cms(エーブログシーエムエス)
5. Movable Type(ムーバブルタイプ)
6. BiNDup
7. NOREN(ノレン)
8. Sitecore Experience Platform(サイトコア エクスペリエンス プラットフォーム)
9. CREAM(クリーム)
10. dino(ディノ)

※各CMSの料金などの情報は2022年8月17日時点に調査したものです。今後変更となる可能性がありますのでご了解ください。

1. ferret One(フェレットワン)

●マーケターに役立つ機能が満載の有料CMS

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→ ferret One公式サイト

●ferret Oneの特徴

  • 直感的に操作でき、CTAやフォームの設置も容易
  • マーケティングに活かせる機能も豊富
  • マーケティング施策の実行を支援する「伴走サポート」が利用できる

当メディア「ferret」を運用する株式会社ベーシックが提供しているCMSです。

コーディングの知識がなくても直感的に操作できる点が魅力であり、CMSを初めて使う場合でもWebページの変更や追加、公開が簡単に行えます。CTAやフォームの設置も容易なため、LP作成にも利用できます。

コンテンツ作成だけではなくマーケティングに活かせる機能も豊富に備わっており、メール配信や問い合わせ管理、資料ダウンロード、アクセス解析などが可能です。

マーケティング施策の実行を支援する「伴走サポート」によって、各企業に合わせたマーケティング施策の設計やスケジューリング、具体的な施策の実行支援も行っています。マーケティングで成果を出したい企業には特におすすめのCMSです。

SalesforceやPardot、Sansan、Chatworkなど様々なツールとの連携にも対応している点も特徴です。セキュリティ対策も充実しており、常時SSL化やIPアクセス制限はもちろん、サーバーの常時監視やデータのバックアップにも対応しているため、顧客の情報も安心して管理できます。

●利用料金

初期費用 月額利用料
100,000円 100,000円〜/月※プランにより異なります

●無料プラン: ×(無料デモあり)

●サポート

・初期戦略設計サポート、行動計画プランニング
・機能セットアップ 、テクニカルサポート、オンライン操作レクチャー
・デザイン制作・実装サポート
コンテンツ作成サポート
・定期検診サポート
オンラインセミナー

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV(顧客情報などのダウンロード) Pardot -マルケト、SATORI、 Salesforce、 Sansan 、kintone、Facebook、Twitter、ChatWork、Slack 常時SSL化、サーバーの常時監視、不正アクセス検知 、DoS攻撃対策、データバックアップ、IPアクセス制限

実際に操作できるデモ画面があるので、まずは試してみてください。

無料デモ体験はこちら:https://ferret-one.com/product-tour

2. RCMS(アールシーエムエス)

●世の中のWebサイトの9割をシステム化してくれる有料CMS

RCMS
→ RCMS公式サイト

●RCMSの特徴

  • 標準機能として250以上の機能を搭載
  • SaaS版や仮想専用サーバ版、サーバーインストール版など種類が豊富
  • ツール連携には有償のオプションが必要

RCMSは「世の中のWebサイトの9割はシステム化できる」をコンセプトにしたCMSです。標準機能として250以上の機能を搭載しており、CMSとして必要な機能はほぼ全て揃っています。コーポレートサイトはもちろんのこと、会員制サイト、掲示板サイト、ポータルサイト、ECサイトも構築可能です。

SaaS版、仮想専用サーバ版、サーバインストール版……と自由に選べるのもポイントです。様々な外部ツールとの連携が可能ですが、Salesforceやkintone、Synergy!などのツールと連携するためには有償のオプションを利用する必要があるため注意しましょう。

●利用料金

プラン名 初期費用 月額費用
スタンダードプラン 44,000円 11,000円 ※年払い 9,900円/月
仮想専用サーバプラン 88,000円 55,000円 ※年払い 49,500円/月
プラン名 初年度ライセンス費用 次年度以降ライセンス費用ソフトウェアサポート費
オンプレミス提供プラン 1,595,000円/年 275,000円/年

