レイアウトとは、もともと「配置」や「配列」を指す語です。ここでは、「ホームページレイアウト(ウェブレイアウト)」と呼ばれる、ホームページにおけるレイアウトについて説明します。

紙媒体とは違う独自のレイアウトとして考える

レイアウト

書籍や雑誌などは、決められたサイズの紙を使用するという制約から「ページ」という概念が存在します。しかし、ホームページは、縦に長いためいくらでも文字や画像を配置することが可能ですですから、ホームページレイアウトと一般的なレイアウトは区別して考える必要があります。

ユーザーがホームページを閲覧するときには、基本的にスクロールして読み進めます。長い文章を掲載しているページをよく見ますが、クリックして次のページへ移動する負担をユーザーにかけることがないため、精読率が上がるともいわれています。

ページをめくることなく読めるという点で、ホームページは現代の巻物だということができるかもしれません。

ホームページレイアウトの特徴

ホームページの技術仕様上、ユーザーが使用する端末によって、文字や画像の配置が変化することがあります。
たとえば、パソコンで閲覧することを前提に、文字と画像が混在するページを作成したとします。ここに、画面が小さいスマートフォンでアクセスすると、文字が表示されたあとに画像が表示されるというようなことがおこる場合があるのです。
文字と画像を固定する特殊な作り方をすることもできるのですが、不特定多数の人に見てもうらホームページでは、見ている人の画面の大きさを限定することは出来ません。ですから、ある程度レイアウトが変化してしまうものとして、内容重視で作ることが多いのが現状です。

会話例

「このホームページレイアウトが崩れているよ」

レイアウトが画面サイズによって変わる、レスポンシブデザインにしてね」
(パソコンやスマートフォン、タブレットなどそれぞれに対応できる「レスポンシブデザイン」という表現方法が注目されています)