BtoBマーケティングにおいて、情報発信は欠かせない取り組みのひとつです。
一方で、「記事を書く時間が取れない」「発信を継続できない」といった悩みを抱えるマーケターも少なくありません。

社内にある知見や考えを、どうすれば無理なく外に届けられるのか。

株式会社ベーシックのferret事業部のマネージャー兼マーケターである見山は、社内Podcastの発信に取り組み始めました。

本記事では、なぜ今Podcastという手段を選んだのか、その背景や狙い実際の運用で工夫している点を紹介します。

プロフィール

見山 悠妃
株式会社ベーシック ferret事業部
マーケティング部 マネージャー
見山 悠妃
営業支援会社に5年間所属し、6社の営業代行を経験。その後マネージャーとして「営業の型作り」を行い、チーム通期目標達成に貢献。その後、1人マーケターとしてマーケティング部署を立ち上げ、サイトリニューアル・コンテンツ制作・ウェビナー施策の基盤を構築し、立ち上げ前の10倍のCV数を達成。2021年に株式会社ベーシックへ入社。BtoBマーケティング特化型支援サービス「ferret」にてフィールドセールスを経て、マーケティング部にてセミナーやイベント企画を担当。1名体制で半年間に新規リード数9,000件を獲得。その後、インサイドセールスの立ち上げを行い、現在はマーケ・セールスを横断した戦略立案・企画・オペレーション設計およびインサイドセールス責任者を担う。

この記事はnoteの転載記事です。

目次

  1. 前提背景ときっかけ
  2. 企画開始
  3. プロセス1:AIと壁打ち(15分)
  4. プロセス2:社内他部署の人に相談(10分×2)
  5. プロセス3:誰とやるかを決める
  6. プロセス4:nanobananaとCanvaでバナー作成
  7. プロセス5:LPとフォームを用意
  8. プロセス6:配信に必要なものを調べる
  9. プロセス7:配信準備
  10. やってみてわかったこと
  11. この取り組みが示す発信のヒント

前提背景ときっかけ

「そうだ、ポッドキャストをはじめよう」
思い立ったが吉日。そこから1ヶ月で、週2配信をはじめました。早くも1ヶ月が経過。

その名も、「しごおわ!ゆるっと12分ラジオ

なんだそれwww
と思うかもしれませんが、結構真面目に(?)コンセプトは考えました。

勢いで始めたといっても過言ではないです。
ただ、そこに至るまでには、いろんな積み重ねがありました。なので備忘録を兼ねて、そして「Podcastやってみたいかも…」という方に向けてどんな感じでやってるか、徒然なるままに。

背景含めて気になるという方はこのまま読み進めていただき、配信のhow toが知りたい!という方は目次に沿って飛んじゃってください✈️

セレンディピティを求めて

前提、私事ですが一児の母として、日々生きています。仕事もだいすき!子供もだいすき!
ただ、夜はあまり飲みに行けない。交流会にもなかなか行けない。聞きたいし、話したいのに。

付随して、リモートワークであるということ。
時短母としてありがたい選択肢ですが、一方で雑談から生まれるセレンディピティみたいなものが減った感覚が。

「偶然の雑談」が減ると、気づかないうちに、仕事の外側で循環していた熱量も減っていく。あれって、けっこう“生活”に効いてたんだな〜、と後からじわじわ気づきました。

そんなわたしは、もうずっと長くVoicyをはじめとした音声メディアを聴いていて。結構youtubeより音声の方がわたしは合ってるのか、聴けちゃうんですよね。

ゆるくも、たぎりたい

物理的に飲みに行けないわたしは、いまだにZoom飲みをすることも。コロナ禍はだいぶ流行ってましたよね。

寝かしつけの終わった21時頃にZoomへ集合。そこから24時くらいまでお互いの近況や最近考えてることをシェアし合う。...これの楽しいこと!!!