※そのほか オプション料金あり

●無料プラン: ×

●サポート

・FAQサイト、マニュアル
・メール、電話(土日祝を除く11:00~18:30) -
・個別レクチャー、定期開催セミナー

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV、XML、JSON Google Analytics、Twitter、Salesforce、Kintone、synergy! 常時SSL化、パスワード暗号化、脆弱性診断、 自動セキュリティアップデート、IPアドレス制限、スパム対策

※RCMS(アールシーエムエス)は「Kuroco」(クロコ)へ変わる予定です。

詳しくは[こちら](https://kuroco.app/ja/rcms_to_kuroco/?utm_source=www.r-cms.jp]をチェックしてください。

3. (サイトパブリス)

●ブロック単位で自由にレイアウトを組める有料CMS

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→ SITE PUBLIS公式サイト

●SITE PUBLISの特徴

  • ブロックの組み合わせでWebコンテンツの管理ができる
  • 全社横断的なマーケティングデータの集約が可能
  • プラグインで様々な機能を追加できる

SITE PUBLISは、ブロックの組み合わせでWebコンテンツの管理ができるという強みを持ちます。ブロック単位で自由にページレイアウトを行うことができるため、独自タグ・テンプレートを使用する必要がなく、編集の生産性を高めることができます。

複数のホームページを統合管理するプラットフォームを提供することで、全社横断的なマーケティングデータの集約を可能にし、効率化ができます。各種プラグインを追加することで、データのCSVエクスポートや外部ツールとの連携など、様々な機能を追加可能です。

●利用料金

クラウド型 初期費用 月額利用料
Standard 220,000円 110,000円/月
Advanced 660,000円 165,000円/月
オンプレミス 価格 年間保守費用
Standard 1,100,000円 220,000円/年
Advanced 3,850,000円 770,000円/年
Enterprise 6,600,000円 1,320,000円/年

●無料プラン: ×(体験版あり)

●サポート

・FAQサイト、マニュアル、 サポートページ
・専用フォーム
・操作説明動画

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV、JSON Google Analytics、AmebaブログCRM、Facebook、Twitter 常時SSL化

4. a-blog cms(エーブログシーエムエス)

●マルチデバイス対応で手軽に更新できる有料CMS

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→ a-blog cm公式サイト

●a-blog cmsの特徴

  • ブログを書くような感覚で手軽に更新できる
  • ユニットごとに配置を設定できるためエントリーの編集が容易
  • 有償で運用やカスタマイズについての問い合わせが可能

ホームページを作っても更新がなかなかできない、という方にオススメなのがa-blog cmsです。ホームページの更新に慣れないという方でも、ブログを書くような感覚で手軽にどんどん更新することができます。

ユニットレイアウト採用で、ユニットごとに配置を設定できるためエントリーの編集が容易です。また、ダイレクト編集機能で編集したい箇所をすぐに編集することができます。

マルチデバイス対応のため、端末にあわせて自動的に最適な表示にしてくれます。

有償ではありますが、メール・対面・ビデオ通話などを通じて運用やカスタマイズについての問い合わせが可能です。ただし導入についての問い合わせであれば、無料でできます。

●利用料金

ライセンス名 費用
スタンダード 55,000円 ※無料トライアルあり
プロフェッショナル 11,000円/月
エンタープライズ 2,200,000円 メンテナンス費用 330,000円

●無料プラン:〇

●サポート

・導入サポート(無償)
・有償メールサポート(22,000円 / 1インシデント)
・対面サポート(3,300円/1時間)
オンラインビデオ通話サポート(事前予約:5,500円/1時間、当日予約:8,800円/1時間)
・年間テクニカルサポート(法人:110,000円/年、個人:55,000円/年)
・テクニカルトレーニングプログラム(33,000円~)

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV Google Analytics、GoogleMaps、Facebook、Twitter 常時SSL化、スパム対策、同時ログインの制限、XSS対策、不正ログイン防止

