3. 3C分析で自社を取り巻く環境を知ろう

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市場を知ることも、環境分析を使ったマーケティングをするためには必要です。

市場を客観な視点で見るためには、

顧客(Customer):市場や顧客ニーズの変化
競合(Competitor):競合企業が顧客にどのような影響を与えているか
自社(Company):市場の変化に対して自社がどのような施策をしているか

の3要素を分析します。これを3C分析と呼びます。

この3つの関係性に、PEST分析でわかったトレンド、ファイブフォース分析でわかった業界動向を加えると、必要な分析結果を取捨選択できます。分析する範囲を広げすぎずに、自社に必要なマーケティング戦略の方向性を見つけられるでしょう。

4.SWOT分析で浮かび上がる「市場機会と自社課題」

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市場機会と自社課題には、SWOT分析が効果的です。

SWOT分析とは、外部環境や内部環境を

強み(Strengths)
弱み (Weaknesses)
機会 (Opportunities)
脅威 (Threats) 

の4要素で分析する手法です。

「機会(O)と脅威(T)」は、政治・経済・社会・技術動向、業界環境の変化や顧客ニーズなどの自社の努力では変える事ができない外部環境要因です。これに対し、「強み(S)と弱み(W)」は市場や競合の変化に対応するに自社の取り組みなどの、自社の努力で変える事ができる内部要因です。

この4要素を分析し、事業の方向性、商品開発、販売計画など仮説を検証していくと、市場機会と自社課題がわかります。

市場機会と自社課題を知ることで、環境の変化で生まれる弱みをカバーして市場機会を逃さない戦略、自社の強みを生かしながら市場の脅威を克服していく戦略など、自社の置かれている環境に合わせたマーケティング戦略を練られるようになります。

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※会員限定でテンプレートがダウンロード出来ます。形式:pptx

SWOT分析に使えるテンプレートを用意しましたので、ぜひ活用してください。

SWOT分析テンプレートはこちら

まとめ

マーケティング戦略を立てる時は、政治、経済や業界動向などのマクロ分析、顧客や自社の強みや弱みなどのミクロ分析の視点から、自社の置かれている環境を全体的に知る必要があります。

どんなに良い施策や戦略でも自社の置かれている環境にあっていなければ良い効果は期待できません。事業の方向性や戦略を考える時は、環境分析をするように心がけましょう。

正しく環境分析をして、全体を把握して環境にあったマーケティング戦略をすれば、より多くのビジネス機会を得られます。