コンセプトとは、作品やサービスなどに一貫して貫かれている考え方をいいます。デザインと機能がバラバラだったり、使い勝手がちぐはぐだったりすると「コンセプトが一貫してないね」などと酷評されてしまいます。

コンセプトとは

人の手によって作られた作品、プログラム、道具など、それらに込めた思いや考え方を指します。最近では、それらの受け手が感じる感覚をも含んでコンセプトというケースも含まれることがあります。

コンセプトは、「しっかりと」と強調を意味するconと、捕えるのceiveが組み合わさって生まれた単語です。ですので「しっかり把握される一貫した考え方や概念」という意味になるわけです。

コンセプトを具現化したもの

コンセプトはその考え方や概念をさすため、企業がその芸術性や作品への思いを強く強調した発表前製品を作ることがあります。それをコンセプトモデルといいます。販売予定の製品よりも、大胆なデザインや戦士的な機能を付加して作り、ユーザーの反応を見たり、ブランディングをしたりします。

IT企業などでは、先進的な電子機器をコンセプトモデルとして発表し、その企業を先進的企業とイメージ付けます。販売戦略上、また人材獲得上も重視され、大手IT企業では世界的にそうした動きが見られます。

用語の使い方

「このホームページコンセプトがぶれてるね」
(ホームページの使い勝手やデザインがちぐはぐな印象を与えている可能性があります。)

「ホームページを作る前に、そもそもコンセプトをしっかりと考えることが重要だ。」
コンセプトといった一貫した考え方がしっかりしているとその後の制作にも大きく影響します。)

コンセプトメイキング」
コンセプトを考え組み立て、その後の行動規範とすること。)