5.Movable Type(ムーバブルタイプ)

●簡単にコンテンツ作成や更新ができる有料CMS

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→ Movable Type公式サイト

●Movable Typeの特徴

  • ブログ作成で用いられることが多い
  • ビジネス利用の場合は有償となりライセンスの購入が必要
  • 「Data API」機能で様々なデータを他プラットフォームへ連携できる

Movable Typeは、ブログ作成で用いられることが多いCMSです。難しい操作方法を覚えずとも簡単にコンテンツの作成、更新ができるのが魅力です。手軽ながらもプラグインを使用することで機能拡張できるため、自分好みにカスタマイズすることができます。個人で趣味ブログなどとして使用する分には無償で使えますが、ビジネス利用の場合には有償となりライセンスの購入が必要です。

また「Data API」という機能を利用することで、システムで管理しているコンテンツやユーザー情報など、様々なデータを他プラットフォームへ簡単に連携できるようになります。

●利用料金

プラン名 費用
クラウド版 5,500円〜/月
ソフトウェア版 1サーバー・無制限ユーザー 99,000円
ソフトウェア版 ワークフローパック 198,000円
ステージングパック 275,000円
年間メンテナンス 33,000円/年
Premium 825,000円
Advanced 1,320,000円
Premium (Advanced Edition) 1,650,000円

※そのほか ライセンス、ディスカウントあり

●無料プラン:〇(個人利用のみ)

●サポート

・専用フォーム(平日:10:00~17:00)
・FAQサイト
・導入サポート
・テクニカルサポート

データ抽出 連携ツール セキュリティ
データエクスポート(形式不明) Google Analytics、SNS 常時SSL化、スパム対策、Basic認証、不正アクセス防止
商用パッケージ型CMS「Movable Type」とは?特徴・機能・導入方法・おすすめプラグインを解説

商用パッケージ型CMS「Movable Type」とは?特徴・機能・導入方法・おすすめプラグインを解説

「Movable Type」とは、CMS(サイト制作システム)です。この記事では、Movable Typeの特徴や機能の説明、インストール方法、おすすめのプラグインなどを紹介していきます。

6.BiNDup

●マーケティングやアクセス解析にも活用できる有料CMS

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→ BiNDup公式サイト

●BiNDupの特徴

  • デザイン性の高い様々なジャンルのテンプレートが用意されている
  • スマートフォン対応のWebサイトもすぐに作成できる
  • Webフォント対応やスライドショー、ボタンなどの画像パーツ作成機能も充実

HTMLなどの専門知識がなくても、デザイン性の高いテンプレートを利用して思い通りのホームページが作成できるツールです。
様々なジャンルのテンプレートが用意されていますので、業種を問わず利用可能です。

レスポンシブデザインに対応しているテンプレートもありますので、スマートフォンに対応したホームページもすぐに作成できます。

加えて、Webフォント対応やスライドショーやボタンなどの画像パーツ作成などの機能も充実していますので、表情豊かなインパクトのあるコンテンツ作成が実現可能です。

「スマートモード」を使用すれば、投稿フォームタイプの画面で文字や写真を入れるだけですぐにホームページ作成ができます。

Google AnalyticsだけではなくGoogle Search Consoleとの連携も可能なため、マーケティングやアクセス解析にも活用できるでしょう。

●利用料金

プラン名 月額利用料
エントリーコース 528円/月(初年度無料)
基本コース 2,728円/月
ビジネスコース 8,983円/月

●無料プラン:〇(初年度のみ無料)

●サポート

・FAQサイト、マニュアル
・専用フォーム

データ抽出 連携ツール セキュリティ
データエクスポート(形式不明) Google Analytics、Google Search ConsoleGoogleMaps、 Facebook 常時SSL化