「Zoom飲み」が楽しいというより、別に飲まなくてもいいんです。(ビール飲んでますけど。)
仕事の外で、とはいえ仕事の話を、気の合う仲間とゆるく話すこの時間。漏れなく次の日には色々アイデアが溢れて、身体が動く。

そんなことを繰り返すうちに、こういう「ゆるくも、たぎる瞬間ってもっと増やせないかとずっと頭の隅にありました。でも事情は変わらない。

そこに重なった大きなきっかけが、カンファレンスの前打ち合わせ。

BtoB SaaSのマーケなので、イベントを主催し、登壇をする機会も多くあります。25年11月に行ったオンラインカンファレンスも、モデレーターを務めていました。

複数の担当セッションの打ち合わせで、各人の状況や最近気になるトピックをテーブルに挙げて当日の進行を決めていく、というプロセスがあるんですが、打ち合わせの楽しいことたるや。

「みんな同じことで悩むんだ!」「こうやって乗り越えるんだ!」「それわたしもやってる!」という気付きと共感と熱。

さらに「それってどうやったの?」「でもこういうことってない?」という疑問や興味が双方のコミュニケーションで湧いてくる。

この熱量、場限りにしたくないなぁ

ここまで書いて気づくのは、わたしが欲しかったのは“情報”だけじゃなくて、等身大の一次情報だったんだと。

成功談だけじゃない、実務のリアル。いま悩んでること、迷ってること、試してみたこと。あるあるの共感。解像度の高い状態での、解決策のヒント。

それを「言語化して、残す」って、業務が忙しくなるほど、背景も相まって、難しい。

でも、あのZoom飲みとか、打ち合わせみたいな場には確かにある。あの感じを、もう少しだけ“再現性のある形”にできないかな。

そこで行き着いたのが、ポッドキャストでした。

これもたまたま行き着いたんですが、モーニングルーティン的に聴いているVoicyを聴いていてふと「この肩肘張らない、ありのままの感じ、いいかも。」と思っちゃったんですよね。

「昨日こういう出来事があって」と始まる回があったり。自分の熱狂するものをひたすら話すチャンネルがあったり。
ずっと聴いていると、その人のことをまるで知ってるかのようになる感覚もあるというか。

企画開始

しごおわに、12分だけ。ゆるく、でも確かに残す

企画書に書いたコンセプトはこういう感じです。

仕事終わりのBtoBマーケターが12分だけ日々の気付きやトピックをゆるっとお届け。

短いのは、軽さのためじゃなくて、続けるため
生活があるから、長尺はしんどい。だから最初から決める。

12分きっかりで終わります!(決意表明)

この“枠”があるだけで、喋る側も、聞く側も、やさしい。というか、わたしがあまり長尺を聴いていられなくて。せいぜい15分くらいかなぁと。

コンセプトのこの一文自体は、割とサクッと決まった、というかもう最初にこれが思いついていたので揺るがなかったんですが、その後の詳細を詰めていくのが暗中模索という感じで。

雑談が減ったからこそ、雑談を意図してつくる。それをシェアする。そんな小さなつながりで、救われる人や、楽になる人がいたらいいなぁ。
というただそれだけの軸で走りはじめました。

プロセス1:AIと壁打ち(15分)

AquaVoice課金勢なので、ひたすら音声入力。ここに至った背景や、叶えたいことをAIにコンテキストとして垂れ流し、壁打ちをしながら企画を開始。

どうでもいいですが、Gensparkも音声入力出てきたので揺らいでいますw

音声入力でわたしがAIに伝えたこと

  1. Podcastの目的
  2. 現状課題
  3. それに至った背景
  4. 現時点でのコンセプトイメージ
  5. 現実的に配信可能な回数の目安
  6. わたしの経歴
  7. KPI設定

ちなみに、KPIは「1年継続」です。まずはやり続けることをやりきろうと。
これまたカンファレンスのセッションのときに、「youtubeチャンネルのKPI」という話題になり、とにかく継続!と聞いたときから決めていました。

AIと固めていったこと

  1. 番組名候補(最終的に100案くらい)
  2. コンセプト
  3. トーン&マナー
  4. リスナーターゲット(ペルソナ)
  5. トークイメージ
  6. 参考指標

手段先行でPodcastをやろうとしていた


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