7. NOREN(ノレン)

●ローンチ後も継続的にフォローしてもらえる有料CMS

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→ NOREN公式サイト

●NORENの特徴

  • 静的ベースのCMSで基本機能が充実している
  • 毎年の保守継続率が96%以上と高い数値を維持している
  • ローンチ後も継続的なフォローが受けられる

NORENは静的ベースのCMSです。

充実した基本機能に加えて、「信頼と実績の構築パートナー」・「高い学習効率」・「高い満足度のサポートとトレーニング」という3つの特徴があります。

また、毎年の保守継続率が96%以上と高い数値を維持しており、長く使いやすいことがわかります。ローンチ後も継続的にフォローしてくれるため、運用上の課題をすぐに発見し改善につなげることが可能です。

ツールのセットアップ方法や技術的な問い合わせができるサポートセンターが常設されており、使い方を教えてもらえる研修も実施しています。

●利用料金

低予算、少人数でスモールスタート プロジェクト総予算 1,000万円~

●無料プラン: ×(デモ版あり)

●サポート

・サポートセンター(メール・電話)
・教育セミナー

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV、XML Google Analytics、Pardot、Salesforce ユーザーごとの権限設定(コンテンツの作成・変更・削除など)

8.Sitecore Experience Platform(サイトコア エクスペリエンス プラットフォーム)

●24時間監視でセキュリティ面もバッチリの有料CMS

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→ Sitecore Experience Platform公式サイト

●Sitecore Experience Platformの特徴

  • ひとつのプラットフォームで複数のチャネルに配信できる
  • マルチサイト & 多言語コンテンツ管理で世界中の顧客とつながれる
  • 一括管理されたデータでオーディエンスを確実に把握することができる

Sitecore Experience Platformは、Webサイトを中心に様々なチャネルをつないでデジタルマーケティングを実施することができる、デジタルマーケティングプラットフォームです。

ユーザーのWebサイトの閲覧履歴を分析し、ユーザーごとに最適なコンテンツを出し分けることができます。また、モバイルサイトやECサイトなど複数のチャネルを一元管理できるため、データの収集や管理がよりスムーズに。

「会員数が従来の6~7倍になった」「外注費を50%ほど削減できた」などの成功事例も多数あり、業種・業界問わず多くの企業が導入しているツールです。また、セキュリティ面において24時間の監視を行っていたり、ISO 27001を取得している点も特徴です。

●利用料金:要問い合わせ

●無料プラン:要問い合わせ

●サポート

・FAQサイト、マニュアル
・質問掲示板
・標準サポート(応答時間:1〜3営業日)
・プレミアムサポート(応答時間:約1時間)

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV Salesforce CRM、Salesforce Marketing Cloud、Microsoft Dynamics CRM SSL化、スパム対策、24時間のセキュリティ監視、 ISO 27001を取得

9.CREAM(クリーム)

●ムダのないサイト管理・運用を実現した有料CMS

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→ CREAM公式サイト

●CREAMの特徴

  • メディアサイトの作成に特化している
  • PCやスマホなど情報端末に適したページを作成できる
  • Web担当者の作業工数を削減できる機能を多数搭載

導入実績100サイト以上のオウンドメディア構築CMSパッケージです。
CREAM(クリーム)は、メディアサイトの作成に特化しており、PCやスマホなどそれぞれの情報端末に適したページを表示することができます。

また、「かんたん記事作成機能」や「広告ウィジェット機能」など、Web担当者の作業工数を削減できる機能を多数搭載。
これまでサイト構築にかかっていた時間と手間を最小限に抑えて、ムダのないサイト管理・運用を実現します。

「未経験でも簡単にサイトを作りたい」
「作業工数を減らしたいけどクオリティは下げたくない」
とお考えの方におすすめのツールです。CREAMの使い方や、機能についての解説記事が掲載されているサポートブログも用意されています。

●利用料金

プラン名 初期費用 月額利用料
レギュラープラン 30,000円 16,500円/月
プレミアムプラン 190,000円 33,000円/月

●無料プラン:×

●サポート

・サポートブログ
・専用フォーム、メール

データ抽出 連携ツール セキュリティ
記載なし Google Analytics、GoogleMaps、SNS SSL化

10.dino(ディノ)

●サーバー負荷の状況に応じて自動増強できる有料CMS

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→ dino公式サイト

●dinoの特徴

  • メディア構築からデータ活用までトータルサポート
  • プロライターによる専門コンテンツを提供
  • サーバー負荷の状況に応じて容量を自動で増強できる

Webメディアの構築からデータ活用までトータルサポートするパブリッシングプラットフォーム「dino(ディノ)」。
プロライターによる専門コンテンツを提供し、コンテンツの閲覧数アップとメディアへの送客を促します。

また、サーバー負荷の状況に応じて容量を自動で増強できるため、アクセスが集中した場合でも安心です。
雑誌のデジタル化、一般企業のオウンドメディアといった様々なメディアのプラットフォームとして導入されています。

●利用料金:要問い合わせ

●無料プラン: 要問い合わせ

●サポート

・オウンドメディアの立ち上げ、集客サポート
・Web全般のトラブルサポート
・デザイン制作・実装サポート

データ抽出 連携ツール セキュリティ
CSV Google Analytics、Facebook、Twitter、ECツール 常時SSL化

▼ どれを選ぶべき?CMS比較資料はこちら

BtoB企業向け!CMS比較ガイド

BtoB企業向け!CMS比較ガイド

コーポレートサイト/サービスサイト /ECサイトなど、BtoB事業のサイトタイプごとにおすすめのCMSを整理。それぞれで必要な機能をまとめた比較表をプレゼントします。

なぜCMSが必要とされるのか?解決できる課題は何か?

Webページを作るツールならばCMS以外にもたくさんありますが、なぜCMSが必要なのでしょうか。どこにメリットがあるのでしょうか。

理由の1つとして考えられるのが、CMSを導入することでマーケティング活動のムダを解消し、コンテンツ価値向上につながることです。

CMSがないと、Webページは作れたとしてもその後の管理を全て手作業で行わなくてはなりません。手作業での管理には専門的なスキルが必要な上に、手間がかかるため、時間をムダにしてしまうことも少なくありません。

CMSを導入すれば専門的なスキルや時間がなくともWebページの更新ができるため、スキルの習得や作業時間が必要ないだけではなく、人材確保が不要となるためコスト削減にもつながります。また、手軽に情報発信ができるようになることでコンテンツの価値が高まり、結果的に顧客満足度が向上します。

Webサイト作成に役立つCMS。そのメリット・デメリットを解説!

Webサイト作成に役立つCMS。そのメリット・デメリットを解説!

CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システム(コンテンツ管理システム)の略称で、Webの専門知識を持たない初心者でも、簡単にWebサイトの運営ができる管理システムのことです。今回はCMSのメリット・デメリットに加え、導入前に知っておきたいポイントもまとめました。

CMSの比較選定時に注意したい5つのポイント

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導入後に後悔しないためにも、CMSを比較・選定する際には、以下5つのポイントに注意しましょう。

1. 使いやすいかどうか

CMSを選定する際には、使いやすいかどうかを必ず調べましょう。Webサイトを作ったあとは、社内のスタッフが運用することになります。その際に使いづらいと、更新作業に時間がかかったりミスが発生したりと、運用効率が落ちてしまうのです。

使いやすさについては、直感的な操作ができるか管理画面が複雑すぎないかをチェックしましょう。

無料プランや無料トライアルが用意されているCMSがありますので、導入する前にいったん操作をしてみて利用しやすいかどうかを確認するのがおすすめです。

2. 制作するサイトに合っているか

CMSには、様々な用途のために作られたものがあります。ECサイトやメディアサイト、コーポレートサイトを作るために最適化されているCMSがあるのです。

こういったCMSでは、それぞれのサイトに必要な機能が揃っており、カスタマイズする必要がありませんし、成果を最大化することができます。

例えば、ECサイトでは決済機能や商品登録機能が必要ですし、メディアサイトではレコメンド機能やSNSとの連携などが必要になります。こういった機能がついているCMSであれば、簡単に目的のWebサイトを作ることができるのです。

だからこそ、自社で制作するWebサイトに合ったCMSを選ぶようにしましょう。

3. PDCAサイクルを回転させやすいか

Webサイトの運用では、PDCAを回して改善をしていかなくてはなりません。だからこそ、CMSを選定するときにも、PDCAサイクルを回しやすいか、そのための機能がついているかを確認すべきです。

例えば、、ユーザーデータの解析機能があるか見込み顧客管理ができるかフォームのカスタマイズができるかなどをチェックするのがよいでしょう。

このように、PDCAを行いやすいかどうかを確認するようにしましょう。

4. 連携性はどうか

営業部門とやり取りしたり、その他のアプリケーションと連携しやすいかどうかも重要です。

GoogleアナリティクスやSNSはもちろん、CMSのなかにはMAツールやSFAと連携できるものがあります。こういったツールと連携することで、リード管理や見込み顧客管理・分析、案件管理をより効果的に行うことができます。

顧客のデータをこういったツールで管理することで、マーケティング施策をより最適化できるので、CMSを選ぶときにはどのようなツールと連携できるかを確認しておきましょう。

5. サポート体制やセキュリティはどうか

機能面の高さ以外に、サポート体制やセキュリティレベル、マルチデバイス対応しているかといった点にも注意して選択しましょう。

CMSをスタッフが利用する際には不明点が発生しがちですし、何か不具合があった場合にもすぐに確認できると便利です。

また、セキュリティも重要なポイントです。CMS自体のセキュリティ対応CMS運営企業のセキュリティ体制などをチェックしましょう。

他の記事にもCMSのメリットやデメリット、注意点を解説した記事がありますので、参考にしてみてください。

Webサイト作成に役立つCMS。そのメリット・デメリットを解説!

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CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システム(コンテンツ管理システム)の略称で、Webの専門知識を持たない初心者でも、簡単にWebサイトの運営ができる管理システムのことです。今回はCMSのメリット・デメリットに加え、導入前に知っておきたいポイントもまとめました。

CRM(顧客管理システム)との連携でデジタルマーケティング活動を可視化

CRMとは、顧客の情報行動履歴などを管理・分析できるシステムです。CMSCRMを連携すると、デジタルマーケティング活動を可視化し、施策の精度を高められます。

例えば、CMSで作成したWebサイトからリードを獲得した時に、ユーザー情報をCRM自動的に保存することが可能です。また、ユーザー情報に基づき、Webサイト上でコンテンツを出し分けるといった施策も実現できます。

データ管理やレポート作成、情報共有の手間が省ける点も、CMSCRMを連携するメリットです。

CMSを使ってマーケティングを効率化しよう

CMSを導入すれば、マーケティング活動を今よりも効率良く行うことができます。しかし、どうせ使うなら自社のWebコンテンツに適したものを選択したいものです。

CMSと一口に言っても様々な種類があり、制作したいサイトによって適したCMSも異なります。今後CMS導入を考えている方は、今回紹介した注意ポイントやCMSを参考に、自社の解決したい課題と照らし合わせて、ぴったりのCMSを選んでみてはいかがでしょうか。

弊社が提供している「ferret One」は、直感的な操作でサイトを作れるだけでなく、アクセス解析やリード管理、メールマーケティングなどの機能が搭載されています。CMSだけであらゆるマーケティング施策を完結させることができるツールとなっています。サポートやセキュリティも充実しているので、ぜひご利用ください。

圧倒的に使いやすいCMS!見たまま編集のferret One

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直感的な操作で、Webサイト・LP・フォームも作成も自分で完了!さらに、問い合わせの管理や効果測定もできてPDCAが高速に回ります。

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